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カテゴリ:本と映画と美術展と演劇と( 28 )

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 今年初の家族で見た映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。
 もちろん私達は昔見た映画で、息子は初めて。

 調べると、もう1988年(日本公開1989年)ということは、
 この映画を見た時から30年経ったことになります。
 30年間この映画のイメージは、小さな映画館を舞台に映画今昔的バックボーン。
 それから、映写技師のアルフレッドと、ちっちゃなトトとの友情物語。
 記憶に焼き付いているのはトトの可愛さ。
 シチリアの村のやんちゃで素朴な昔懐かしさ。
 









別の意味でも懐かしい我が家。
一部、海に面した野外映画場のシーンは、我らが沖に船を停泊させて探検に行ったチェファルー!
風まかせだから調べず旅してて、散策してる時は気が付かなかったんですがw
でも、色々旅した中でもその入江のフォトジェニックさは思い出深かった場所。

息子は昨日は大大大感動して、今日もやっぱり「良かったなぁぁ」と
つぶやくくらい感動していて、たぶんそれは当時の私と同じような気持ち。

30年後に久しぶりに観た私にとっては、当時気が付かなかった
「巣立つ子を送り出す親の思い」がすごく強く表現されてることに初めて気がつきました。

戦後から映画は始まり、映写技師のアルフレッドにまとわり付いて映写技術を覚えたトトも
映写技師になるけれど、徴兵制で3年間服役。
時代の流れに世の中が少しずつ変わっていく中、村に戻ってきた青年トトにアルフレッドが言うのですよね。
我らの言いたい、でも言えない(いや言ってるけど)言葉を。

この場所から出ろ。
ここに居ると自分が世界の中心だと感じる。
何もかも不変だと感じる。
だが2、3年も他にいると、何もかもが変わってる。
頼りの糸も切れる。会いたい人もいなくなってしまう。
一度ここを出たら、長い年月帰るな。
年月を経て帰郷すれば、友達や懐かしい土地と再開できる。

今のお前は私より盲目だ。
人生はお前が観てきた映画とは違う。
人生はもっと困難なものだ。
行くんだ。お前は若い。
もうお前と話したくない。
お前の噂が聞きたい。

帰ってくるな。
私達を忘れろ。
手紙を書くな。
ノスタルジーに惑わされるな。
自分のすることを愛せ。
子供の時、映写室を愛したように。

「村を出てローマへ行け」って言うの。

ううう。涙ボロボロw
息子にもちょっと伝わった気がします(願望)
私達もそう思う。30年会えなくてもいいから、頑張ってるうさわを聞きたい。


いい映画って、何度観ても見るべきところがありますね。
自分の成長とともに、感情移入するところが違ってくるから面白いです。


ところで、改めて見ると
青年になったトト君、格好いい♡

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 ということでマルコ・レオナルディ君を改めて検索したら、
 アントニオ・バンデラスの、ギターケースで有名な
 マリアッチ映画「デスペラード」に出てるんですね!
 改めて、観なきゃっ♪






野外映画場とか、小さな映画館とか、息を吹き返すことはないのかなあ。
もうDVDがレンタルされる時代から、そのTSUTAYAがAmazonプラムに苦しんでる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」と共に、忘れ去られていく運命を描いたものとして
私の頭の引き出しに一緒に入ってるのが、この歌。

Video Killed the Radio Star」


しくしく。ラジオだって新たに復活する余地はたくさんありそうなのに。

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 ってことで、こっちも観たくなってきました。
 三谷幸喜脚本・監督作品「ラヂオの時間」。




   
 
やばいです。
忙しいのに、どんどん観たい映画が増えていくw


by africaj | 2019-01-09 16:38 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)
息子が。。。

なんですが、すっかり夫婦ともに巻き込まれている日々です。
やっぱり面白い映画を観てると、それが懐かしかったりだと、ついつい一緒に見ちゃいますね(汗)

発端はやっぱりミロス・フォアマンの「アマデウス」(1984年)。
それは記事にしました。

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  ここに出てきた主役の彼






が、パパの大好きな映画「アニマルハウス」(1978年)に最初に出てきたんだよねー
って話しになり、

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  ホントだホントだ!
  女の子、誰かわかる?
  「あ!インディ・ジョーンズの酒豪の彼女だ!」
  「インディ・ジョーンズ」(1981年)が見たくなったりw




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  「ブルース・ブラザース(1980年)」のジョン・ベルーシが
   デブなのにキレっキレの動きがとにかくおかしくて。
   とにかくメチャクチャな話しとジョン・ベルーシも唖然な存在で、
   久しぶりに観たけれどお腹抱えて笑ってしまった。



やっぱりジョン・ベルーシがすごすぎるって話から、
「いや、こいつらが一番面白かったのは『サタデー・ナイト・ライブ』だ」ってパパの誘いで、
「オレたちひょうきん族」の元になったと言われるそれを、息子はとにかく探して観たがり、、、

我が家の家宝、一年に一度は観る

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  「ブルースブラザース」を今年は息子が率先して観始め、
   兄ちゃん役のジョン・ベルーシがとにかくやっぱり笑えて。
   弟役のダン・エイクロイド(背の高い方)は、この後




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   私の大好きな「大逆転」(1983年)同じ監督ジョン・ランディス映画で
   エディ・マーフィーと組むんだなあ。
   それから「ゴーズトバスターズ」(1984年)に出る。








ジョン・ランディス監督はそれから、マイケル・ジャクソンの私が大好きなPV「スリラー」(1983年)を撮る。
あの面白さは衝撃的だったなあなどと懐かしく思い出したり。
パパと私は6歳違いなので先行して映画人生を歩んでいて、語り始めるととまらないのですが、
音楽と同じで「映画」もその時なにをしていたか記憶を呼び覚ます種だから、
好きな映画が始まると無性にソファーに吸い寄せられてしまいますよねw   

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  「ブルース・ブラザース」で
   ジョン・ベルーシを追っかけてる凶暴なねーちゃんは、
  「スターウォーズ」(1977年)のレイア姫。
   去年亡くなっちゃったけれど(涙)
   


ミロス・フォアマン監督もやっぱりすごい。
と思いつつ、見落としていた名作「カッコーの巣の上で」(1975年)を息子が借りてきてたから
夕食食べ終わっていきなり、食器洗いもお風呂も中断。
映画観終わってから、1人台所で洗い物してお風呂入って、午前すぎるの辛いんだよなーと思いつつ、
やっぱりソファに吸い寄せられてしまうw

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  でも観てよかった!
  あんなにあんなに名作って聞いてきたのに、なんとなく重そうで
  見逃してきたわけで。
  でも観てよかった!
   


ジャック・ニコルソン、なんてぇ俳優だろうって改めて感動。やっぱりすごい。
なんとも言えない、優しさとやんちゃさを持つ主人公に惹きつけられて話が進む。
色んなことを考えさせてくれる、凄い映画だった。

当時の精神病院の実態と、ロボトミー手術について
息子が詳しく教えてくれて驚きました。よぉ知っとるなあ。
そういえば一昨年にアウシュビッツを訪れたつながりで、ハダマー精神病院へも見学に行っていたし、
本人も興味があるから調べまくっていて、やたらと詳しい。

親と思春期との世代間ギャップと言われますが、
映画の話でなんだか結束力が強まっている最近の我が家でしたw
平成生まれの息子、でもその平成も終わっちゃうんですよねー。


息子ね、
やりたいことがわからないらしく目下ぐるぐるして、家にいるのですが、
そして彼を見ていて自立できるのかと不安になるのですが・・・

たぶん4年くらい前に
「親の好きな映画にくっついて観てるだけで、自分から調べてこれ観たいあれ観たいってならんのか!」
と私は情けなく思っていたのを思い出し、あら気がついたら自分で借りてきて
自分で映画観る空間を整えて、ポップコーンまで作って、家族を誘うようになったじゃない
と気が付きました。

以前も書きましたが、
私達が息子にやってあげられるのは「いい映画をプレゼントする」ことくらいかと、
自分たちの知っている好きな映画を2歳くらいの時からとにかく一緒に観続けることにしたんです。
映画を観るのは家族行事として、DVDのない映画館か水曜ロードショーしかなかった私たちの時代のように
有無を言わさず一緒に観る。子供に迎合しないで、難しくて彼が面白くなくても一緒に観ることにしてました。

高校生になっても「有無を言わず」親のいいって映画を喜んで観続けてる姿に、
さらに興味持って自分で検索かけて、TUTAYAに一人で行って借りてきたりしないのか?と、
歯がゆく思った時期が数年続いていたのです。

歯がゆい期間が、私が想像するより相当長い奴なんだな・・・。
でも、そうなら、息子は成長が遅いだけで、やっぱり待っていたらいいのかもしれない。
見守らねば。
と、今更ですがまた反省してますw


by africaj | 2018-12-07 12:38 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(12)
遅ればせながら台風一過のある日の記録。

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本日までですが、佐川美術館で「田中一村展」をやってます。
佐川美術館のお茶室は、自然の織りなす光と影と水、眺望に凝っていて、「楽焼き」の楽吉左衛門氏自らの設計。
素晴らしいのです。葦の原が点在する水庭に浮かぶように設計されている茶室が、水面と同じレベルにあるので、
小舟に浮いてる気分で時間を忘れます。
パパに見せたかったのに、有名になりすぎたらしく、行こうと思った日の近辺すべて予約埋まってました。残念。

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息子は東京で刀鍛冶の勉強中。ほんと、楽しそうな夏です。一村見せたかったけど。。。
なのでパパと。
この人は好き嫌いが激しいので(一番好きな画家はベラスケス、監督はキューブリック)、
なんて言うかおどおどですが(私、一番を決めないひと 汗)

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写真NGなので、こういう展示物しか写真がないんですが(汗)

日本の展覧会としては内容がかなり充実で、すごく良かったーっ!と久々に思えたので作品集を買いました。
ので、それをたどりながら感想をまとめてみます。

この展覧会、一村7歳の絵から始まるのですが、筋がいいと誰が見ても思うはず。

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そして13歳の時の絵です。
コオロギがいい感じ☆

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16歳、17歳から筆が突然自由自在な線に変わってきました。
それまでは、お手本通りの筆使いを意識していたのだなと思う固さがあったのですが、
いきなり解き放たれたのびのびした筆に変わっていて、衝撃的。
筆で思うように描きたいと常日頃思っている私。
10年頑張ればこんなのびのびした線になるのかなあと淡い夢を抱いちゃったりして。

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構図がどんどん大胆になっていく19歳。
一村展の青年期までの絵から彼の性格と成長が垣間見えて、ものすごく面白かったのでした。

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いきなり飛びますが30歳。
この絵「秋色」の色彩の美しさ端正さ、構図。一村の中で次の「白い花」と共に最も好きかも。

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その9年後に描いたのが、展覧会に入選した「白い花」という絵だそうな。
これ、綺麗でした!私は彼の構図センスが好き。
花のすがすがしさと一村の繊細な筆と共に、彼ののびのびした気持ちが合わさった感じの絵。

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「白い花」以降、展覧会の入選を目指しては一切入らず、
この年二点応募し、一村としては会心作だったこちら「秋晴」が落選し、もう一点が入選したことを怒って
入選作も取り下げて、以後画壇を目指す行為を捨てたそうな。

どう思いますか?
私やパパの意見としては、構図がかなり斬新で、そしてこの庶民的な大根干し風景。一村的挑戦だったのかなあと。
この時の審査員が川端龍子や東山魁夷などだったとかで。
幻想的な絵がウケていた時代に、農村のリアリズムというテーマが却下されたように思いましたがどうでしょう?

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軍鶏を描くのに、まず軍鶏を育てるプロを訪ね、卵を買い求め自分の庭で飼うこと、その数10羽・・・
この方、そうとうにマニアック!
でも、そんな解説を読んで、いいなー面白そうと密かに羨む自分を見ると共通するものがあるのか(汗)
色んな意味で、気持ちが手に取るようにわかるのが怖いというか面白い展覧会w
以後の絵は展示物にはなかったと思うのですが、描きたいことがわかりやすい絵なので載せます。

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一村の視点は、学者さんに通じるようでこれまた惹かれます。

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地面に這いつくばったり寝っ転がって花の視点や虫の視点で描いてる絵が多い。
それと、奄美大島に渡ってから「日本のゴーギャン」と名付けられたけれど、その前からこういう版画的?な
絵に変わっていた。
これを評価する人も多いので好きずきと思うけれど、私はここに行き着く前の葛藤しながら取り組んでいた
繊細な一村の絵が好き。。。

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そして奄美大島に来た彼は、薄暗く湿気多い森をこんな風に表現し・・・

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南画から始まった彼の長い絵描き人生で培われた、縦長をいかす画面構成センスがすごいなあと関心しきり。
ダチュラのインパクトなど素晴らしいと思うけれど、やはり私が好きなのは30歳の時の「秋色」。

好みは交錯し、画家は成長と共に絵を変化させていくが、必ずしも私の好みの方向ではないと共感できなくなる。
ミュージシャンにもよくそんな諸行無常さを感じるのですが、今回の一村もそうでした。
すごくオリジナリティーがあって、画家の性格的なものもムンムンしてる絵で、
幼少期から死の寸前までのこの展覧会は、苦難と才能と美意識せめぎ合った彼の一生を垣間見るというのが一番の面白さでした。
「まるごと一村」みたいな部分が見応えありました。
パパもそこは同じだったようで楽しんでたので、ほっ。


ところで、神戸から滋賀を目指すと途中で「蝉丸トンネル」というのがありました。
「蝉丸だって。武将の幼少期みたいな名前で格好いいなあ。くーまも蝉丸にすれば良かったかなあ」とパパw
あ、ほんとねwせみまる~って呼ぶのかわいいかも。でも中年になって自己紹介する時恥ずかしぃ~(苦笑)
その前に、幼少期も絶対いじめられそうだしww
ってか、蝉丸と言えば坊主めくりで苦しめられた思い出しかないんだけど。
などとアホ話しながら車を走らせた行きの道中。

美術館を出てランチで目指したのは、逢坂中腹のうなぎ屋さん。
「逢坂って、ここらへんたぶん関があったんだと思うよ?」とパパ。
逢坂って、あれ?「これやこの~行くも帰るも別れては?」
知るも知らぬも逢坂の・・・関だから、関あったんだねえ、うむ。
と検索したら、これを読んだのが蝉丸だったのですねえ。今さら結びついたりして(苦笑)
そうか、だから蝉丸トンネルか!

などと言ってる間に・・・

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こんな標識が見えてきた(爆)

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古くから有名らしい。
待合室?はなんだか懐かしい昭和のかほり。

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そこにあった、新聞記事の切り抜き。
ちょうどいいからこれで説明を端折りますwあしからずーっ。

で、

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どどーん!
卵焼きが、でかっ!
1人卵2個くらい。これだけでお腹いっぱいになります。
でも黄色くてでかいものは幸せになりますねえ♡
がしがし食べてなんだか満足いっぱい♪

楽しい遠足でした まる

by africaj | 2018-09-17 12:32 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)
クリスマス飾りを仕舞って、いろんなものを洗濯した本日。
明日はお風呂場のカビ取り頑張りまーす!

まだまだ忙しい師走。
そして、まだまだ鹿肉食べているので、ネタは溜まっておるのですが、
記事が食べることばかり続いていたので閑話休題で、本のことなど。

こんなに寒いのに妖怪なんてと思われるかもしれませんが、

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姉を含む女性時代作家のアンソロジー「あやかし」。
現代ものがドラマ化映画化多いけど、この人は時代ものの方が好きって個人的に思っている
有名どころの宮部みゆき氏と並んでアンソロジーなのが、密かに嬉しくてご紹介。
私は今から読むので、全体像の感想まで書けませんが、
11月終わりに発売と思ったらもう三版とのことで、売れているようです。

物心ついた時から姉の作る話をいつも聞いて育った私。
母の読んでくれたおやすみ前の本も嬉しかったけれど、姉の物語は、
聞けば細かい所まで答えが戻ってくるし、お話が続いたり進化したり、
いつも楽しみに聞いていたのです。
考えてみれば、小学校低学年の頃からずーっと私に話し続けていたのを思い出すと、
息子の成長と照らし合わせてみて、まさかの早熟だったと今さら焦る。
つまり、もう半世紀は物語を作り続けているのだから、ブレない人生ですw

先日出た、
シリーズの3巻目。

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「あやかし」の方に載っている捕物シリーズと違って、こちらはほっこり切ない江戸の人情妖かしもの。
今回、私が一番好きなのは最後の「もののけ三昧」でした。
炭でできた招き猫の神様の優しく切ないお話に心が温まってほんわり(うるうる)

冬に妖怪なんてと思われるかもしれませんが、
日本には、西洋のいかにもなモンスターのような「妖怪」の他に、
八百万の神様に続く、100年愛おしまれ大切にされた「モノ」に人の心が残った、
「九十九神(つくもがみ)」という神のような精霊のようなあやかしがたくさんいて。
心を残してこの世を去った人々の切ない物語を、彼らがつむぎ出して、
寒い時に心をあっためてくれますよ~。

なんて、
ちょっとだけ応援ですw
読んでみてくださいな♡


by africaj | 2017-12-26 23:49 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(8)

金曜の夜更かし。

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先週頭に読み始めたこの本、須賀しのぶさんの「革命前夜」。
初っ端から、言葉の上手さにドキドキ。
通り一遍じゃない言葉選びで書かれた一文一文に
まだ最初の1ページ2ページと読み進んだだけなのに超スピードで本の世界に引き込まれました。
うわ、この人好きかも。
と、親友になれそうって人物と出会った時のおっかなびっくり自分との相性を探り出す感覚に似た風で
胸いっぱいの期待と共に読み始めてしまいました。
こういう期待を持ってしまう時ほど、そうではなかった時のがっかり度もすごいので不安になるのです。

作者が自分の文章に酔ってるような、無駄に華美な文があると興ざめしてしまうし、
状況説明をやたらしたあと、取ってつけたような無駄な会話が入っているのもがっかりだし、
歴史ものは知識に底の浅さが透けて見えると興ざめするし、
ミステリーの風呂敷を広げるのが上手で後半ギリギリまで引っ張って、最後に魔法や超能力で解決されるのも
読後しばらくムカっ腹。
どうも漫画タッチで内容がスカスカしてると、マンガでは読みたいけど、本では許せなかったりで。
結局のところ、ほどほど「良かったな」と思える方が途中で本をぶん投げたくなることもなく読了できて、
本も映画もそのくらいを「良し」としている今日この頃。

結論を先に言うと、
読み進めるうちに好き度がどんどん上がって、最後の1ページに集約されて終わるすごい構成に
読後のぼせてしまってしばらく眠ることもできませんでした。
そして翌日、前作の「神の棘」をポチっていたというw

ってこんな感情過多なこと書くと、かえって読みたくなくなる人もいるかもしれないけれどw
いいのです。アフェリもやってない、私のblogでの個人的感想文だから(笑)


タイトルの「革命」がさしているのは、ベルリンの壁崩壊のこと。
始まりは、昭和天皇ご崩御で「平成」になったところからでした。

主人公は日本ではそれなりに賞歴のあるピアニストの若者で、バッハを求めて
ベルリンの壁で閉ざされていた東ドイツに留学する・・・
ところからのお話。
東ドイツの音楽学校に集まる音楽家達とのクラシック切磋琢磨の場面もなかなかにわくわく。
天才も出てくる。
その天才っぷりがどれほどすごいのか知りたくて、いちいちyoutubeで探しては
こんな曲かと流しながら読んでいたので、時間がかかるかかるw
音楽家たちの弾き方や曲の分析、思いの片鱗に触れられて楽しくて♪
でも、あまりクラシックの凄さを知らないので、
型破りだけど人を惹きつける即興性の高い演奏ってどんなだろうかと、自分の乏しい記憶から一生懸命想像したり。
例えばクラシックじゃないから重みに差がありますが、
即興で神がかるというと、キース・ジャレットの伝説のケルン・コンサートみたいな?あんな空気?
(クラシックでこの演奏がすごいから聞いてというのがあったら、教えてほしいです)

生活に慣れて来るとともに、徐々にわかってくる「その国の闇」を、
自由を脅かされたことなく育った平和ボケでお人好し日本人、自分も含め読み手が感覚を共有できる主人公が
必死で理解しようとするのだけど、それでもわからない。
彼の一般的日本人の思考回路と同じ私も、彼のわからなさが完全にわかるw
自分ならこうするけどな、バカだなってところが全くなくシンクロして「闇」にカモにされ、
誰を信じれば良いのかわからなくなり、一緒に歴史のうねりに翻弄されてしまいました。
心理描写が素晴らしく、フィクションとは思えない物語構成に舌を巻き、ある意味推理小説の面もあるのか。

初日は50ページ、翌日はyoutubeで音楽を聞きながら30ページ・・・と
ゆっくり読み進んでいたのですが、金曜日はもう抑えが効かず
後半200ページ一気に読まずにはいられなかったです。
土曜日はゆっくりだから翌日読めばいいのにとか、
夜中2時以降すぎると翌日使い物にならない自分なのにとか理性が何度も止めたけど、没頭(苦笑)
激流に翻弄され押し流されつつ浮かぶ一本の藁みたいな主人公と一緒に流されてしまいました。
滝もあった岩場もあった、淀み、濁流、でもちゃんと海に出た。そんな気分。。。もう空が白んでましたw

は~・・・もう一度読み返したいw(しかし息子に奪われる)


ということで、腑抜けのまま体が重く頭の回らない土曜日。

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お昼にパパが作ってくれたトマト入りボンゴレです。

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相変わらず、パパのボンゴレは美味しいなあ。
なぜか私が作るより美味しいのです。なんでだろう?

土曜日は「africaさんのお休みの日」宣言しているので、上げ膳据え膳大手を振ってしてもらえます。
午前中からゆっくり読めば、こんな二日酔いの朝みたいな土曜日を過ごさなくてもよかったものを・・・バカ。
ああでも余韻が長くて、まだ心にモノクロの文字がぎゅうぎゅう詰まってほんのり熱を発してる幸せ。
夜更かし含め、子供の頃はよくあった、すっかり懐かしい久しぶりの感覚です。



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by africaj | 2017-06-18 11:52 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)
昨日は「人生フルーツ」を観てきました。
タイへ行く前に見たいと思いつつ、帰国する頃はもう終わってるだろうと諦めてたら
異例のロングラン。

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本を方々の友人から薦められ気になってはいたのですが、手にとるに至らず。
チラシの素敵なお顔にぐんと興味が誘われました。

息子が独り立ちした後、二人でほぼ自給自足で暮らしたいと思っている私達へ水先案内をしてくれるような映画。

数十年で食料や資源問題が深刻化すると言われてるし、うるさい蝉対策に都会では大きな木を切り倒すという世の中で、
不安を感じる1人、2人の力で自分の子供たち世代になにを残せるのかという思いにも、その先に明かりを灯していました。

英子さん87才修一さん90才、
ドキュメンタリーの内容も良いのですが、そのお顔あまりに魅力的で見とれていたら映画が終わった感じw
修一さんは幸せそうにお昼寝をしたお顔のまま、永遠の眠りについていました。

私は自分の世界に生きていた子供時代だったので、周囲を見回したのはかなり遅く、
高1で初めて、男子は「可愛い数人」とその他という風に女子を見ることに気が付き、
どうも自分は数人の中に含まれないらしいこと、これはかなり不公平を被ることに、もちろんちょびっと落ち込んだわけですがw
どうにもならないって劣等感に苛まれること自体にうんざりして、考えた末はたと、人生なら自分で作れるぞと気がついて。
シワシワになって人生が顔にでる頃、最高に可愛い「いい顔」のおばあちゃんになろう決めたんです。
そうだ、だから私は人生を作ってきて、「今ここ」なんでした♪

映画は、挫折から方向を転換してその道にたどり着いた、重みのある優しさがありました。
夫婦は最小単位のグループで、声をかければ答える仲間がいて、1人でするより楽しい事ができるし、
世界を作り出せるんだよって見せてくれます。
その世界で自分たちの思ったことをどんどん形にしていく幸せ。
自然に寄り添って生きる優しい暮らし。
この映画を見て、種をまいたり、木を植えたり、雑木林を作る人が増えてきたら優しい社会になるかな。
パパを連れてまた見に行くつもりです。





私も種をまく準備をはじめましたよー。

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10月に収穫のピーナッツです。
地面に浅く広がるので、苗のそばに寄せ植えのようにすると夏の土の乾燥を防げて良いのです。
真ん中はバジル。
水に浸すとゼリー状のもので覆われて、「生きてるよ」って目で見せてくれます♡
右端はイタリアの「牛の心臓」というトマト。
今年初めて育てるので、実がなるまでドキドキです。

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苺たち、次々花を咲かせてますよー♪

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黒キャベツは塔が立って花が咲きそう。

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「四川きゅうり」の苗とアスパラを植えました。
普通のきゅうりと違って、塩もみにするととても美味しい水気の少ないきゅうりです。
アスパラは来年が楽しみだな。
つばたさんの映画みたいに、黄色い立て札に植物のメッセージ書いてみようかな。
「アスパラ 来年乞うご期待」ってw


旅行記を書く時間と菜園と、そして絵を描く「ヒマな時間」を作ることにしたので、
毎日更新から、できるだけ更新に切り替えようと思いますー。


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by africaj | 2017-04-22 00:21 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)
11月からずっと見に行きたかった映画「この世界の片隅に」。
単館上映から始まってあれよあれよ注目を浴びて、
キネマ旬報の「日本映画ベストテン」で1位になってました。
アニメ部門じゃなくって日本映画全体の1位はすごいな。



独特の面白さ「ぼおるぺん古事記」の、こうの史代さんだったから観たかったのですが、
映画を観終わってから、この漫画を読んだ記憶はないのに、
最後の、被爆した妹がアザのある手をかざすシーンにそっくりな場面の漫画を
昔読んだなと思い出してみたら、
広島のお話「夕凪の街 桜の国」も、こうの史代さんでした。
どちらも淡々とほのぼのした日常が描かれていて、ただ住んでいたのが広島や呉だったというお話。
間接的にじわじわと、「なにがあったのか」を考えさせてくれる。

のんちゃんの声がとにかく良くて、やっぱりこの子天才だなとつくづく。
音楽の「コトリンゴ」さんの澄んだ声も優しく心に寄り添って染みました。

でも、玉音放送を聞き終わった時に
「最後まで戦うんじゃなかったのか!」ってすずちゃんが怒って号泣してた時、
どっちかというとぼーっとしてて感情的にならないほんわり優しいすずちゃんが、
本当はこんなに戦う決意をしてたんだって、私は違和感があった。
その違和感が、当時に生きるってことをまだ理解しきれてないってことか。

サギが飛んできた時に、「お前はここにいちゃいけない。」って
必死で広島へ逃がそうと見送るシーンが、今思い出しても泣けてしょうがない。
あの時呉に住んでいた人たちは狙われて大変だっただろうなとつくづく思うし。
呉から安全な広島にって思いが出てくる度に、観てる方は泣けてしまった。

小学低学年の時に、映画鑑賞会で観た「はだしのゲン」と、
読書感想文指定図書「かわいそうなぞう」ですっかりトラウマになって以来、
嫌悪で長いこと戦争から目を背けて生きてきた私。
こんなに怖いこんなに可愛そうって押し付けてくるような描写が強すぎて拒絶しちゃったら、
反省もできない。
結局「戦争」を冷静に考えられるようになるまで相当な時間がかかったのですよ。
もしも子供時代に観たのが、この「この世界の片隅に」だったら、
その年齢の頭で受け止められるものだけを素直に受け入れて、
当時の色々に興味も持ってちゃんと考えられたかもなあと思ったのでした。

前回見た「スノーデン」が今の戦争なのに対して、
「この世界の片隅に」は第二次世界大戦で、
どちらもある家族のドキュメンタリーって所が偶然にも似てる気がしました。
小さな幸せを願って日々暮らしてるのに、
いつの間にか「国家」の国益や覇権の争いに飲み込まれていくって描かれ方が似てる。

それぞれの国が、みんな自分の国の中で収まっていたら平和だったのに、
もっと広い領土、もっと強大な国にって「欲」が強すぎるのがいけない。
国民のためのはずが一部の人間の為に結局みんなが犠牲になるわけで。
もう国際関係のもつれは収拾つかないとこまできちゃったけど。
ほとほと人間の強欲ってのがイヤになるなってパパに愚痴ったら、
「そう。それで森に住み自然に帰ろうって70年代のヒッピーが出てきたんだよね」と。
LOVE&PEACE 最高の理想だからもっと広まってくれたら良かったのに。

でも、私達、
欲とかうんざりで、競争とか富や名誉とかもうどうでもよくなってるのだけど、
自分たちでできるだけ自給自足して静かに生きていこうって人たちが結構増えてる気がする。
ヒッピーみたいなもんだろうか
などと、つらつら考えながらため息ばかりの夜でした。


世界中の人が観てくれたらいいなあと思いました。





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by africaj | 2017-02-23 08:26 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(12)
ふと気に留めるニュースの多くが、結末まで報道されることなく、
日々の新たなニュースにかき消されていく気がするのです。
何故その後の報道がないのかと不思議に思っていたこともあったけれど、
事件にいちいち責任を持ってくれてるわけではないし、
ニュースも視聴率合戦なので、すでに忘れられて風化したものは扱わないか扱いが小さいのですよね。
小さなところで、韓国の大会でカメラを盗んだかどうかで争っていた
日本チームの水泳選手はどうなったんだろうとか。
国際的なところで、アメリカ最大の機密「世界中を盗聴盗撮して牛耳る計画」を
世界にリークしたスノーデン君はどうなったんだろうなどなど。

特にスノーデン君の内部告発でオバマさんがメルケルさんに
「もう携帯の盗聴しないから」って謝ってたのが印象的で、
「アメリカが陰で悪いことしてた」らしいという理解だったのに、
彼がいつの間にか国際的犯罪者として指名手配されていた。
亡命してロシアに身を寄せたのに、軍人上がりのプーチンさんは
「リークする」行為が売国行為で許せない人だから、
亡命先でも結構大変そうって話をパパが見つけてきて。
わからないなりに同情しつつ、アメリカは被害者でスノーデン君は犯罪者だったの??と、
なにがなにやら?マークばかりでした。

なので、
映画観て、すごくすっきり。

アメリカがどういう悪いことをしてたのか。
私が彼の顔を知るに至った「世界中にニュースが駆け巡った、あの日」、何があったのか真相がわかって、
全て説明してくれるドキュメンタリーでした。
そういう点でとっても面白かったです。

ストーリー的には、スノーデン君という「人物」と日々のささやかな幸せが、
「国家」によって壊されていく臨場感ある構成で、
もうね映画みたいな設定(映画だけどw)なのに本当の話だから怖かったです。
国益じゃなく世界中の人間の尊厳を優先させて、若者の正義感と勇気で
「国家」の罪をリークして・・・一石を投じちゃう。
これが成功したから私も知ってるニュースになったんだけど、見ててわくわく。
すっごい頭良いし。
裏をかいて全てが成功した時点で、
ネズミがネコに立ち向かっちゃいけない的暗黙のルールを破った「罪」を強いられ、
その場に居られなくなるって、ワールドワイドな半沢直樹のような話だなと思いました。
「世界的犯罪者」として今後も不自由なまま生きなきゃいけないって、
なんでやねん!?って言いたくなる、まったく正しくない結末。事実だからイヤになる。

主軸の話以外では、
私が知ってるより遥かに
世の中は「見えている部分」より「見えない部分」の奥行きが深ーく、
思っているより数万倍気持ち悪い世界になっていることを知って、ため息。
スマホやノートブックなんかの「パーソナル」と思っているものが、
簡単に持ち主を欺いて、ハッカーの思い通りになることを痛感。
携帯電話のIPアドレスを手がかりに、テロリストをピンポイント爆撃できるシステムが、
本人確認せず抹殺してるとかも、スノーデン君を通して観てるこちらも愕然。
ボタン押してる方は涼しいハワイの一室でアラブ世界の基地にいることすらなくて、
殺人も誤爆したとしても罪の意識なにもなくゲーム感覚というチグハグさとか。

日本も出てくるのですよ。
知らぬうちに国中がハッキングされ監視システムの中にあったのですって。
もし日本がアメリカに逆らったら、電気系統全部ダウンさせて都市機能を麻痺させる
こともできるように。
って、ここら辺、長野・上田の全ての交通機関がストップして大変なことが起こる
映画「サマーウォーズ」のワンシーンを思い出したのですが、
こっちはアニメじゃなくて本当の話かと思うと、やっぱり腹が立ったり。

とりあえず帰ってきてから、
パソコンにあるカメラ部分にビニールテープ貼っちゃいました。


まあ、映画の骨組み的なことは、
こちらを読むとほとんど書いてあるので、興味ある方はどうぞ。
もちろん目を背けていれば、問題なく変わらず暮らせるものだけれど、
関係ないと思ってる「庶民」でも、
今やスマホやパソコン持って、ポイント貯まるからって買う度にポイントカード出して、
気がつくと「あなたにオススメな商品」って分析されてるような世の中。
悪用しようと思ったらいくらでもされる中にすでに絡め取られてるんですよね。
例えばトランプさんに政権交代となった現実を思うと、
確実にエグい方に現在進行形。

「今」がどんな世の中になっているのか、この先さらに奥深い闇が広がっていきそうなことを
なんとなく知っておいていいと思うから、観てよかったですよー。





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by africaj | 2017-02-21 08:09 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)
昨年末、黒オリーブをハーブで漬けたものとは別に、
たっぷりの塩でアク抜きしシワシワになったものを、水で塩抜きしました。
時間はかかるけれど、独特の風味が出ます。
それを刻んで、老麺なちゃのカンパーニュに混ぜて焼きました。

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クープがばっくり入りました~♪

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うーん、美味し~♪(自画自賛)
塩気のある黒オリーブが入ると、赤ワインと合わせたくなる味ですっ。



ジビエの記事に追われて後回しにしてましたが、
「スターウォーズ・ローグワン」を年明けに家族3人で見てきました。

一昨年の「フォースの覚醒」はびっくりするほど話題だったのに、
今回の「ローグワン」は静かなもので、ダメなのかと不安になりましたが。
まあ、今年は続きが見られるんだ!ルークがなんであんなとこに1人でいるのー?って、
解明されたり主人公の女の子がぶんぶんフォースを使いこなしちゃうのが楽しみだったので、
「続きじゃないのか。な~んだ」って気持ちと、時間稼ぎスピンオフ?って怪訝さあったかも。
でも、「さっすが!すっごい面白い」って噂もあったから、一応見てきました。
スターウォーズって、私の(パパも)人生とともにあるような映画なのでw

だって、エピソード4が公開された時まだ小学生ですよ!
久々エピソード1が公開された時は、スペインに渡って初めて見るスペイン語の映画で。パパと見た。
エピソード2は、息子が1才ちょっとでこれだけは映画館で見てないのだけど、
DVDを一緒に死ぬほど見たから、

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洗濯ばさみでXウイング作るくらいに頭の中がスターウォーズで育ちw
エピソード3で、ついに息子と家族3人で観たんです!・・・行くしかないね「ローグワン」w

まずは感想から書くと、
「いやあああああ、シリーズ最高傑作じゃない?(大興奮)」って、
エンドロール見終わって館内明るくなって顔を突き合わせた瞬間、
3人で同じこと叫んだくらい♪

登場人物はほとんど新キャラだから、話のテンポも早いし着いていくの必死(汗)
座頭市みたいなの出て来るしw
デス・スターという恐ろしく無敵な宇宙要塞がスターウォーズには出てくるのです。
地球規模の星を一撃で破壊しちゃうほどの最終兵器。
なのに40年前の、最初のストーリー・エピソード4では映画後半に
主人公ルークがひょいっと飛んでって、あっという間に爆破しちゃう。
観てる方は、え~いくら主人公の見せ場だからって、鳴り物入りのわりに
ちょっと弱すぎやろ~って思う部分なのだけれど、40年後「ローグワン」にて、
実はぁ、どうしてあんなにあっという間に爆発しちゃったかって言うとぉ
って補足してくれるのが今回のストーリーwそういうスピンオフでした。
「ローグワン」の最後と「エピソード4」の最初が同じシチュエーションで繋がる糊代があって、
映画同士がちゃんとくっつく仕掛け。
ええ!これがあれに繋がるんだー(驚)って、エピソード4までほとんど時間経たないで
繋がってる感は感動ものでねっ!!
スターウォーズ知ってる人には堪らないほど面白いはず♡

ちゃんとダースベイダー出てきて、ライトサーベルぶんぶん振り回してくれるのも嬉しいし♡
でも、40年の時を経て時間をくっつけてるから、
我が家的に一番面白かったのは、「ローグワン」のダースベイダーが重厚感とオーラに満ちて
圧倒的なのに、その直後に繋がるはずの「エピソード4」で出てくる40年前のダースベイダーが、
結構気さくによく喋るマスクした変なおっさんって感じに、おなか抱えて笑っちゃうw

40年、ダースベイダーほどキャラに一貫性ない奴なかったなーって気づかせてくれました(爆)


あと、今回メインキャラがどんどん死んでいくのも驚いた~。
本筋と関係ない後付けスピンオフだから、キャラが生きてちゃいけないんだろうけれど、
メインキャラすぐ殺す作家だな~といつも思う宮部みゆきも真っ青なほど
メインキャラがどんどん死んでくw
すごく情のわくキャラがいっぱい出てくるのに(しくしく)
「映画だから許してね」って甘さなく見逃されることなく死んでいくお陰で、
今回の映画でキャラたちが必死にやろうとしてるミッションが
どれだけ難しく小さな希望かって伝わってきます。
だんだん居たたまれなくなるほど、儚い希望に命をかけていく様子はもうね(滝涙)
後半息つく間もなくハラハラで、え?うそ、え、まさか!の連続で
身体起こしたまま背もたれに戻れないで終盤迎えちゃいました。

大画面で観て大正解~♡って映画でした。


で、観終わって心に残ったのが・・・いつも弱すぎるトゥルーパーだけど、
今回もう仮面ライダーのショッカーみたいだったなーって感想w
一時期「bokete」で話題だったショッカーのこれを思い出してしまいました。

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ショッカーの哀愁漂う姿に見る人は涙したわけですがw
帝国軍側からしたら、反乱軍が悪なのにーって、トゥルーパーもきっとこんな感じよね。
雑魚キャラにしても、これだけ役に立たずにやられる一方だと、
気の毒すぎw

でもやっぱり、最後の5分の感動的シーン連続に完全ノックアウトされて
観終わって数日はスターウォーズの話ばかり。
今も、思い出しては「面白かったね~」って互いにうなずき合ってしまうのでした。

まだな人は、是非♪





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by africaj | 2017-01-28 00:52 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(2)
先週、どんだけいろんなことがあったか(汗)
書き留めたこと書いときたい事いっぱいで今週のことが書けないので、とにかく時間見つけて全部吐き出しますよっ(鼻息)
(それまでちょっとコメント欄閉じてます~)

東京から帰った翌日は、展覧会のお手伝いに行ってましたー。

「神戸市立博物館」にて、
東京で好評だったらしい歌川国芳と歌川国貞の浮世絵展が日曜日から始まりましたよ~♪
例によってお手伝いしたご褒美に、学芸員の先生に絵の解説をしていただいたので、
一生懸命書き留めたもの、復習も兼ねて記事で整理。
面白かったこと皆さまにもおすそ分けっ。
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歌川国芳は、

←こんな感じの
ニャンコの絵でものすごく有名な人なので、
もんのすごく楽しみにしてたんですが、今回はにゃんこ絵なし(しょぼん)

や、モデルに抱っこされてるのがネコとか、雪だるまがネコとかはあったw


あ、2枚ありました!!化け猫と、にゃんこが髑髏の形をして集まってる絵。
d0180447_14232703.png

←こんなの。
 
 ちなみに、絵が見つからなかったから、
 売られてる根付けの写真をば(笑)





國貞は、私は知らなかった人ですが、美人画が絶品の人でした。
しかも家柄が良くて親がお金持ち、歌舞伎界に精通してて、後の七代目団十郎と幼なじみって、
強運にも恵まれて、早くから有名な絵師で名を馳せた方とかで。

國貞が兄弟子、国芳が弟弟子ってことで、役者絵で一世を風靡していた歌川豊国を師として学んだわけですが、
国芳の方はお金がなくて居候で細々食いつないで絵を勉強した人。
しかも、広重と同い年。
大先輩の北斎やら美人画の喜多川歌磨もいるし。
デビュー後もなかなかパッとしなくて(涙)

ようやく注目を浴びたのが、
展示場で最初に飾られてる「水滸伝」。国芳の出世作なのですって。
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 国芳の苦労話を、博物館学芸員の先生に聞いていると、
 この漫画を思い出しました。   
 国芳が出世して、弟子をとっての生活が描かれてる漫画「ひらひら」。
 江戸のあの時代に、猫好きで猫の葬式やってた逸話のある国芳は、
 弟子たちにも男気あって優しくて。
 若い時苦労したからなんだなあと、妙に頷いてしまいました(笑)
 この漫画、なかなか面白かった♪


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 最初は国芳。

 7枚目に展示されてる「野ざらし伍助」。
 一休禅師に弟子入りしてたのに破門され、月前半はぷらぷら、
 月後半は世直しで大暴れする伍助さん
 を描いた作品だそうな。
 その発想が変よね?
 2日に一度とか隔週で世直しするとかじゃなくて、月の前半と後半w
 この話をパパに家でしたら、
 「『人斬りは、お月さんが太るまで』って月の満ち欠けで
  決めてたんじゃね?」って。太陽暦になったの明治からだからって。
  そっか、江戸時代って月が満ちて欠けると「ひと月」って太陰暦だ!
 パパ、すごいいいい(尊敬)  

 国芳は、誇張で格好よさを強調するのが得意っ。
 劇画タッチな少年マンガの元になりそうな絵だなといつも思うのですっ。
 



これは、国芳による柴田勝家の活躍を描く武者絵。
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敵陣切り込み~!!
槍で敵が吹き飛ばされてるしw
やっぱり漫画だわ。効果線入れたくなりますなっ(笑)
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これ、鰐鮫に襲われてるんだとばかり思ってた絵ですが、
清盛を打とうと海に出て暴風にあった源為朝に、白縫姫が人柱として海に入ろうとするとこ。
為朝が悲観して切腹しようとすると、あら不思議
烏天狗も鰐鮫もみんなして助けようとするではないか!?って絵。
烏天狗を遣わしたのは、日本三大怨霊wで有名な崇徳上皇らしくて、ドラマチックな絵でした♪
ちなみに、大物浦(だいもつのうら)って尼崎の沖合なんだって。

今気がついた。白縫姫も誰か助けてあげてよぉ←わき役扱い(同情)

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ああこれこれw
ネコの雪だるまっ(笑)

ここから、国貞の作品っ♪
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 この美人画、
 どなたかはっきり書かれていないけれど、
 手に蝶を持っていて、うちわには菊が描かれてることで、
 女形、五代目瀬川菊之丞だということがわかるのだとか。
 











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で、この隅田川の花火で、真ん中にいるカップルが、歌舞伎役者の二人で、
女性(に見えるの)が、前出の五代目瀬川菊之丞だとかなんだとか。

江戸時代って・・・今よりはるかに性別に感して先進的な世界だったんだなあ(しみじみ)
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 これは、八百屋お七の話を描いたらしい。
 江戸十大火災の一つ、3500人を死に至らしめた大火災を起こした女性の話。

 主人から受け取った刀を無くした吉三郎、翌朝にそのことがバレたら
 死は免れられなかったので、恋人のお七は必死で探し、
 ようやく見つけ出したはいいけれど。
 江戸の街はもう夜で、木戸が閉まって入れなくなってしまった。
 (各町に夜10時に閉まる木戸があって、木戸番が見張ってたんですよ~)
 今夜見つけた刀を渡さないと、吉三郎が死んでしまうのに!どうしよう。
 木戸を開けさせる唯一の手段は、火事を起こすこと。
 そうだ、火事を起こそう。

 ってそんな話(もらい泣き)


 単なる役者絵より、物語背景がある方がイメージわくので、好きっ。

 とはいえ、これも歌舞伎役者を描いてるらしく。
 お七は四代目市川小團次なのだそうですよ。
 

















ってことで、単なる絵ではなく、お顔が全部歌舞伎役者一人ひとりの似顔絵なので、
三階の役者の顔絵と説明をよーく読んで、撮るなどして回ると、
あ、この絵ってあの人かも?
なんて楽しめるのではないかと♪

個人的に、なんだか印象に残った3枚をば。
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この方は、八代目団十郎で、江戸歌舞伎界きってのスター。
人気絶頂で、今なお原因不明の自殺をしちゃったのだそうな。
江戸の街は大騒ぎ。
忍んで国芳が書いた「団十郎死絵」。

学芸員の先生の「絵に喪失感がとてもよく出てますね」って説明聞いて、
若者二人の「とても喪失感出てるて」「へー出てるんや・・・」って率直な会話がおっかしくておかしくてw
でもなんか、草と文字いっぱいの空間は尋常じゃない気はする。喪失感まではわかんなかったけど。

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 これも、国芳。
 
 なんか真ん中にニャロメがいるぞ!(爆)
 などど笑えちゃう脱力系の絵に見えるのですが、
 実は「天保の改革」の倹約令で庶民の娯楽が弾圧を受け、
 役者絵や遊女、美人画を描くのに規制がかかっちゃって。
 じゃあこれはどうだ!美人じゃないぞ!って反旗を翻した絵なんだそうなw
 かなりお上に楯突いて、投獄されたり始末書欠かされて目をつけられたらしい。

 この時代に、役者を誰だかわからなく描いて、
 江戸独特の絵文字で察しをつけるようにしたのだって。
 鎌の絵に、輪っかの絵、「ない」って書いて「かまわない」とか、あれですっ。
 
 天保の改革による規制は2~3年で終わったらしいのだけど、
 その間はこんな滑稽画や、
 自分の出世作・水滸伝の絵のスピンオフ版描いて食いつないでたのだとかとか。

 
 



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ちょっと異色ですごく綺麗だったのが、この絵。
国貞の美人画ですが、ちょうどインディゴブルーを使うのが大流行した時の絵。
5人の吉原の花魁のブロマイドなんだって。


役者絵って・・・
誰と誰が三角関係だとか仲が悪いとかを、下世話なことをちょっとおちょくったり仄めかして描かれて、
手にした人がピンときてニヤつくって、芸能雑誌みたいなものというか。
だから、この展覧会も実は、当時のゴシップなんかを知って初めてぐぐっと面白いのかも。
なので展覧会に行く方は、音声ガイドとか事前知識があると、楽しめ方違いそうですよ♪

ちなみにね、展覧会で来るかと期待してたのに、なくって残念だった、
私が国芳で一番好きな絵はこれ。
「宮本武蔵の鯨退治」
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これ、天保の改革が終わって、その鬱憤をぶつけた絵なのだって。
この人は、ガマガエルも猪も、ヒーローと戦わせるためにすごい強調して描くわけですが、
とにかく迫力あって格好いいのを描くのが上手いなああ♡

いつか本物見てみたいよ~。


お・し・まいっ!

by africaj | 2016-06-22 10:00 | 本と映画と美術展と演劇と

都会のはじっこ、山のはじまりの手作りな暮らし。畑のこと、日々のパンとお料理、発酵の実験、パパの狩り、子育てを綴ります。


by africaj