4月25日のイタリアは「解放記念日」の祝日でした。
映画「ライフ・イズ・ビューティフル」でナチスドイツの収容所に連合軍アメリカが解放しにきてくれて、
お母さんと子供がやっと会える(お父さんは・・・涙)って最後。
あのイメージが強くて、独立じゃなくやっぱり「解放記念日」なのねと納得した本日の祝日。

水車小屋のメンバーでchiho家に集って「昔ながらパーティー」をやるんですって。
男たちが午前中水車小屋の仕事、女たちはその間にパスタ打ってお料理して男の帰りを待つ
そんな「昔ながら」w
なんてステキな企画!お料理いっぱい教えてもらおう♪
朝からカメラとかノートとか私も準備万端(嘘。chihoさんと山でムスカリの球根掘リ始めたら
楽しくて二人とも時間忘れちゃったwわー、みんな来ちゃう!って大慌てバタバタだった)

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走ってキッチンに来たら、すでにこんな状態。
フェットチーネ16人分、卵16個!さすがイタリア!
材料持ち込んで、じゃ、私パスタ作るわねってさっさかばんばん打ち始めました。
100gの粉(セモリナ粉3:スペルト小麦5:古代小麦の薄力粉10)に卵1個、オリーブオイルと塩を適当。
混ぜまぜ捏ねこね。

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傍らで、生そら豆とペッコリーノチーズのサラダ(玉ねぎと人参スライス入り)を黙々作る人あり。

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料理作って男達を待つ時間に、なぜか女に混じって楽しげに料理作ってる♂もいます。
全体的にみんな好きなことやってるこのフリーダムな感じが面白いw
アントネッロはなんと!
そら豆のさや料理を作ってました☆

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①塩を入れた湯で筋を取った鞘を柔らかーくなるまで茹でる。
②冷たいフライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れて香りが出るまで炒めたら
 湯切りした鞘をフライパンに入れて中火で炒め、ミントとオレガノ、レモン汁を絞る。

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これ、モロッコ料理なんですって。
ミントとレモンの酸味が効いていて、美味しいの!びっくりです。

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私はパスタマシンで出来たものを干すお手伝いしとりましたよ。
16人分、この干してる感じ、ほとんどそうめん工場みたいな絵柄wどんだけ~w

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料理したい人はばーっと来て自分の作りたいものがんがん作り、
おしゃべりしたい人は料理持ってきてのんびりしてて。
そこに男たちが帰ってきて、なんもせずだらだら。ますますフリーダムさましておりますw

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できましたー!!
ソースは家から作って持ってきてました。
ラグーソース、アーティチョークとトマトのソースの2種類。
ベジタリアン用もちゃんと用意してるのが偉いなあ。それだけ増えてるんでしょうね。

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焼きネギを塩とオリーブオイルとビネガー振ったもの。
全体的にシンプルな野菜料理ですが、素材がいいので美味しい♪

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ワインで乾杯して、パスタ配られて、ここからパルメジャーノとおろし器を手渡し順番待ち。
16人が自分の好きな量をしょりしょり。時間かかるかかるw
のんびりしてるのがなんだかおっかしいのですよ(パスタ伸びるとか冷めるとかあまり言わないのね)

その上みんなすごい勢いで食べながら喋る喋る!大声だしびっくりですわ(驚)
chihoさんが通訳してくれるんだけど、隣りにいるのに聞こえないんだもの(苦笑)
でも皆自分の好きなこと言って、人の話聞いてないんだけど、すっごい楽しそう。
それをただ見てるだけ、一緒にいるだけで楽しくなるから居心地いいです。

この後、アントネッロが焼いた骨付き肉が豪快に出てきて、ほどなくクッキーや3種類のケーキが回ってきて。
みんながケーキ食べてる流れの中、もう一度戻ってパスタ食べ始める人もいてw
〆にエスプレッソ飲んで。

いきなり、山にお散歩に行こうって話が出て来たと思ったら、さっさと行っちゃうアントネッロ。
じゃあ今度は鍬とスコップもって、もうちょっとムスカリ掘ろうって企む2人。
気ままに来る女性陣。
あれ?みんなで行くんじゃないのね。
半数はおしゃべりと日向ぼっこで家に残ってるという・・・。

山組も自分のペースで登って、私達はムスカリ掘ってるし、
他は興味持ったとこフラフラ漂ってるし、アントネッロは消えちゃってるし。

イタリア人のこの、バラバラだけど一緒に過ごす絶妙な関係がよくわかって美味しく面白い一日でした☆



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# by africaj | 2018-05-17 12:46 | おでかけスペイン+イタリア・2018 | Comments(6)

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そういえば息子がムスカリを描いていた。
そういえばムスクの香りするのだろうかと気になっていた時もあったのですがw
フィレンツェの山で野草と化してたムスカリ、球根が食べられると聞いて
食べることしか頭になかったなw
なるほど、地中海沿岸も原産地なのですね。


イタリアも全土ではなくプーリア州で食べるのですって。
名前はampaciuli(アンパチューリ)ちょっと可愛い響き♪
花が咲いちゃう前が球根が太ってて食べごろなのだって♪

2人で朝のお山を散歩していた時に足元にいっぱい咲いてたのです。
「この球根がほろ苦くて、子羊のローストと合わせると美味しいの」なんてchihoさんが言うんだもの。
今食べなかったらたぶん日本だと貴重過ぎて食べる機会がないでしょう?
そこら辺に転がってた尖った石で1時間もかけてゲットしましたよーw

子どもたちと石の矢じり作ったり、縄文式土器を作って黒曜石で肉切って
さらしたどんぐりと塩で、縄文人が食べてたとおり煮て料理作ってみる縄文ワークショップ
やったことがある私、石で案外何でも出来るって信じてるから(笑)

山でのことはインスタで見てくださいね。

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採ってきた球根はね、
球根だけにして外皮をきれいに剥いたら、湯で柔らかくなるまでけっこうなが~く煮ます。

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割るとこんな感じ。小さな玉ねぎみたいです。球根だものね☆
お酢とオリーブオイルかけて子羊のお肉と。
グラタンにしたりもするそうですよ。

え?お味ですか?
これだけ食べると、ひえっ!にっがーい(汗)そんなんでしたw
でも確かに、ほら、蕗の薹とか春の野草のほろ苦さとお肉ってすごく合うので
きっと美味しいのだろうな。


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# by africaj | 2018-05-17 01:27 | おでかけスペイン+イタリア・2018 | Comments(2)

今日の晩御飯はアスパラのリゾットというから記録してみました。
まずは穂先と根本を半分に切ります。

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穂先をまとめてアルミホイルに包みます。

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最初に炒める用の玉ねぎとニンニク、アスパラの茎はこんな風に切っておきます。
穂先側は下だけ湯煎します。包まれた上の方は茹でずにアルミホイルで蒸されるのみ。
穂先がぐずぐずにならない方法だって☆

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今回のブロード(スープ)は七面鳥の骨とくし切り玉ねぎにパプリカ粉末。
お吸い物くらい塩気を付けて、グツグツ。20分位でこんなに良さそうな感じ。
多めに用意してるので、これ全部入れるわけではないです。

その後のリゾットの作り方はインスタにポイントまとめてます。
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最後にパター薄切りを隠し味でのっけて、パルミジャーノをすりおろしたら黒胡椒ガリガリ。
蓋をして5分蒸らしてできあがり~!

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柔らかくなったアスパラ穂先に塩をパラパラ。それからリゾットに合わせて・・・

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リゾット、
い~っぱいスープ継ぎ足してゆっくり時間かけて煮てるのに、きちんとアルデンテ。
アスパラからいい風味が出て、美味しいです♡
そして、イタリア風味だけどお米が食べられるのがやっぱり嬉しいw


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# by africaj | 2018-05-17 00:51 | おでかけスペイン+イタリア・2018 | Comments(0)

本日のメインはパン焼き修行。

GASという「体に良い食を求める小さな有志団体」が今イタリア中に出来てるのですが、
chihoさんの村のGASの中で、さらに小さく有志が集まって壊れた水車小屋を修理する所から始めたこの場所。
水車の方は修復途中ですが、ここの石窯を使ってパンを焼いてもらい皆が買う仕組みができあがってました。
いずれ、皆で小麦を作り、それをここの水車を使って粉を挽きパンを焼く構想です。

私は、点心を勉強していた時にもらった、香港で点心用に使われてきた600才の老麺が
米西海岸で食べたことのある酸っぱいパンと同種類じゃないかと当たりをつけてから始まったパン焼きです。
普通のパン焼きとすべてが違ったので、手探り一年記録をつけながら自己流で大筋をつかみ、
サワードウで焼いてる広島のパン屋さんに理論を教わりに行き・・・


基本をル・コルドンブルーのルヴァンのWSに教わりに行き・・・と、「発酵生地」の様々な考え方を
とにかく知りたくて勉強してきました。
その頃に立ち上がった水車小屋プロジェクト。
子育て真っ最中の時イタリアはほんとに遠く感じて。ここに来られるとはまさか思いもよりませんでしたが。


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粉挽き所というのは、当たり一面粉だらけだからでしょうか。
煙ったような青い光の中の風景は神々しくさえあります。

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フェルメールの絵の中みたいな不思議な感覚。

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などと白昼夢にふわふわしてる私のそばで、バケツに頭突っ込んでテキパキ働き始めた彼女。
時間のある日はここに手伝いに来ているので慣れた手付きです。

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本日はものすごいパンの注文が入っているそうで、私初めてなので~とか言っちゃいられない。
バケツ磨く!はい。
粉計る!はい。
せっせせっせw

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パンに加える水。このフラスコのような大きな瓶がなんとも美しいですよね。
ここで皆で揃って今日のパンに祈りを込めてマントラを唱える。
水に共鳴させるのかな。丹田にも力がこもる。武道練習の出だしと同じ。

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釜に火を付けて焼くまでの時間と気温との兼ね合いが難しい。
室温管理されている現代のパン屋さんとは違うものね。
天然酵母は機嫌をコロコロ変えるし、この環境で売り物としてのパンを安定的に焼くシルヴィアがすごい。

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すごい量。でもこの倍ありますw
一つ一つ計量しているところ。

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こちらはスキアッチャータ作り。
オリーブオイルを練り込んで薄く焼きます。

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水車小屋のオーナーさんがお昼にひよこ豆のシチューの差し入れを持ってきてくれました。
chihoさんはユキちゃんを迎えに一時退散。またねー。
シルヴィアの恋人がスペイン語を話せたので、3人でスペイン語イタリア語入り混ぜつつのお昼ご飯です。
一息が嬉しい。美味しいご飯がまた嬉しい。なかなかハードなパン屋さんの一日w

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スキアッチャータは、一枚ずつ広げて指でくぼみを付けたら、私はた~っぷりのオリーブオイルを塗る担当。
助っ人君が岩塩を振っていく担当。シルヴィアはどんどんと釜にパンを放り込む係。
午後から気温が上がってきたので一刻の猶予もない。発酵すぎちゃう前に急げ急げーっ(汗)
焼けた後裏の炭を落として、温いうちにもう一度たーっぷりオリーブオイルを染み込ませて完成です。ぜーぜー。

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古代小麦に炒った亜麻の実など色んなシード類混ぜ合わせたスキアッチャータ。
一番の違いは、生地が求めるに任せてベトつかなくなるまで粉を吸わせていくところで、
こんな風に作ったパンはどうなるのだろうとドキドキお味見。もぐもぐ。
たぶん日本人が思うものと違う世界のパン。でもこれが昔から根付いてきたパンなのだなという滋味深い存在感です。

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メインのパンもこーんなに焼きましたよ。これは一人で焼くとなると大変だなー!
それで、行ける人が助っ人で参加して自分たちが買うパンを支えているのですって。


一日働いたご褒美をchihoさんにもらったwまでの現地upしたインスタはこちら♪




夕方、小学校の広場が受け渡し場所です。
完全予約制で焼かれたパンを、このパンを支えている人たちが受け取りに来ます。

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たぶんすごく儲かるわけではないシルヴィア。
支えている人たちは、日常値段で美味しいパンを手に入れるのにボランティアする。

大きな資本主義の中で生きているとしても、食品に関してはこんな風だといいなと思いました。
日本は「大きな経済」が幅を効かせすぎてるし、COOPってかなり大きな団体で便利なことに力を入れすぎて、
保険だなんだと手広く「経営」しちゃっている。
「COOP」だから安心って委ねすぎて、買う側は結局受け身でお金を出す側でしかないし。
こんな愛好家集団的小さな力は生まれたりしているのでしょうか。

仕事があるし時間もないってよく聞くけれど、イタリアの人たちも仕事しつつ小さなコミュニティを支えている。
要は誰かにやってもらう分高くなるから、そのために働くか、
自分たちで出来ることをやる分、値段を抑え気味に安心安全を手に入れるか。
確かに東京ほど大きいと買い付けに行く、出来ることをやるにしても難しそうだし、
田舎はそれなりに物々交換もあり、地域おこしとして話し合う機会もあって協力状況も違いそうですが。
中都市に住む私の環境は、地産地消を発展させたらもっと地に足付けた暮らしになる気がしましたよ。

今、一人でパンを焼き畑をやり自分の生活を作り上げていますが、仲間がいたら楽しいだろうな。
自分たちの食べるものを農家の人と直接交渉したり、それで農家さんの安定収入を支える微力になるとか。
畑も一人よりコミュニティでやれば、仕事で時間がない人育て方を知らない人でもできる。
人生後半になり、そろそろ自分のやってきた蓄積も十分だし知っていることを教えられるし、
知らない知識を誰かから教わって「三人寄れば文殊の知恵」的に広げた交流ができたら楽しいなと思う今日この頃。
手を挙げてくれる人いるのかな。

あと40年ほど生きるとしてw
今3つほどやりたいことがあるのですが、そのうちの1つがこれ。
イタリアのGASのような仲間を作りたいなあ。
自分たちの手で食材を探しながら、日本の魅力も再発見できそうじゃないですか?


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# by africaj | 2018-05-16 15:59 | おでかけスペイン+イタリア・2018 | Comments(2)

翌日の朝は運転練習から始まりました。

スペインで運転練習を何度かして、左ハンドル右側通行はなんとなく大丈夫な気がするの。
でも問題はマニュアルでの坂道発進だなーって言ったら、じゃあ私の車を運転したらいいわって。

先生は厳しく勇気があった。
「まずは朝ごはんのバルまでね」って。
はいっ、がんばります!
「あ、大丈夫じゃない?」
こんな小さな一言が嬉しいw

スペインで運転練習した時はね、横にいたのが男性だったのです。
特にスペイン人は「ハンドルが違う方向に付いてる」とか「通行側が反対」とか
聞いただけでビビって引き止める。
「俺が日本に行ったらぜーったい怖くて運転できないと思う。だから運転できなくてもしょうがない」
そう慰めてくれるのだけれど、ごめん、欲しいのは慰めじゃないのだよ。
もうレンタカー借りてるから運転しないって選択肢はないんだってばー。

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朝ご飯にイタリア人は甘いパンやビスケットを食べるらしい。
トーストは食べないんだとか。
隣で手作りしてるというバールのりんごパイとカフェラテ。
これは本場のカフェラテ最初の一杯目だ♡

この後、一日パン焼き仕事のお手伝いをするのですが、それを終えてから、
今度は坂道発進の100本ノックw
「じゃあ、やってみようか」
はい。エンジンかけてぇ半クラッチにしながらぁアクセル踏む!
おっ!上手くいった(喜)

「上手い上手い!はいじゃ止まってまたやろうか」
せっかく走ったのに勿体なくて止まりたくない(爆)
・・・気持ちを抑えて、はい。しおしおと止まるw

「サイドブレーキ使って発進してみようか」
はい。ううーん。
あれ?ううーんううーんううーんううーん・・・先生、車から煙出てますが大丈夫でしょーか(汗)
生徒のほうがビビってるんだけど、まるで動じないの。
「あ、ほんと。じゃ、もう一回やってみて」
すごいんですーこの動じなさw

結局、サイドブレーキでの坂道発進がどうしてもできなくて、
普通に半クラッチで繋ぐ方針にして練習。
大丈夫か。バスクは山道しかないぞ?
いや、こんだけやったんだもん。きっと大丈夫。
バスクの山道をレンタカー借りて一人で運転できる(ほぼ自己暗示であったw)



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# by africaj | 2018-05-16 02:07 | おでかけスペイン+イタリア・2018 | Comments(2)