人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ただいま〜!

ただいま〜!_d0180447_02024519.jpg

帰宅して5日が経ちました。
滞在中グラナダは51度なんて気温をマークしたくらい焦げそうに熱かったので、森の涼しさにしみじみ感動してます。


ご存知の方もいるかもしれませんが、コロナ禍の旅は行きはよいよい帰りはコワい~♪
訪れた国(スペイン・イタリア)は、コロナ禍だけれどワクチン接種証明グリーンパスがなくても、簡易PCR検査が2000円ほどで受けられて、それを持っていればどこでも行ける。空気の流通がある外を歩くときはマスクはナンセンス。
店に入る時だけマスクが義務。テラス席での食事はマスク不要。
コロナでお酒を出すのは夜中の2時までに短縮されたと友人が嘆いていましたが、、、日本人からすると笑い話のような話かもw
スペインは入国できる国できない国を分けているけれど、日本についてはPCR検査もワクチン接種証明も要らずに入国ok。ヨーロッパの国々は互いの感染率やワクチン進行状況でランクを決めて、Aランク同士ならノーチェック、、、みたいな感じで行き来できる体制にしていました。経済活動が前向きに始まっていたのです。


さて、海外へ行くより水際対策という鎖国を続ける日本に入るのが一番難関なのです。
72時間前までにPCR検査で陰性証明をもらう、、、くらいはできるんですが、それを「日本政府の指定フォーマットの書類」以外での提出は認められず、外国人は元より日本人も入国拒否、出国してきた国へ強制送還されると聞いていました。PCR陰性って以上に、書類の形式が大事というのが日本らしい。

私達の帰国は、折しもスペインでは店も公的機関も機能しなくなる8月バケーション中の、しかも3連休の最終日でした。
PCR検査を受けるまでは平日で、結果が24時間後メールで送られてきた時には3連休スタートで、すでに医療機関がお休み。
陰性結果を日本フォーマット書類に書き直してもらうことが不可能で頭を抱えましたが、ただ厚生労働省のH.P.をくまなく見ると、やむを得ない場合は認めると書いてあったので、それを望みに帰国便に乗りました。

私達の飛行機はカタール航空の乗り継ぎローマとドーハ2回という、格安チケットだったのですが、
スペインを離れ、乗り継ぎのローマでの再チェックインの際に、、、
なななんと!
PCR検査陰性証明書が日本国フォーマットではないことを理由に、空港にて捨てられたのでした(汗)

日本国までたどり着けば、申し開きもできますが、航空会社のチェックと判断で、頑として客をはねているんです。
2ヶ月前に、私達と同じケースで入国出来たと言っていた友人がいるので、8月になってさらに厳しくなったのか?
聞くところによると、日本に入れなかった客は航空会社持ちで元に戻すことになるそうで、それにびびって事前に例外も認めない一律チェックを始めたのかと想像してます。真相はわかりませんが、運が悪かったのは確か。
とにかく、急いでその日のローマのホテルを探して、帰国便が乗ってる途中で取り消されて消滅したので、ローマからの帰国便の取り直し、PCR検査やり直しの刑にあったのでした。痛い出費と帰国が予定より4日遅れる大惨事。

さらに、帰国したら3日間ホテル監禁の刑があり、コロナがなくスペインから帰国する場合より、1週間遅れの森到着でした。PCR検査3回陰性でさらに今現在も、自宅軟禁と追跡調査報告中なので、多分、今私達って日本の中で誰よりも安心な身体かもw

三日間の監禁について、どんな扱いをされるかというと、外国人が監獄のようだと怒りだしたそうですが、私も生まれて初めてそんな気分を味わいました。
成田にて防護服の方々に囲まれ、PCR検査と問診たらい回し3時間、全員終わるまで待って、バスで1時間も護送されたホテル。
小さな子どもに優先待遇なし。子供がずーっと我慢を強いられる状況にちょっと唖然。
それぞれ悪い人ではなさそうだけれど、トップダウンで個人の判断が許されない感じなので、誰もなにも子供に手を差し伸べられない感じ。欧米だと、最低限の判断を個人に許されてると思うんだけど、そこが、、、ひとたび「大義名分」が出来ると、全体の和を重んじ個を蔑ろにして我慢を強いる、軍部が暴走してもストッパーがなにもなかった戦時中と体質が変わってない気がして心配になりました。

ホテルでは、夫婦別室の狭い独房、アルコール禁止。←コロナと関係ないやん!ラテン国から来た人はこの時点で、自主帰国しそうww
毎日3食、冷や飯とインスタント味噌汁、紙パックのお茶とオレンジジュースの配給。
館内放送で合図されたら、独房から手だけ出して配られたビニール袋を取り込む毎日。
缶詰のフルーツポンチがプラ容器で着いてくる以外、果物など新鮮なものがない上、不味すぎて(弁当特有の匂いが)、どんどん食が細くなり。TVを見ることだけが、ふんだんにある自由。
窓も10cmほどの隙間しか開かない部屋。
身動き取れないからか、ただ眠くて眠り続けていた3日間でした。
今なら「アンネの日記」も書けそうと思った体験。もう永遠に体験したくないもんです。

帰った翌朝に電気を切られておおわらわ。
予定より4日遅い帰宅だった為、電気料金払ってなかった(引っ越してまだ家も出来てないまま5ヶ月目なので、引き落とし手続きを忘れてました)ことに気が付き、、、慌てて払いに行ったという、後日談付き。
もう一日ずれていたら、冷蔵庫のものは腐ってただろうし、夜に帰っても電気がつかないなんて目に遭ってたのかと思うと、セーフ(冷汗)運悪いこと、毎回綱渡りなことばかりでしたが、その割には概ねうまくいった方かなって旅でした。



Commented by kyoko at 2021-08-31 11:52 x
お帰りなさい、

思えばオリンピック最中に用事を済ませる事が出来て良かったですね、アフガンのことも有りいつまた飛行機が飛ばなくなるのか判らない世の中になりました。
コロナ感染者も身近に迫ってきましたこの頃、主人があなたは上野のパンダの様に毎日空調の効いた部屋でウロウロと言われ大笑いしました。

冬までの3ヶ月(父は11月に山の家を閉めていました)
最高の季節を楽しんでください。
お体に気をつけてお過ごし下さい。
Commented by africaj at 2021-09-01 23:34
> kyokoさん

ただいまです。
ほんとに、刻々とコロナの状況も変わっていますし、今こうだからと言って数カ月後どうかは誰もわからない世の中になりましたね。コロナ、、、早くどうにかならないかしら。

美しい夏を今年は逃してしまったことが残念ですが、これから更に美しい秋。
楽しみますね!ありがとうございます♡
by africaj | 2021-08-30 02:02 | お出かけスペイン・イタリア2021 | Comments(2)

ついに、都会から田舎へ引っ越してきました!皆で家を建てたら、森暮らしの始まりです♪


by africaj