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子育てをする時、いつも自分のその年のことを考えてきました。
その時の気持ちを思い出して、子供の気持ちになって色んなことを決めてきました。

でも、18歳にもなると、理解するのは難しいですね。
私は悩むよりやってみる方だったなと思います。
斜に構えることもなく、好きなことに素直だった。
好きじゃないことも努力すればなんとかなるかもしれないと思っていた。
単純だったのかなあ?

息子は、いつの間にこれほど斜に構え、素直に進めず、夢もなく、
好きなものもわからず、好きじゃないものにだけ素直に「努力しない」を選ぶ子になったんでしょ。
私から見ると、「頭を使わない」で漫然と生きてみえるのが最も勿体無いのです。
それとも私には見えないだけなのか。
三年寝太郎が家にいるようです・・・。

「好きなもの」がわからないなんて。
寄せては返す波のように、見てる私のほうが定期的に辛くなり不安になります。
思春期の親ってこんなものなのでしょうか。
学校行ってる子の方がまだいいんじゃないかと(高校中退なので)思えますが、
友人に相談すると、「学校行って社会に出て、結局自分の好きなことじゃないってやめる子が多いから
学校行っても一緒」と言われて、そうなんだろうかと悶々。
今の時代の風潮なのでしょうか?

息子のことを考えて辛くなると、私も無気力に襲われるのが困ったものです。
混沌とした沼に落ちていくよう。
無気力になって冷え切るとやっかいなのです。
その前に自分の好きなことにすがりつくことに私はしています。
料理したり本を読んだり。そんな時に作るものは最悪。本は同じページをぐるぐる。上の空だから。
そしてふっと抜ける。
ここは嫌だと自分で強く思う気持ちを呼び戻さないと、どんどん深みにハマってしまうのですよね。

余計かもしれないと思いつつ、こんなことをしましたよ。
「好きなことを本当は100個書くといいけれど、30個でもいいから書いてみて」
えーといいながら書き始めたら、案外あるって面白がってくれて良かったです。気がついたら62個。

そこにパパがひらめきました。
「好きなものをランダムにしてトーナメント戦にしてみよう。あと2個増やして」

で、トーナメントしてみましたw

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好きなこと。
書きはじめたら、普段やっていることと全く違う物が出てきました。
生きものや植物の生態、もののなりたち、歴史、そんなものが上位に並ぶ。ふーん。

空想より案外ドキュメンタリーが好きだったのかも。
と、本人も家族も初めて知ったり。

これがなにか役に立ったかは謎。
今日の彼を見ていてもいつもと変わらないので。
でも、親は手を変え品を変え、小さなちょっかいを出してしまうのでした。

***

今日のNHK情報番組で聞いた言葉「一日を一生と思って生きる」。
いつまで頑張ればいいのかわからないから辛い。
「今日だけ頑張ればいい」
身の丈にあったことを一生懸命一日だけ頑張ればいいの積み重ね。

は!息子は、遠くの未来が見えなくてやる気も起きないのか?と思って、その言葉を教えてあげました。
明日のことは考えなくていいから「今日を」と。
そうしたら、つまり「その日暮らし」ってことだよね?
って返ってきた。

・・・・・・・・・んーなにかが・・・違う。。。


あ、blogで書いていて気が付きました。
「一生懸命頑張る」ものがないと、それは単なる「その日暮らし」ということ。とほほ。




by africaj | 2019-01-18 15:20 | 息子のはなし | Comments(25)
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 今年初の家族で見た映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。
 もちろん私達は昔見た映画で、息子は初めて。

 調べると、もう1988年(日本公開1989年)ということは、
 この映画を見た時から30年経ったことになります。
 30年間この映画のイメージは、小さな映画館を舞台に映画今昔的バックボーン。
 それから、映写技師のアルフレッドと、ちっちゃなトトとの友情物語。
 記憶に焼き付いているのはトトの可愛さ。
 シチリアの村のやんちゃで素朴な昔懐かしさ。
 









別の意味でも懐かしい我が家。
一部、海に面した野外映画場のシーンは、我らが沖に船を停泊させて探検に行ったチェファルー!
風まかせだから調べず旅してて、散策してる時は気が付かなかったんですがw
でも、色々旅した中でもその入江のフォトジェニックさは思い出深かった場所。

息子は昨日は大大大感動して、今日もやっぱり「良かったなぁぁ」と
つぶやくくらい感動していて、たぶんそれは当時の私と同じような気持ち。

30年後に久しぶりに観た私にとっては、当時気が付かなかった
「巣立つ子を送り出す親の思い」がすごく強く表現されてることに初めて気がつきました。

戦後から映画は始まり、映写技師のアルフレッドにまとわり付いて映写技術を覚えたトトも
映写技師になるけれど、徴兵制で3年間服役。
時代の流れに世の中が少しずつ変わっていく中、村に戻ってきた青年トトにアルフレッドが言うのですよね。
我らの言いたい、でも言えない(いや言ってるけど)言葉を。

この場所から出ろ。
ここに居ると自分が世界の中心だと感じる。
何もかも不変だと感じる。
だが2、3年も他にいると、何もかもが変わってる。
頼りの糸も切れる。会いたい人もいなくなってしまう。
一度ここを出たら、長い年月帰るな。
年月を経て帰郷すれば、友達や懐かしい土地と再開できる。

今のお前は私より盲目だ。
人生はお前が観てきた映画とは違う。
人生はもっと困難なものだ。
行くんだ。お前は若い。
もうお前と話したくない。
お前の噂が聞きたい。

帰ってくるな。
私達を忘れろ。
手紙を書くな。
ノスタルジーに惑わされるな。
自分のすることを愛せ。
子供の時、映写室を愛したように。

「村を出てローマへ行け」って言うの。

ううう。涙ボロボロw
息子にもちょっと伝わった気がします(願望)
私達もそう思う。30年会えなくてもいいから、頑張ってるうさわを聞きたい。


いい映画って、何度観ても見るべきところがありますね。
自分の成長とともに、感情移入するところが違ってくるから面白いです。


ところで、改めて見ると
青年になったトト君、格好いい♡

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 ということでマルコ・レオナルディ君を改めて検索したら、
 アントニオ・バンデラスの、ギターケースで有名な
 マリアッチ映画「デスペラード」に出てるんですね!
 改めて、観なきゃっ♪






野外映画場とか、小さな映画館とか、息を吹き返すことはないのかなあ。
もうDVDがレンタルされる時代から、そのTSUTAYAがAmazonプラムに苦しんでる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」と共に、忘れ去られていく運命を描いたものとして
私の頭の引き出しに一緒に入ってるのが、この歌。

Video Killed the Radio Star」


しくしく。ラジオだって新たに復活する余地はたくさんありそうなのに。

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 ってことで、こっちも観たくなってきました。
 三谷幸喜脚本・監督作品「ラヂオの時間」。




   
 
やばいです。
忙しいのに、どんどん観たい映画が増えていくw


by africaj | 2019-01-09 16:38 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)
息子が。。。

なんですが、すっかり夫婦ともに巻き込まれている日々です。
やっぱり面白い映画を観てると、それが懐かしかったりだと、ついつい一緒に見ちゃいますね(汗)

発端はやっぱりミロス・フォアマンの「アマデウス」(1984年)。
それは記事にしました。

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  ここに出てきた主役の彼






が、パパの大好きな映画「アニマルハウス」(1978年)に最初に出てきたんだよねー
って話しになり、

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  ホントだホントだ!
  女の子、誰かわかる?
  「あ!インディ・ジョーンズの酒豪の彼女だ!」
  「インディ・ジョーンズ」(1981年)が見たくなったりw




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  「ブルース・ブラザース(1980年)」のジョン・ベルーシが
   デブなのにキレっキレの動きがとにかくおかしくて。
   とにかくメチャクチャな話しとジョン・ベルーシも唖然な存在で、
   久しぶりに観たけれどお腹抱えて笑ってしまった。



やっぱりジョン・ベルーシがすごすぎるって話から、
「いや、こいつらが一番面白かったのは『サタデー・ナイト・ライブ』だ」ってパパの誘いで、
「オレたちひょうきん族」の元になったと言われるそれを、息子はとにかく探して観たがり、、、

我が家の家宝、一年に一度は観る

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  「ブルースブラザース」を今年は息子が率先して観始め、
   兄ちゃん役のジョン・ベルーシがとにかくやっぱり笑えて。
   弟役のダン・エイクロイド(背の高い方)は、この後




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   私の大好きな「大逆転」(1983年)同じ監督ジョン・ランディス映画で
   エディ・マーフィーと組むんだなあ。
   それから「ゴーズトバスターズ」(1984年)に出る。








ジョン・ランディス監督はそれから、マイケル・ジャクソンの私が大好きなPV「スリラー」(1983年)を撮る。
あの面白さは衝撃的だったなあなどと懐かしく思い出したり。
パパと私は6歳違いなので先行して映画人生を歩んでいて、語り始めるととまらないのですが、
音楽と同じで「映画」もその時なにをしていたか記憶を呼び覚ます種だから、
好きな映画が始まると無性にソファーに吸い寄せられてしまいますよねw   

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  「ブルース・ブラザース」で
   ジョン・ベルーシを追っかけてる凶暴なねーちゃんは、
  「スターウォーズ」(1977年)のレイア姫。
   去年亡くなっちゃったけれど(涙)
   


ミロス・フォアマン監督もやっぱりすごい。
と思いつつ、見落としていた名作「カッコーの巣の上で」(1975年)を息子が借りてきてたから
夕食食べ終わっていきなり、食器洗いもお風呂も中断。
映画観終わってから、1人台所で洗い物してお風呂入って、午前すぎるの辛いんだよなーと思いつつ、
やっぱりソファに吸い寄せられてしまうw

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  でも観てよかった!
  あんなにあんなに名作って聞いてきたのに、なんとなく重そうで
  見逃してきたわけで。
  でも観てよかった!
   


ジャック・ニコルソン、なんてぇ俳優だろうって改めて感動。やっぱりすごい。
なんとも言えない、優しさとやんちゃさを持つ主人公に惹きつけられて話が進む。
色んなことを考えさせてくれる、凄い映画だった。

当時の精神病院の実態と、ロボトミー手術について
息子が詳しく教えてくれて驚きました。よぉ知っとるなあ。
そういえば一昨年にアウシュビッツを訪れたつながりで、ハダマー精神病院へも見学に行っていたし、
本人も興味があるから調べまくっていて、やたらと詳しい。

親と思春期との世代間ギャップと言われますが、
映画の話でなんだか結束力が強まっている最近の我が家でしたw
平成生まれの息子、でもその平成も終わっちゃうんですよねー。


息子ね、
やりたいことがわからないらしく目下ぐるぐるして、家にいるのですが、
そして彼を見ていて自立できるのかと不安になるのですが・・・

たぶん4年くらい前に
「親の好きな映画にくっついて観てるだけで、自分から調べてこれ観たいあれ観たいってならんのか!」
と私は情けなく思っていたのを思い出し、あら気がついたら自分で借りてきて
自分で映画観る空間を整えて、ポップコーンまで作って、家族を誘うようになったじゃない
と気が付きました。

以前も書きましたが、
私達が息子にやってあげられるのは「いい映画をプレゼントする」ことくらいかと、
自分たちの知っている好きな映画を2歳くらいの時からとにかく一緒に観続けることにしたんです。
映画を観るのは家族行事として、DVDのない映画館か水曜ロードショーしかなかった私たちの時代のように
有無を言わさず一緒に観る。子供に迎合しないで、難しくて彼が面白くなくても一緒に観ることにしてました。

高校生になっても「有無を言わず」親のいいって映画を喜んで観続けてる姿に、
さらに興味持って自分で検索かけて、TUTAYAに一人で行って借りてきたりしないのか?と、
歯がゆく思った時期が数年続いていたのです。

歯がゆい期間が、私が想像するより相当長い奴なんだな・・・。
でも、そうなら、息子は成長が遅いだけで、やっぱり待っていたらいいのかもしれない。
見守らねば。
と、今更ですがまた反省してますw


by africaj | 2018-12-07 12:38 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(12)
甘露煮と鶏もも肉の炒めもの。

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1)鶏もも肉を塩を軽くして、グリルで焼け目つけてから一口大に切る。
2)生姜千切りを脂を入れたフライパンで香りが立つまで炒めたら肉を入れてさらに炒める。
3)鳥スープ少々を入れて炒め煮し、栗の甘露煮と白髪ねぎを入れて軽く炒めてから、みりんと醤油同量合わせたもので味を整え、  
  タレが絡むまで炒めたら出来上がり。

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友人が一緒に頼んでくれて小布施から大粒の栗が3.5kgも舞い込んで幸せ気分と
想像以上の量に戸惑いの夕方。

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最近、栗の甘露煮も好きなので渋皮煮と二種類作ります。
渋皮むかなくていい渋皮煮の方が楽かなー渋抜きしなくていい甘露煮のほうが楽かなーと揺れながら、
一個一個楽そうに思った方を仕上げるw
勝敗は、全むきする甘露煮用が2kg,渋皮残す渋皮煮が1.5kg。
やっぱり渋皮煮めんどくさいって心の奥底で思ってるのが出たなwなどと一人で突っ込み入れる秋の夜長(爆)


実は息子が東京に一泊二日の荷物でリュック背負って行ったっきり1週間「消息不明」だったのです。
携帯はバッテリー切れ、ラインも既読にならないからwifiないところにいるのか。
そう言うと皆が「音信不通」あるよねーって返してくれるんですが、音信不通はいつものことで、今回は「消息不明」。
だいたい悲しいことがあると万難排して電話かけてくる子なので、頼りがないのは良い知らせとのんきに思ってましたが、
北海道の地震、矢継ぎ早にくる台風が息子が行ってる間にどどっとあって、ニュースを見てるうちに
どこに泊まってるのかも、お金はどうしてるのかも、なにも知らないって、生き別れになるかもこのご時世じゃ。
いやいや、江戸時代なんて旅に出る息子を見送るときって、今生の別れと思ったんだろうな。それに比べたら。
携帯なかった昭和だって、そうそう連絡取り合わなかったもんな。それに比べたら。
これは自立の一歩なのだから干渉してはいけないいけないいけない~
栗をむきながらぐるぐるですよー。

心配になってしまい、唯一の心当たりに連絡を取ることにしたら、
その心当たりが、さらなる心当たりを当たってくれ、発見されたのですが(友人宅で健全に絵を共作して遊んでいた)。

台風大丈夫か?のラインメッセージすら既読にならなかったことで喧嘩になり、
「心配している側の気持ちがわからんなら、もう帰ってくんな。自活しろ!」で終わり。あーあ。
青年の巣立ち時期ってどこまで干渉すべきか、特に性別が違うから難しい。
パパはどうだった?俺は連絡は一応した。だよねー。
性別の問題じゃないのか?
ラインで決裂してまた音信不通。(裏からパパが「帰っておいでー」ってメールして「ごめんなさいー」って返事来たらしいけど)
母が怒って父が手を差し伸べる、こんなんばかりですよ。くそー!また悪者役かー。

翌日も延々終わらない栗の皮むきを、せっせとしながら
気がつくとさだまさしの「案山子」を歌っていた。
ほんと、やんなっちゃう。親の心子知らずや。



歌いながら、やっぱりいい歌だなーとしみじみ。
面と向かって言えないから、こんなお兄ちゃんが放蕩弟に言い聞かせてくれたらいいのにな。うち一人っ子だしな
と思ってたら、ひょんなことで知ったのですが、

この歌、島根県の津和野城跡が舞台で、
そこの松の木が、自分の足元で遊んでた子どもの一人が成長して街へ行ってしまったのを
元気か?寂しくないか?って語りかけてる歌だったんですって!
知ってました?
それを聞いて、昔読んだ絵本を思い出したりして。

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このお話、私は悲しかったんですが。
一緒に遊んだ木が子供に尽くしまくって消えてそれでも幸せという終わりかた。
ま、それは置いといて。

肉親では照れくさくて言えないけど、大自然だから言えるのだって。

この記事読んでたらまたほっこり優しい気持ちになりました。
これをいくつの時に作ったのだろう。私なんて自分がこの状況になって今初めて色んな事わかった気がするのにな。


おかげで、黙々と栗作業に集中出来ましたよー(苦笑)

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渋皮は灰汁で渋を抜きます。
重曹より効果が優しくて栗の風味が残り、何も使わないより時間短縮で、私の気分にちょうどいいから。

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一日半かけてゆっくり三回に分けて蜜を入れていって完成。
3年かかって今回で一応レシピは完成。
ふわっと柔らかくて蜜が染みていて、ホロホロっとしている。
来年の栗のシーズンに同じ感じで仕上がるかもう一度見直したら、本当にレシピもできあがりです♪

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くちなしの花で色を少しつけて、甘露煮も作りました♪
渋皮煮が手間かかりすぎて気楽に手が出ない分、甘露煮は崩れたものはちょいちょいおやつに食べやすくて好き♡
年末年始に作るちまき用に瓶詰めにして。
今回は冷凍もしてみましたが、どうかなあ。






by africaj | 2018-10-06 15:39 | 季節の手仕事・発酵もの | Comments(8)
ばあばの家で長い長い夏休みを楽しんでいる息子。
おばあちゃんとテンポの合う17歳男子ってどうよって思うけれど、息子が居れば安心なことも多いので、
好きなだけ居てくれと見守ってます。

が、しかし。
先日、憤慨した母から電話が入りました。

「もう出ていきなさいって追い出したわよ!」
なにが起こった?
聞くと、たわいない話でした。
長髪の息子を見かねて母が言ったのですって。「もっと他の子みたいに普通の髪型に切ってきなさい」

息子は思春期のわりに(不条理な制度にはよく怒ってるけど)人に対して99%怒らないと言っても過言じゃない男子。
それが最後の1%、この「普通にしなさい」という言葉に激怒しちゃう。
まさに「竜の逆鱗に触れる」です。

「ばあばは、短い髪の毛のくうちゃんが好きだから切ってこない?」って言えばよかったのにと言ったら、
そうなんだけど・・・と、もごもご。
案外と言葉で表現するのが面倒な時も多くて、「普通に」で済ましちゃうんですよね。
安直に使える「とりあえずビール」的な言葉なんだなーと思います。

ばあばの言い分に「子供かい!」って苦笑しつつ、明日なにが起こるかわからない年齢なんだから
大切に思う人とは喧嘩で別れちゃダメだってば!と説得したら、
なにが起こるかわからないって方に反応されて、私が藪蛇だった事件(とほほ)
渋々孫に電話して戻ってこさせ・・・その後詳細わかりませんが、息子がまだ東京にいるってことは解決したのかな。まったくもー。

息子へ、「普通にしろ」って言葉は相変わらず地雷です。
うちの子だけかと思ってたら、先日NHKで不登校がテーマの番組で、宮本亜門が不登校になった時に
親に「普通はみんな通ってる」と言われて、心のすべてのシャッターが降りちゃったと語ってました。
なにが普通なのか。僕は普通じゃないのか。その言葉で完全に引き篭もったんだとか。

東大のプロジェクト「Rocket」で集められた子たちは、変わった子やこだわりの強い子それぞれかなり違うけれど、
この「普通」がわからない子たちってのが共通点かもしれません。
彼らを見ていると、世の子供は「普通」の気分がわかる子とわからない子の二通りに分けられるのか?
などと思う今日この頃。わからない子同士も互いに理解し合えるのが面白いのです。

学校をやめ、大人の中で育っている息子は、
お馬鹿な十代同士で無知な会話を楽しみながら何かしらエネルギーを得ていく、
「青春」とか「同世代で馬鹿をする」こっ恥ずかしく青い時間を経験できないで終わるのかなと、
そこだけがかわいそうに思えてた私。
そうしたら、ここ最近ですが、
「普通がわからない」気の合う友人が色々できて、
家に遊びに行ったり泊まりに行ったりするようになりました。
東京でもここ数日友人宅に泊まりに行って、心置きなく共作で絵を描きながら物語を作って遊び、
今日はもう一人の友人と合流して3人でどっかの大学へひやかしに行くんだとかで。
会ったことのない息子の友人たち。
夕食をごちそうになったり、泊めていただいたりするたびに電話で挨拶すると、だいたい
「友達が家に遊びに来るなんて殆どないので、とても嬉しいんです」と向こうのお母さんがおっしゃる。
そして、互いに出会えてよかったですね なんて喜びあって電話を切るのでした。

皆、とても歴史や芸術や科学に長けていて、話していることがすごく高度でマニアック。
学校ではそれを、運が良ければ「博士」と受け入れられ、運が悪ければ「キモっ」てはじかれ。
TVではそんな子たちを最近よくテーマにしてますが、どうも過ぎた特集でしっくりこない。
各地に分散してる「普通がわからない子」同士が出会えるだけで、ちゃんと社会にハマる道を模索始めるわけで。
皆1人きりに落ち込んで疎外感に悩む「普通の子たち」なのですよね。

あ、これって「みにくいアヒルの子」の話みたいですよねw



by africaj | 2018-09-08 15:40 | 息子のはなし | Comments(4)
FBとインスタがあまりに簡単に記録でき交流できるので、
blogに戻れなくなっていました。
暑さ疲れのせいで、ラクなものに流れちゃう~・・・と、パソ前に座れずにいましたが、
私をblogに引き戻してくれるのはやっぱりこの人。息子のことはやっぱりblogに書き残しておきたくて。

奈良の茶摘みアルバイトと北海道の炭焼き窯修理で夏中いなかった息子。
いつ帰るかもわからず、連絡も無く、連絡もせず。音信不通が続いていたと思ったら、
夕方に突然「これから帰る」と公衆電話からの留守電が入っていました。
いつも携帯切れてる人。留守電が返せません。どこからかけてるんだろう?

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この時期だけの鱧の卵。
頭と骨で取った出汁と水洗いした卵を入れて少し火にかけ、固めました。
徳島のお土産に頂いた、久しぶりの実付いて間もない甘いスダチを添えて、夏の味♪

突然だったので夕食の数が足りなくなってあたふたです。
2人分を小さく3つに分け分け。
ややして真っ黒に日焼けして、長髪で帽子被ってるスナフキンのような人が帰ってきましたが、
息子の声だったから辛うじてわかったようなもので(汗)

でもね、細い体にお土産話が一杯詰まっていました。
2人で過ごすのも気楽だけれど3人もやっぱりいいですね☆


どうやらお茶にとても興味を持っているようです。
まだ具体化していないけれど茶園から台湾の茶園に留学する話に手を上げているのですって。
へー、いいじゃない!行って来い行って来い♪

先日の変なルートの台風の時、情報の隔絶された田舎で台風が来たことも知らずに過ごしたんですって!
雨漏りする古民家で、まあ大変な夜を過ごして朝起きてから台風だったことを知ったとかw

高校生二人に、20代1人30代1人で一緒に寝泊まりして毎日茶摘みと雑草取りの日々。
基本自炊。でもまともに料理ができる人ゼロ(苦笑)
教えても覚えようとしなかった子が、料理教えてくださいって毎日ノートにメモしてるんです(笑)
切実だと人は変わりますねーw

間に地元の人のところにお呼ばれしたり、お茶の勉強したり、人や文化の繋がりの大事さを学んでいるようです。
そういうことをベースに古民家を再生して、地域の繋がりを作るプロジェクトを始めたのだそうな。
若者はアイデア出し担当、30代組は社会や企業を説得する担当。
聞いているこっちがわくわく。

なにより好奇心いっぱいにイキイキして帰ってきたのが大きな変化です。
スペイン時代の息子のよう(嬉)

中高と学校に関わったトラウマのせいで前に進めなくなったなどと言っていた息子。
小学校はフリースクールだったので
高校中退とはいえ、学校と関わったのは中2で不登校を始めるまでのたった1年半。
日本的規律やルールや教育方針、個より全の全体主義が呪縛だそうだが、そこまで抜けなくなるかなあ?と
怪しんでいましたが、ほんとうだったみたい。
「屈折」がなくなって、やろうって気持ちを素直にやる人に戻ってる。
心って、人それぞれに傷つきどころがあって、癒える時間もまちまちなのですね。
癒えないで傷を上塗りしていくから、素直にまっすぐ進むことができなくなってしまう。
大人になると屈折するものと思ってましたが、理由があって結果なのですね、きちんと。
傷が癒えてないからなのか。と、自分の真っ直ぐじゃない部分を遡ってしまいましたw


よく、思春期の子は親の他に、年の近い大人が側にいるといいと聞くけれど、
今ちょうど息子はそんな環境の中にいるようです。


お茶の世界にはスコーンだから教えてと言われて、さっそく。

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今年頭くらいにスコーンの研究をしたので、美味しくて簡単なのを教えてあげました。

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あーでも、この暑さではバターが温かくなってしまって、
オオカミの口を開けるのは難しいですねー。
でも、ふんわり美味しい♡
久しぶりのスコーンを、息子の無農薬茶園の「和紅茶」でいただきました。

「和紅茶」って私初めて飲みました。
ほうじ茶と紅茶の間みたいな、苦味がなくてスッキリした味なのですねー♪

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「ひょうたんを水筒にするのはどうしてか知ってる?」
水筒を作りながら得意げに聞いてきました。
ひょうたんは少しずつ液体が染み出すから、気化熱で中の液体が冷たくなるのですって。
暑い夏、日向に置くほど中が冷えるのですって。

茶園に戻った時に水筒にするのだと、せっせと作っておりました(笑)
蓋がない蓋がない~と言ってたと思ったら、次に見たらこんな可愛い水筒が完成してました☆

私たちの知らない仲間ができ、自分の人生が始まろうとしてる息子。
私の好きなものと重なり合う部分もたくさん、パパの趣味と重なる部分も沢山で、
その行動の多くを理解できるから、なんだか自分の分身のようにも感じられてわくわく。
聞けば何でも話してくれて、相談もしてくれるので、彼の人生のブレインでもあって。
これから始まる冒険を特等席で観戦する気分です。
親の仕事って育てるだけと思ってましたが、最後はこんなお楽しみが付いてくるんですねえ♪
私ができなかったこと、これからするには時間がない体験
どうぞいっぱいやって、どんどん私に教えて欲しいなあ♡



by africaj | 2018-08-15 18:04 | 息子のはなし | Comments(8)

最近の息子の話。

旅行記に戻る前に、息子の最近も書いておかなければ。
目下、北海道に炭焼き窯を直しに行ってる息子。

東大の異才発掘プロジェクト「Rocket」の活動はまだ続いています。
炭焼き窯の修復にかかるお金100万円を子供たちでなんとか稼がないと先に進まない。
最初10人いたので一人10万円集める話で、息子は映画館のアルバイトで10万円貯めたのだけれど、
仲間がどんどん音を上げて抜けていくのでお金も貯まらず次に行けないみたいですが。
こういう時、-30度の極寒作業でも一人になっても音をあげず続ける性格だったのかと、
色んな息子の面がわかって見守ってます。

炭焼き職人の元で炭焼きと共にアイヌの昔の暮らしを学んだり、インドで貧しい階級のアイデアと富裕層の富を結ぶムーブメントを学んで、
今は、奈良で無農薬の茶畑を通し、古民家の修復利用と過疎化しつつある村の活性化に尽力している方を手伝って、
岐阜へ幻の茶葉の話を一緒に聞きに行ったり(そして財布を落とし路頭に迷いそうになる)、古民家再生の話し合いに行ったり、そんな日々。

ゆっくりだけれど、過去のたくさんの映画を見るのと色々な大人たちと出会い関わることで成長してます。
皆が受験勉強している時間、息子は大人から学び体験し、ゆっくりゆっくり人のつながりや世の中について考え、
皆が大学生をしている時間、息子はまだ周囲に教わりながら、ゆっくりじっくり自分の生かし方を考えていそう。
動きはとてもゆっくりで自分に忠実にしか進まず、そんな風に積み重ねる5年後、10年後、20年後、
どんな風になっているんでしょう。
私の歩んできた道と違うので、見守っているしかないですが、
レオ・レオニの絵本「フレデリック‐ちょっとかわったねずみのはなし」を思いだして、もしかしてフレデリックなのかなあと思うのでしたw

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息子の作ってきたお茶は茶葉の形一つ一つあるお茶。
茶葉をそのまま食べても美味しいし、香り高さに驚きます。

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一煎目、二煎目、三煎目、煎れ方にいちいち煩いのがたまに傷。
面倒くさいから息子が自分で煎れて振る舞ってくれたらもっとうれしいのにと思う今日この頃。
色んな親子の形がありますが、我が家はかなり変わってるんだろうなw


by africaj | 2018-06-29 13:31 | 息子のはなし | Comments(8)

吾輩は猫である。

息子がクラッシックに傾倒していることは以前も書きましたが、
いろいろと聞くうちに「俺、バッハ(←平謝!ベートーベンと訂正されました)が一番好き」とよく聞いている。
ベートーベンの中でも「月光」が好きらしい。
私はクラッシックは通り一遍聞き知っていても、比較したり好きな曲を特に決めて聴き倒してないので、
今更注目して聞いたのですが、いいですね~(←単純なオチですみませんw)

でも、誰の曲かは知らなくても、
「あ、これってお嬢様がピアノを弾いてる時絶対この曲!」「これ、お金持ちの遺産相続もつれた時の曲」
って、私もかなりクラッシック通なことに気が付きました(爆)
そう聞くとかなり面白くて、家族で聴いて当てはまる場面を想像するうちに最後は爆笑で終わるんですなぜかw

最近「負うた子に教えられる」現象ばかり。
背丈とともに追い抜かれていった心境。
どうせならあっさり全て追い抜いていけばいいのに、なかなか超えていかないもどかしさもあるこの年齢。


情報収集機能のバランスが悪い子なので、読む書くの集中力がすぐ途切れる問題があり、
なかなか出だしがお固い文学作品が読めなかった彼。
映像を見るのと耳で聞くことが人並み以上なので「朗読・名作全集」を薦めてみたら、
以来Audibleの吾輩は猫であるを暇さえあれば聞いています。
車に乗る時は、Bluetoothでスピーカーから流したがる。

げ、ここで文学流すんかい!と思ったけれど、
学校辞めたなら自発的にこういうことにも興味を持って欲しかったので、この一言は飲み込む。
そして家族三人で聞き入って沈黙続ける変な車中となるわけですが、

・・・面白いじゃないかw

読み手の声質もあるのか落語みたい(笑)
読むのと違って、聞くというのは違うイマジネーションが働くことを発見しました。
私は読むのは苦じゃないけれど、目と集中力を使わないって疲れないもんですねえ。


しかし長い。19時間28分。
なかなか聞き終わらない。

私は最後まで読んでいないので・・・
ねえ、『吾輩は猫である』って最後どうなるの?と、我が家で一番文学を読んでいるパパに聞きました。

「ん、最後は犬になって『吾輩は犬である。名前はまだない』で終わるんだよ。」



・・・・・・嘘でしょーーーーーーー?!(爆)


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ちがうもん。猫のままで終わるんだにゃ。


by africaj | 2018-04-06 18:46 | 家族との時間・友達との時間 | Comments(6)
今、オリンピックでハーフパイプをやってるおり、ショーンホワイトが予選で98.5出してます。
「フォーティーン・フォーティーはまだ出してません」って解説。奥の手無しでこの点数かw
家にハーフパイプある人は違うわ。

あ、決勝で平野くんがんばってるー♡ショーンを上回ってる!!


息子が一昨日、面白かった~と帰ってきました。

どんなテーマで、何してきたの?って聞いたら、
「昔を探して答えを出せ」ってテーマだとかで。
その漁村はまったくの陸の孤島で、時代に取り残され独自の生活がまだ続けられているそうな。
皆が顔見知りだから鍵さえもかけなくていい暮らし。
仕事はないので若者はすでにいなくなり、老人ばかりの村。
そして、石巻、女川と言えば津波の被害がかなり凄かった地域。
色んな事色んな話を、村に毎日通って村人に声をかけ、話をいっぱい聞いてくる作業だったらしい。

滞在したのは、「モリウミアス」という廃校の小学校を改築した
これまた面白い施設なので紹介しておきます。



今回は「モリウミアス」は滞在しただけなのですが、なにか面白いことをしようとしてるのが
伝わります。復興も兼ねてだと思うので、意気込みが違うのだと感じます。

ここに滞在していると、子供達の声を久しぶりに聞いたと、
村の人達が食材を毎日届けてくれたのだとか。
野菜、わかめ、牡蠣、ムール貝、ホヤ(種類は少ないw)
ホヤを初めて食べた息子、「あれは・・・美味しさがよくわならなかった」とつぶやいてました。
毎日カキフライ。「俺、カキフライ好きだけど、3日も連日で食べると辛いね」としみじみ(ぷっ)

参加した子たちは7人。息子が一番大きくて、一番小さな子は小4だったそうな。
現地ではipadも携帯も全部取り上げられる。
二段ベッドが並ぶ20人大部屋でみんなで寝泊まり。
夜は暇だから、毎夜「千夜一夜物語」のように息子がおはなし会を開いたらしく、
最後の日にはみんなわくわく待つようになって「陛下」と呼ばれていたらしい。
「陛下、今夜はどんなお話をなさるんですか?」って(爆)
小公女セーラかシェヘラザードかw
ああ、「千夜一夜物語」はパパの十八番で、家族で旅をして暇だとパパは男シェヘラザードになるのです。
やはり影響大だな。ほぼファザコンです。
でもいいのでしょうね。
彼の、自分の中の難しさを超えられるような気がします。しっかりイメージして、模倣からよね。

むこうでは名前ではなく、最初に自分にニックネームを付けて呼び合ったのだとかで、
息子は何故か「四十四世」(笑)
ルパン三世を直前に見ていたからかなあ?
ああそういえば、最近クラッシックに熱中してい、見ていたBSで、
ヨハン・シュトラウス二世の曲紹介で、作曲者「(父)」って書いてあるのをみて、
これってヨハン・シュトラウス「二世」ってことは、父は「ヨハン・シュトラウス」ってことだよね?
名前書いてあげればいいのに!後世で「カッコ父」で終わらされてるって知ったら「俺が元!」って怒りそうと笑ってた。
それから「○世」って言い方にすごく興味持っていたので、それかなw

村を歩いて話しかけると、招き入れて家に上げてくれて、お茶と何かを出してくれたのですって。
その村は歴史研究にマニアの域を超えるほどになったおじいさんがいて、過去から津波を予測していたそうな。
隔絶されていて陸の孤島だと皆がわかっているので、大型の発電機を市に申請し続けて、
何度断られても頑張って買ってもらったので、大変な時期もそれに救われたのですって。
津波の時の逃避ルートを研究し、各家を誰がフォローし誰が引率するかを作り、
日々避難訓練をしていたのですって。
だから、全員が助かった村なのですって。

ずっと辛い話しか聞かなかったので、そんな村があったのか!って
嬉しくも心強くも感じました。
100%やられたわけじゃなく、人智が上まわった場所もあったんですよね。

3日前に予兆があったけれど、たいした津波じゃなかったそうな。
それで、「備えよう」としていた人達も油断したせいで、被害が酷くなったのですって。
その村は、そのおじいさんが「いやこれでは終わらない」と判断したから皆で備えていたのですって。

まだ、長老の意見で統率されている世界。
それが息子の一番に感じた「昔」だったそうです。



帰宅した息子は、また少し巣立ちが進んでました。
何かが違うのです。
頼りがいが出たような。親への寄りかかりが薄くなったような。

そして、パパもある決断をしていました。
今年、用事で少し長期の旅に行くことになるのですが、息子は連れて行かないって。
私的には、行きたがるし悲しむかなってちょっとドキドキしましたが、
「俺たちの旅にあいつが付いてくると、またダメになるから、もういいんだ」って。
それは、今回の彼の変化や成長を見て本当に感じるのですよね。
彼は私達の元にいないほうがいいなと、私も薄々感じていて、
春からばあばの家に行くことを勧めようと思っていたのです。

去年、「タイムスリップ」と称して息子の思い出の場所へ旅したタイ。
あれがやはり良い儀式で、我が家の子育てもまた新たな段階に行きたいので、私達も頑張り時です。

頑張って、置いていかねば(母性本能で台無しにしないようにしないと・・・)


by africaj | 2018-02-14 11:56 | 息子のはなし | Comments(4)
息子の話は久しぶりです。
この時期、恒例の「レポート出さないと進級できない」問題が発生しており、
ついに高校をやめるそうな。
毎年毎年やめるのやめないの、
いや今やめるのは得策じゃない。せめて後悔した時に戻れるように休学に・・・という先生の言葉、
日本は学歴がないと厳しいという周囲の言葉になんとか留まって今まで来たわけですが、
面の皮一枚で繋ぎ止めて進級した後、心を入れ替えることなく、年明けから大変になるのを何度経験しても、
じゃあ最初からやっとこうって思考にならないんだもの。

これはあれだよね。
本人は根っから「やる気がない」
続けてる方がエネルギーの無駄ってレベルだからもう、なにも言うまい。

とりあえず、20才になったら出ていってねと伝えてあるので、
あと3年どうするのかな、彼は。
その後一人でも食べていけるようにスキルを身に付けろよとは言ってますが。


自分でも、自分がこのままじゃダメだって思ってるみたいです。

先日、彼が属している「大学のプロジェクト」で
『自給自足から社会を学ぶ体験』に参加したい人のレポート選考があって、
選ばれると交通費滞在費支給の5日間の合宿に参加できる。それに選ばれておりました。

なんて書いたの?と聞いたら、
「僕は今までスペインでも日本でも色んな体験をいっぱいしてきた。色んな所へ旅をしたし、
季節ごとに栗拾いしたり鹿を撃ちに行くのに連れて行ってもらったりだけど、
それはいつも両親が計画して連れて行ってくれることで、僕が自分から考えて選んでやったことじゃない。
だから、その体験は貴重なものとして残ってはいるけれど、僕の中に僕のものとして形になってはいないと思う。
僕は今年からは自分が動いて身体の中にきちんと形になる体験をしようと決意したので、参加したい」との趣旨を書いたらしい。

なんだ、わかってたのか。
生き方うまい子なら、親の計画に自分も参加してちゃっかり自分の体験にできちゃうものですが、
息子は誰かのお膳立てだと、どうもお客様のままでいる子。
お出かけすると、自分がどこに行こうとしてるのかや今日一日することすら、親にお任せのままで。
興味を持って自分が先頭に立とうとしないで、いつも「付いてくる」だけってのが親には歯がゆかったのです。

でもね、ひとたび一人でルートを考えるとなると、わざわざ苦労する方を好んで選ぶ。
関西から現地(女川駅から広がる森)への交通費を調べて申請しろという最初の課題に、
ネットで普通に調べると、飛行機で行って最寄り空港まで予約した送迎バスに来てもらうとあるのを、
敢えて、それじゃあ初めて行くのに宮城でもどこでもいいことになる。
ちゃんと街の風景も空気感も感じずに、現地だけに直行するんじゃ行く意味がないって、
電車と市営バス、もしくは徒歩で行けないかって調べまくって、
思うように交通が見つからず、遂にはわからなくなって課題提出が遅くなってました。
(結局電車に拘って行けるところまで行ってから車に拾ってもらう話に纏まって、旅立ちましたが)

まあ、同じレポート提出が遅れる話でも、
通信制高校のレポートは結局自主的には一枚も出さなかったけど、
このプロジェクトの課題は一応熱意持ってやってるんだし、
やる気ない子ってわけじゃないの…よね?

とりあえずは、このクソ寒い2月にわざわざ女川駅の先に広がる森で自給自足しに行くわけだし、
その3日後から、またも北海道で炭焼き職人さんについて一ヶ月ほど修行をやる気みたいだし。
やる気ないわけじゃないのですよね。



どうやったって通信制高校のレポートをやる時間なく3月になっちゃうので、もうダメ。
私だけがまだ拘ってるんですよね。学校辞めていいんだろーかと。
当分ちょっと落ち着きません。

普通に学校行ってくれてたら良かったなーって思うこと多いですが、ここまできちゃいました。←今ココ。

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自分の道の方向、わかってるのかなー。つい心配しちゃう母。


p.s.
いちから一歩一歩自分の足で歩いていくなら、この子は興味が掻き立てられて進めるのでしょうね。
誰かが手を差し伸べた瞬間、思考停止してその人の後ろについていっちゃうんだわ。
そうか、私と同じタイプで、私よりかなり重症なんだと気がつきました。

次女の私はいつも誰かに連れられていたから、人と一緒だと
おしゃべりに夢中で全く道も時間さえ、酷いと目的地の名前さえ相手に委ねてついてっちゃう。
きっとこの人が知ってると思うと、もう脳は動こうとしないのです。
これがたった一人だと、周囲をすごくよく覚えて道も覚えられる不思議。
車もそう。助手席にいると、何十回往復してても全く道を覚えてなくて
パパに呆れられます。自分で運転すると一度で覚えるのに。
さっき書いてた息子の困った点と私の傾向、同じで苦笑いです。
それを自覚してからは、旅は一人でするようになりました。
その方が自分の全感覚がフル稼働して、断然面白いのがわかったし、
すごく記憶に残って経験が積み重なったのでした。

私と同じなら、私が信じてあげないといけないですね。
パパに似れば良かったものを、ね。
パパはラクで暖かい方をネコのような嗅覚で見つけて、素直に渡り歩く羨ましい人。
私、苦労する方ばかり行っちゃうから。息子もお気の毒。



by africaj | 2018-02-04 14:17 | 息子のはなし | Comments(4)

都会のはじっこ、山のはじまりの手作りな暮らし。畑のこと、日々のパンとお料理、発酵の実験、パパの狩り、子育てを綴ります。


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