ガスパチョ・アンダルス

「アンダルシアのフライパン」と言われるほど、灼熱地獄になるスペイン南部の夏は、スペイン人でも食欲を無くす人が増えてきます。
彼らの夏を乗り切る、美味しい生活の知恵が「ガスパチョ。」
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d0180447_13292921.jpgスペインのキュウリは、写真のようなころんと短く野太いタイプ。しっかりした味ですが、皮が固くて剥かねばなりません。
スペインには色んな種類のトマトがあります。何軒かの八百屋で「ガスパチョならイタリアントマト」って言われたので、いつもコレを使います。でも、冷蔵庫に急ぎ足のトマトがあったから、それも入れることに。

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ガスパチョは、各家庭で入れるものが結構違います。私のは、あっちこっちで食べ歩いて、自分で一番気に入ったレシピ。

大トマト        6個
赤ピーマン      1個
日本のピーマン   2個
キュウリ        1個半
玉ねぎ         6分の1
辛いニンニクは小ひとかけ、辛くなければ好きなだけ。
バゲット         5cm
オリーブオイル    大さじ10杯
シェリービネガー   大さじ2杯半
塩            大さじ1弱
水            400cc

ミキサーにかけて、ザルで漉す。おわり。

でもでも、家族だけの時は面倒くさいので漉しません。
漉すと洗練された味になるから、お客が来た時だけ気合い入れて(笑)

漉さないと舌触りが「田舎風」ですが、ま、繊維も栄養だし(爆)
漉さない場合は、皮や種が含まれて濃すぎるので、水分を少し補充します。
その場合は、上記の量にプラス、
ミネラルウォーター   200ml
塩             小さじ半杯
オリーブオイル     大さじ2杯
シェリービネガー    大さじ半杯

ちなみに、オリーブオイルの量を恐れて減らしてはいけませんよっ。
試しにやってみてもらうとよくわかりますが、減らすと酢の味がとがります。
オリーブオイルを増やすとコクやうまみが出て、全体をまったりまとめてくれます。
(つまり味にまとまりがない場合、オリーブオイルを足してみてください)

スペインでも、ガスパチョは各家庭で濃さがまったく違います。
水でもっと薄めてもっと味付けして、ジュースのように作る人もいる。
本当に食欲ないときは、コレがまた美味しいんだけど、私はスプーン一杯に含まれる栄養が多くて、野菜の味が堪能出来る方が好きかなあ。
シェリービネガーは米酢よりキツイです。米酢の場合は多めに。
オリーブオイルはなるべく上質のエクストラ・バージンで。
この量で大きなボール一杯にできます。
スペインでの夏はいつも冷蔵庫に冷やしておいて、寝覚めや小腹が空いたらコップでごくごく。

d0180447_13321694.jpg食事で出すときは、トッピングを付けます。
古都アビラでは、ゆで卵の微塵切りが出ました。
キレイだしボリュームも出るしで気に入って、以来家でもゆで卵は必ず入れてます。
セビージャのレストランでは、りんごのみじん切りが付いてきました。
ガスパチョを薄めに作ってシャリシャリ感じながら食べるので、真夏にさわやかっ。
家で食事として出す時は、材料の野菜をちょっとずつトッピング用に残しておいて、微塵切りにしたり。
私は、さらに食べるとき、パンを千切り入れて食べるのが好き(←ねこまんま風)


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d0180447_13331379.jpgちなみにこの皿、食べると出てくるザクロの模様。
これが、スペインで有名?なグラナダ焼き。
南スペインの古都グラナダって、ザクロのことなのです。
山に囲まれた風光明媚な地を、ザクロから顔を出す宝石のような赤い実に例えたそうで。
アラブの文化と西洋の文化がミックスし、人々はのんべんだらりと暮らしてて、本当に居心地いいところであった(懐)

日本の食材で作る場合、きゅうりやピーマンはそのままいけますが、問題は、甘すぎて酸味が足りないか、水っぽい日本のトマト。
ガスパチョ、だーい好きですが、日本で作るなら真夏の熟したトマトでしか再現は無理かなあ。。。
8月に入ったら、日本でのレシピを研究してみます。



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by africaj | 2010-07-06 13:37 | スペインごはん | Comments(4)