カテゴリ:息子のはなし( 129 )

FBとインスタがあまりに簡単に記録でき交流できるので、
blogに戻れなくなっていました。
暑さ疲れのせいで、ラクなものに流れちゃう~・・・と、パソ前に座れずにいましたが、
私をblogに引き戻してくれるのはやっぱりこの人。息子のことはやっぱりblogに書き残しておきたくて。

奈良の茶摘みアルバイトと北海道の炭焼き窯修理で夏中いなかった息子。
いつ帰るかもわからず、連絡も無く、連絡もせず。音信不通が続いていたと思ったら、
夕方に突然「これから帰る」と公衆電話からの留守電が入っていました。
いつも携帯切れてる人。留守電が返せません。どこからかけてるんだろう?

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この時期だけの鱧の卵。
頭と骨で取った出汁と水洗いした卵を入れて少し火にかけ、固めました。
徳島のお土産に頂いた、久しぶりの実付いて間もない甘いスダチを添えて、夏の味♪

突然だったので夕食の数が足りなくなってあたふたです。
2人分を小さく3つに分け分け。
ややして真っ黒に日焼けして、長髪で帽子被ってるスナフキンのような人が帰ってきましたが、
息子の声だったから辛うじてわかったようなもので(汗)

でもね、細い体にお土産話が一杯詰まっていました。
2人で過ごすのも気楽だけれど3人もやっぱりいいですね☆


どうやらお茶にとても興味を持っているようです。
まだ具体化していないけれど茶園から台湾の茶園に留学する話に手を上げているのですって。
へー、いいじゃない!行って来い行って来い♪

先日の変なルートの台風の時、情報の隔絶された田舎で台風が来たことも知らずに過ごしたんですって!
雨漏りする古民家で、まあ大変な夜を過ごして朝起きてから台風だったことを知ったとかw

高校生二人に、20代1人30代1人で一緒に寝泊まりして毎日茶摘みと雑草取りの日々。
基本自炊。でもまともに料理ができる人ゼロ(苦笑)
教えても覚えようとしなかった子が、料理教えてくださいって毎日ノートにメモしてるんです(笑)
切実だと人は変わりますねーw

間に地元の人のところにお呼ばれしたり、お茶の勉強したり、人や文化の繋がりの大事さを学んでいるようです。
そういうことをベースに古民家を再生して、地域の繋がりを作るプロジェクトを始めたのだそうな。
若者はアイデア出し担当、30代組は社会や企業を説得する担当。
聞いているこっちがわくわく。

なにより好奇心いっぱいにイキイキして帰ってきたのが大きな変化です。
スペイン時代の息子のよう(嬉)

中高に関わったトラウマのせいで前に進めなくなったなどと言っていた息子。
小学校はフリースクールだったので
高校中退とはいえ、学校と関わったのは中2で不登校を始めるまでのたった1年半。
日本的規律やルールや教育方針、個より全の全体主義が呪縛だそうだが、そこまで抜けなくなるかなあ?と
怪しんでいましたが、ほんとうだったみたい。
「屈折」がなくなって、やろうって気持ちを素直にやる人に戻ってる。
心って、人それぞれに傷つきどころがあって、癒える時間もまちまちなのですね。
癒えないで傷を上塗りしていくと、素直にまっすぐ進むことができなくなってしまう気がしました。

よく、思春期の子は親の他に、年の近い大人が側にいるといいと聞くけれど、
今ちょうど息子はそんな環境の中にいるようです。


お茶の世界にはスコーンだから教えてと言われて、さっそく。

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今年頭くらいにスコーンの研究をしたので、美味しくて簡単なのを教えてあげました。

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あーでも、この暑さではバターが温かくなってしまって、
オオカミの口を開けるのは難しいですねー。
でも、ふんわり美味しい♡
久しぶりのスコーンを、息子の無農薬茶園の「和紅茶」でいただきました。

「和紅茶」って私初めて飲みました。
ほうじ茶と紅茶の間みたいな、苦味がなくてスッキリした味なのですねー♪

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「ひょうたんを水筒にするのはどうしてか知ってる?」
水筒を作りながら得意げに聞いてきました。
ひょうたんは少しずつ液体が染み出すから、気化熱で中の液体が冷たくなるのですって。
暑い夏、日向に置くほど中が冷えるのですって。

茶園に戻った時に水筒にするのだと、せっせと作っておりました(笑)
蓋がない蓋がない~と言ってたと思ったら、次に見たらこんな可愛い水筒が完成してました☆

私たちの知らない仲間ができ、自分の人生が始まろうとしてる息子。
私の好きなものと重なり合う部分もたくさん、パパの趣味と重なる部分も沢山で、
その行動の多くを理解できるから、なんだか自分の分身のようにも感じられてわくわく。
聞けば何でも話してくれて、相談もしてくれるので、彼の人生のブレインでもあって。
これから始まる冒険を特等席で観戦する気分です。
育てることばかりしか考えてませんでしたが、こんなお楽しみが付いてくるんですねえ♪
私ができなかったこと、これからするには時間がない体験
どうぞいっぱいやって、どんどん私に教えて欲しいなあ♡



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by africaj | 2018-08-15 18:04 | 息子のはなし | Comments(0)

最近の息子の話。

旅行記に戻る前に、息子の最近も書いておかなければ。
目下、北海道に炭焼き窯を直しに行ってる息子。

東大の異才発掘プロジェクト「Rocket」の活動はまだ続いています。
炭焼き窯の修復にかかるお金100万円を子供たちでなんとか稼がないと先に進まない。
最初10人いたので一人10万円集める話で、息子は映画館のアルバイトで10万円貯めたのだけれど、
仲間がどんどん音を上げて抜けていくのでお金も貯まらず次に行けないみたいですが。
こういう時、-30度の極寒作業でも一人になっても音をあげず続ける性格だったのかと、
色んな息子の面がわかって見守ってます。

炭焼き職人の元で炭焼きと共にアイヌの昔の暮らしを学んだり、インドで貧しい階級のアイデアと富裕層の富を結ぶムーブメントを学んで、
今は、奈良で無農薬の茶畑を通し、古民家の修復利用と過疎化しつつある村の活性化に尽力している方を手伝って、
岐阜へ幻の茶葉の話を一緒に聞きに行ったり(そして財布を落とし路頭に迷いそうになる)、古民家再生の話し合いに行ったり、そんな日々。

ゆっくりだけれど、過去のたくさんの映画を見るのと色々な大人たちと出会い関わることで成長してます。
皆が受験勉強している時間、息子は大人から学び体験し、ゆっくりゆっくり人のつながりや世の中について考え、
皆が大学生をしている時間、息子はまだ周囲に教わりながら、ゆっくりじっくり自分の生かし方を考えていそう。
動きはとてもゆっくりで自分に忠実にしか進まず、そんな風に積み重ねる5年後、10年後、20年後、
どんな風になっているんでしょう。
私の歩んできた道と違うので、見守っているしかないですが、
レオ・レオニの絵本「フレデリック‐ちょっとかわったねずみのはなし」を思いだして、もしかしてフレデリックなのかなあと思うのでしたw

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息子の作ってきたお茶は茶葉の形一つ一つあるお茶。
茶葉をそのまま食べても美味しいし、香り高さに驚きます。

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一煎目、二煎目、三煎目、煎れ方にいちいち煩いのがたまに傷。
面倒くさいから息子が自分で煎れて振る舞ってくれたらもっとうれしいのにと思う今日この頃。
色んな親子の形がありますが、我が家はかなり変わってるんだろうなw


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by africaj | 2018-06-29 13:31 | 息子のはなし | Comments(8)

今、オリンピックでハーフパイプをやってるおり、ショーンホワイトが予選で98.5出してます。
「フォーティーン・フォーティーはまだ出してません」って解説。奥の手無しでこの点数かw
家にハーフパイプある人は違うわ。

あ、決勝で平野くんがんばってるー♡ショーンを上回ってる!!


息子が一昨日、面白かった~と帰ってきました。

どんなテーマで、何してきたの?って聞いたら、
「昔を探して答えを出せ」ってテーマだとかで。
その漁村はまったくの陸の孤島で、時代に取り残され独自の生活がまだ続けられているそうな。
皆が顔見知りだから鍵さえもかけなくていい暮らし。
仕事はないので若者はすでにいなくなり、老人ばかりの村。
そして、石巻、女川と言えば津波の被害がかなり凄かった地域。
色んな事色んな話を、村に毎日通って村人に声をかけ、話をいっぱい聞いてくる作業だったらしい。

滞在したのは、「モリウミアス」という廃校の小学校を改築した
これまた面白い施設なので紹介しておきます。



今回は「モリウミアス」は滞在しただけなのですが、なにか面白いことをしようとしてるのが
伝わります。復興も兼ねてだと思うので、意気込みが違うのだと感じます。

ここに滞在していると、子供達の声を久しぶりに聞いたと、
村の人達が食材を毎日届けてくれたのだとか。
野菜、わかめ、牡蠣、ムール貝、ホヤ(種類は少ないw)
ホヤを初めて食べた息子、「あれは・・・美味しさがよくわならなかった」とつぶやいてました。
毎日カキフライ。「俺、カキフライ好きだけど、3日も連日で食べると辛いね」としみじみ(ぷっ)

参加した子たちは7人。息子が一番大きくて、一番小さな子は小4だったそうな。
現地ではipadも携帯も全部取り上げられる。
二段ベッドが並ぶ20人大部屋でみんなで寝泊まり。
夜は暇だから、毎夜「千夜一夜物語」のように息子がおはなし会を開いたらしく、
最後の日にはみんなわくわく待つようになって「陛下」と呼ばれていたらしい。
「陛下、今夜はどんなお話をなさるんですか?」って(爆)
小公女セーラかシェヘラザードかw
ああ、「千夜一夜物語」はパパの十八番で、家族で旅をして暇だとパパは男シェヘラザードになるのです。
やはり影響大だな。ほぼファザコンです。
でもいいのでしょうね。
彼の、自分の中の難しさを超えられるような気がします。しっかりイメージして、模倣からよね。

むこうでは名前ではなく、最初に自分にニックネームを付けて呼び合ったのだとかで、
息子は何故か「四十四世」(笑)
ルパン三世を直前に見ていたからかなあ?
ああそういえば、最近クラッシックに熱中してい、見ていたBSで、
ヨハン・シュトラウス二世の曲紹介で、作曲者「(父)」って書いてあるのをみて、
これってヨハン・シュトラウス「二世」ってことは、父は「ヨハン・シュトラウス」ってことだよね?
名前書いてあげればいいのに!後世で「カッコ父」で終わらされてるって知ったら「俺が元!」って怒りそうと笑ってた。
それから「○世」って言い方にすごく興味持っていたので、それかなw

村を歩いて話しかけると、招き入れて家に上げてくれて、お茶と何かを出してくれたのですって。
その村は歴史研究にマニアの域を超えるほどになったおじいさんがいて、過去から津波を予測していたそうな。
隔絶されていて陸の孤島だと皆がわかっているので、大型の発電機を市に申請し続けて、
何度断られても頑張って買ってもらったので、大変な時期もそれに救われたのですって。
津波の時の逃避ルートを研究し、各家を誰がフォローし誰が引率するかを作り、
日々避難訓練をしていたのですって。
だから、全員が助かった村なのですって。

ずっと辛い話しか聞かなかったので、そんな村があったのか!って
嬉しくも心強くも感じました。
100%やられたわけじゃなく、人智が上まわった場所もあったんですよね。

3日前に予兆があったけれど、たいした津波じゃなかったそうな。
それで、「備えよう」としていた人達も油断したせいで、被害が酷くなったのですって。
その村は、そのおじいさんが「いやこれでは終わらない」と判断したから皆で備えていたのですって。

まだ、長老の意見で統率されている世界。
それが息子の一番に感じた「昔」だったそうです。



帰宅した息子は、また少し巣立ちが進んでました。
何かが違うのです。
頼りがいが出たような。親への寄りかかりが薄くなったような。

そして、パパもある決断をしていました。
今年、用事で少し長期の旅に行くことになるのですが、息子は連れて行かないって。
私的には、行きたがるし悲しむかなってちょっとドキドキしましたが、
「俺たちの旅にあいつが付いてくると、またダメになるから、もういいんだ」って。
それは、今回の彼の変化や成長を見て本当に感じるのですよね。
彼は私達の元にいないほうがいいなと、私も薄々感じていて、
春からばあばの家に行くことを勧めようと思っていたのです。

去年、「タイムスリップ」と称して息子の思い出の場所へ旅したタイ。
あれがやはり良い儀式で、我が家の子育てもまた新たな段階に行きたいので、私達も頑張り時です。

頑張って、置いていかねば(母性本能で台無しにしないようにしないと・・・)


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by africaj | 2018-02-14 11:56 | 息子のはなし | Comments(4)

息子の話は久しぶりです。
この時期、恒例の「レポート出さないと進級できない」問題が発生しており、
ついに高校をやめるそうな。
毎年毎年やめるのやめないの、
いや今やめるのは得策じゃない。せめて後悔した時に戻れるように休学に・・・という先生の言葉、
日本は学歴がないと厳しいという周囲の言葉になんとか留まって今まで来たわけですが、
面の皮一枚で繋ぎ止めて進級した後、心を入れ替えることなく、年明けから大変になるのを何度経験しても、
じゃあ最初からやっとこうって思考にならないんだもの。

これはあれだよね。
本人は根っから「やる気がない」
続けてる方がエネルギーの無駄ってレベルだからもう、なにも言うまい。

とりあえず、20才になったら出ていってねと伝えてあるので、
あと3年どうするのかな、彼は。
その後一人でも食べていけるようにスキルを身に付けろよとは言ってますが。


自分でも、自分がこのままじゃダメだって思ってるみたいです。

先日、彼が属している「大学のプロジェクト」で
『自給自足から社会を学ぶ体験』に参加したい人のレポート選考があって、
選ばれると交通費滞在費支給の5日間の合宿に参加できる。それに選ばれておりました。

なんて書いたの?と聞いたら、
「僕は今までスペインでも日本でも色んな体験をいっぱいしてきた。色んな所へ旅をしたし、
季節ごとに栗拾いしたり鹿を撃ちに行くのに連れて行ってもらったりだけど、
それはいつも両親が計画して連れて行ってくれることで、僕が自分から考えて選んでやったことじゃない。
だから、その体験は貴重なものとして残ってはいるけれど、僕の中に僕のものとして形になってはいないと思う。
僕は今年からは自分が動いて身体の中にきちんと形になる体験をしようと決意したので、参加したい」との趣旨を書いたらしい。

なんだ、わかってたのか。
生き方うまい子なら、親の計画に自分も参加してちゃっかり自分の体験にできちゃうものですが、
息子は誰かのお膳立てだと、どうもお客様のままでいる子。
お出かけすると、自分がどこに行こうとしてるのかや今日一日することすら、親にお任せのままで。
興味を持って自分が先頭に立とうとしないで、いつも「付いてくる」だけってのが親には歯がゆかったのです。

でもね、ひとたび一人でルートを考えるとなると、わざわざ苦労する方を好んで選ぶ。
関西から現地(女川駅から広がる森)への交通費を調べて申請しろという最初の課題に、
ネットで普通に調べると、飛行機で行って最寄り空港まで予約した送迎バスに来てもらうとあるのを、
敢えて、それじゃあ初めて行くのに宮城でもどこでもいいことになる。
ちゃんと街の風景も空気感も感じずに、現地だけに直行するんじゃ行く意味がないって、
電車と市営バス、もしくは徒歩で行けないかって調べまくって、
思うように交通が見つからず、遂にはわからなくなって課題提出が遅くなってました。
(結局電車に拘って行けるところまで行ってから車に拾ってもらう話に纏まって、旅立ちましたが)

まあ、同じレポート提出が遅れる話でも、
通信制高校のレポートは結局自主的には一枚も出さなかったけど、
このプロジェクトの課題は一応熱意持ってやってるんだし、
やる気ない子ってわけじゃないの…よね?

とりあえずは、このクソ寒い2月にわざわざ女川駅の先に広がる森で自給自足しに行くわけだし、
その3日後から、またも北海道で炭焼き職人さんについて一ヶ月ほど修行をやる気みたいだし。
やる気ないわけじゃないのですよね。



どうやったって通信制高校のレポートをやる時間なく3月になっちゃうので、もうダメ。
私だけがまだ拘ってるんですよね。学校辞めていいんだろーかと。
当分ちょっと落ち着きません。

普通に学校行ってくれてたら良かったなーって思うこと多いですが、ここまできちゃいました。←今ココ。

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自分の道の方向、わかってるのかなー。つい心配しちゃう母。


p.s.
いちから一歩一歩自分の足で歩いていくなら、この子は興味が掻き立てられて進めるのでしょうね。
誰かが手を差し伸べた瞬間、思考停止してその人の後ろについていっちゃうんだわ。
そうか、私と同じタイプで、私よりかなり重症なんだと気がつきました。

次女の私はいつも誰かに連れられていたから、人と一緒だと
おしゃべりに夢中で全く道も時間さえ、酷いと目的地の名前さえ相手に委ねてついてっちゃう。
きっとこの人が知ってると思うと、もう脳は動こうとしないのです。
これがたった一人だと、周囲をすごくよく覚えて道も覚えられる不思議。
車もそう。助手席にいると、何十回往復してても全く道を覚えてなくて
パパに呆れられます。自分で運転すると一度で覚えるのに。
さっき書いてた息子の困った点と私の傾向、同じで苦笑いです。
それを自覚してからは、旅は一人でするようになりました。
その方が自分の全感覚がフル稼働して、断然面白いのがわかったし、
すごく記憶に残って経験が積み重なったのでした。

私と同じなら、私が信じてあげないといけないですね。
パパに似れば良かったものを、ね。
パパはラクで暖かい方をネコのような嗅覚で見つけて、素直に渡り歩く羨ましい人。
私、苦労する方ばかり行っちゃうから。息子もお気の毒。



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by africaj | 2018-02-04 14:17 | 息子のはなし | Comments(4)

今日は連投できそうなので、頑張ってみます。

まずは、インドのお話。

ハニービーネットワーク というのは、
インド各地のアーユルベーダなどで使われる植物の効果が、自分の研究より凌駕していると気づいたある男性が、
科学偏重の時代で風前の灯となっている伝統を、少しでも残さねばと、お金もない中インド中を歩いて
知の遺産集めをはじめたことに、少しずつ賛同者が集まり、
今ようやく国がバックアップを始めて、うねりを作って広がっている動きなのだとか。

一つは、資本主義的視点ではなく、誰でもが使えて低コストで維持できて、シンプルで有用な発明を「し直す」動き。
一つは、伝統や伝承で出来上がったものに注目して残していく動き。

その流れから出てきた発想が、
「ローカーストの人々のアイデアをハイカーストの人々が形にする」動きなのだとか。

インドがカースト制度のある国だというのは有名ですよね。
神官のバラモンを筆頭に王侯貴族のクシャトリア・二次三次産業のヴァイシャ・農・職人シュードラ
4つの階級に分かれていると教科書にはあるけれど、実際にはその下に不可触賎民も多々。
19世紀後半にカースト撤廃運動が起こって、今は都市部では曖昧とはいえ、農村部ではまだ根強いそうな。

貧富の差というのとは違い、それぞれに為すべきことを為す、長い習慣の中で分をわきまえその中で生きるのがカースト制度だと
息子が見聞きしてきた話から想像するに、江戸時代の「士農工商」と似ているのでしょうか。
結果的にお金を持っている商人、物々交換が主体だからお金は少ない農民だけれど、
資本主義社会のように、貧しいからと卑屈になることはないし、お金があるからと他者より偉ぶることもない。

農・職人に必要な勉強だけしかやらないで生きる人達、職につけていない人達も勉強に費やす時間は少ないわけで、
二次三次産業以上になると勉強に費やす時間も長くなる。

そこで彼らが気がついたことが面白くて、
「学校で勉強してきた人間はどうしても頭が固くなって、勉強してこなかった人間には敵わない」と言い切る。
それで、
ローカーストの人々からアイデアを募集して、彼らはアイデアの報酬を受取る。
ハイカーストの人々はそのアイデアを実現化することで、国をより良くしていく。
協力体制を作り上げて、今うまく回ってきているのですって。

面白いでしょう?
カースト制度だったから出来たことですもんね!


息子の参加する大学のプロジェクトは、「不登校であること」が条件なのです。
これも面白い発想なのですがw

創始者のおじいさんに、僕たち、みんな不登校なんですって告げたら、「ファンタスティック!」って
立ち上がって思い切り賞賛してくれたそうで、
「すごい素敵な笑顔で言ってくれてさ、俺らみんなとても誇らしくなったよ」と、
思い出すたびに自分も笑顔になって息子が話してくれます。
不登校がファンタスティックって言われる時代が来るなんて、ねえw


資本主義の進むこの先は頭打ちにしか見えないし、だからって共産主義が成功してるように見えない「今」に
なにか新しい風が吹き始めてるのだろうかと、私はなんだか不思議な希望を見た気がしましたよ。

そんな矢先、
私、彼の字がとても好きなのですが、武田双雲さんの



この講義を見ていて、すごく重なることを言っていたので、皆様も是非見てみてくださいませ。

「人間社会は行き詰りました。
産業革命なんかがあってどんどん豊かになってきた。洗濯機が出来て、今ルンバが出来て、ロボットが出来て、
みんなは、便利になってこれから豊かになっていく気がして、豊かになったけど自殺が減らない。
なんか幸せに働いている人が少ないってことに、最初にアメリカやヨーロッパが気づいて、ようやく日本も気づいてきた。
これから会社が利益を出したとしても、幸せになるかって言うと皆疲れ切っている。
社長さんはこの先どうしたらいいか誰も答えを知らない。
江戸時代のお母さんたちはルンバもない、皿洗い機もない、コンビニもAmazonもメルカリもないでしょう?
でも、今のお母さんたちの方が忙しい。人間の代わりがいっぱいあるのに、お母さんたちの心が豊かになってないって
そもそもどこかに矛盾があるんだけれど、今までの常識で生きてきた人達が新しい発想で変えられるわけがない。
頭はいいけど革命は起こせない。
こんな時に出番になるのが、遊んでたアリたちよ!
常識ではまったく想像できない子達が時代を作っていく時代が、やっときました」

って言っていたのです。
あ!インドと同じ話だっ!!ってわくわくしてしまいました。

遊んでたアリたちって(爆)
息子、はいはーいって手を挙げそうw
ああ、もしかしたら、息子を通して新しい動きを見ているのでしょうか。それなら楽しいなあ。


おまけ。
この双雲さんの講義、素敵な子育てのヒントも語ってくれてます。
朝起きてこない息子に、双雲さんの言葉通りにしてみました。
大好物のちまきを蒸して、「あと5分で蒸し上がるよー」
「そば茶入ったよー」
「ちまき、もうすぐー」
ぷっ。食べに起きてきましたw

どうしよう。
いつも朝は各自勝手に食べるルールの我が家ですが、彼のために朝ご飯作ってみようかな?
朝起きてこない悩み、解消されるかしらw


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by africaj | 2017-10-29 12:55 | 息子のはなし | Comments(4)

帰宅した夜は息子の食べたいと言うものにしようと尋ねたら、
「牛肉!インドでそんなこと絶対言えなかったからw」

ということで、焼肉屋さんへ(笑)

朝カレーで始まり晩までカレーしか食べない生活だったらしいです。
サラダとかないの?って聞いたら、野菜はカレーで食べるんだとか。
お肉はカレーにほんのちょっと入ってる感じだったらしい。
想像以上に肉をほとんど食べないで暮らしているのですね〜。

ほとんど寝ることなく帰ってきたのは一昨日の朝ですが、翌日から3連ちゃんで
アルバイト入れられてるーってぼやきつつ出ていきましたよ。


インドへの旅の前、直前まで行き先内緒って言われてて、
宿泊先も飛行機の詳細も私が東京に行ってから送られてきたこともあって、
今回は本当に私ほぼノータッチ、彼まかせ。
東京で友人たちに「インド行くなら胃腸薬渡してあげたほうがいいよ」ってアドバイスされたのに、
すっかり告げるのを忘れちゃったくらい。
でも、お腹壊さなかったらしい。
すぐお腹壊すパパではなく、ベトナムでメコン川の水が口に入っちゃったと焦った時も、
まるで大丈夫だった私の胃腸譲りと判明。良かったねえw

だから、手持ちのお金持ってるのかも聞く機会なかったことを
台風アクシデントで「オレ、ルピーしか持ってない」って成田からメッセージ来た時に気がつきました。
見送ってあげたパパに聞いたら、
「「お小遣い持ってきた」って言ってたよ。オレ、お財布に3000円しかなくて、
それだけ餞別にあげた」
3000円〜!?
でも、うち、いつもギリギリしか持たない夫婦なんで、人のこと笑えず。
まあ、アルバイトしてるし自分でなんとかしたのかな?と淡い期待を抱きつつ、謎。
ヤツも年中金欠だしなー。

で、昨日ようやく尋ねることができました。
ね、いくら持ってったのー?
「3000円。」
お前もかーい!
インド行くのに隣町行くような所持金かいっ!!大胆なw

「あ、そうだ。オレ、お小遣い使い果たして、バイト行く交通費もないんだった」
って(汗)

スパイス買ってきてくれたしね。
じゃあ、後になったけど餞別がわりにスパイス代あげるよ。
はい。3000円。

「足りない…スパイス4000円くらいだったからー」

ごめん今、3000円しかないや。
「じゃあ、お土産だし3000円でいいや」とマケてもらい…


って、記事書いてて気がつきましたw
とほほにも、みんな財布の中身が3000円しかないって家族なんだわ、うちって(爆)


まだインドの話までたどり着いてませんが、
シク教にいたく感動した話とか、
ハニービープロジェクトという、面白い動きの創始者に会って聞いた話とか、
とてもすごい話なので、記事に出来たら…と思います。

が、本日私は岡山へ畑を習いに〜。
ただ今鈍行の中。瀬戸を通過中。
書くこと多すぎて追いついておりませんが、行ってきまーす。
今日はいい天気♩
皆さまも良い1日を。


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by africaj | 2017-10-25 09:20 | 息子のはなし | Comments(0)

息子、無事に帰宅。

息子とは、朝の7時50分に駅で無事に会うことが出来ました~(ほっ)

携帯のない息子、携帯持っているけど充電が切れそうなもう一人。
もう連絡も取れない状況の中、
偶然にも大学側の先生の知人が同じ新幹線に乗っていたおかげで、助かりました~(滝涙)

真夜中1時を過ぎても復旧の目処が立たない状況、トンネル内に取り残されていること、
心配は同じでも、せめて様子がわかるのは有り難かったです。
こちらは真夜中3時くらいまで連絡とりあって心配が募る中、
二人の様子の写真を送ってきてくれたら、ハイになっていて目が爛々、全然お気楽w
わくわくと楽しそうな顔を見たら、ほっとしてヘナヘナ~。

まさに百聞は一見に如かずですね。

新幹線も近くの駅まで移動でき、そこで車中泊。
車中は快適だとか、ちゃんと水分を取っているとか、細かい報告を色々してもらって、
「アクシデントも、安全で友人と一緒なら、子供にとって冒険ですよね」なんてようやく前向きに。
皆少し仮眠をとりましたが、5時位から動きがあって新大阪まで止まるのどうの二転三転し、また連絡のとりあいとなり・・・

頼りの人が京都で降り、友達が新大阪で降り、新神戸まで最後1人だと携帯持ってないのでまた連絡取れず黙々待つ。
疲労で寝過ごして岡山行っちゃったらどうしようと(←日常的にこれをやる人なので)
顔見るまで心配ばかりしてましたが、なんとか無事。

は~、長い夜でしたー。


彼はお土産だけくれて、寝に行ってしまいました。

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お土産はスパイスの山とお茶w

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私の知っているカルダモンは左のものですが、黒くて大きいこれは、「ブラック・カルダモン」と言うのですって!

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謎の花びらのスパイス。

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松や杉系の実。
調べないと謎なスパイスがいっぱいです(興味津々)

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タマリンドというと、このイメージでしたが・・・、











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プルーンみたいな見た目、「MALABAR TAMARIND」って載っている写真はマメ科とはかけ離れてます。
検索すると、カレーに入れる香辛料で甘酸っぱいのだとか。
マメ科の一般的タマリンドとどう違うのかなあ?
こちらも味見するのが楽しみです♡


一番最初は、インド本場のチャイをまずは淹れてみましょうか。
ご心配おかけしました。
無事帰ってきたので速報しました。

すごかった!面白かった!らしいので、お土産話が楽しみです。
では私もちょっと一眠りをー。


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by africaj | 2017-10-23 10:29 | 息子のはなし | Comments(2)

今日は疲れました。

インドから成田についたのはお昼だったはずなのに、音沙汰なく。
関西は夜の10時からピークになるというのに、
18時発の飛行機で成田から帰ってくるのを待っているとメッセージが
16時過ぎにようやく入りました。
幾つか東京からの飛行機が決行になっているのに、息子が乗る遅い便は何故か変更なしのまま。
キャンセルしてさっさと新幹線で帰ることがいくらでも出来たのに、予約とってる便を
何時間も待っているのだとか。

直前で案の定の欠航。

ギリギリまで確認しても飛びそうだったので、パパが迎えに出た直後の欠航。
途中でパパが引き返してきました。

大学の先生に指示を仰いだらしく、とりあえず東京駅に移動してきてと言われて、移動。

息子、相変わらずお馬鹿なので携帯持たずに旅に行ってしまって、
wifiないところだとまるで連絡取れないの。
「迎えに行くのも危ない状況、在来線全部止まってるから、東京で泊まりなさい」って
メッセージ入れたのに、既読にならない〜(ハラハラ)
状況がまるでわからないままですが、救いは関西に帰る子がもう一人いること。
とりあえず指示してくれる大学の先生がいるってこと。

到着時間にはもう西日本は暴風域で危険だから東京一泊を
先生が指示してくれるのを祈りましたが、

数時間後ようやく連絡が入ったと思ったら、
「今、新幹線に乗ったから。到着は10時50分」って連絡を受けて、がっくり。

見事に台風ピークの時に到着するなんてー。
もうね、暴風すごくて運転怖いんですよー(涙)
電信柱折れそうだし、木が倒れてるし、車風で揺れるし、とたんが倒れてるの。
でも、在来線止まってるから迎えに行くしかない~(滝涙)

パパと2人で迎えに行って待っていると、大学側から連絡が入ってきました。
「トンネルで漏水があって、新幹線が停止してるので、最悪新幹線で車中泊かもしれません」

夜中1時に最も接近するって時の12時近くって、もうもうもう、本当に道が怖い。
結局泣く泣く帰る私達も状況が危なくて緊張しっぱなしのドライブ。
パパなんて仕事帰りな上の伊丹空港だ新神戸駅だって無駄なことばかりで、へとへと。

なぜだー。
午後に新幹線で帰ってくればここまでにならなかったのに。
せめて到着時間が台風ピーク時間なら、東京で泊まってこーい。
そのすべての元凶は、息子が携帯持って行かなかったことにある。反省しろー。

で、次の問題は、
中途半端に復旧作業完了で、新幹線が動き出しそうだという連絡が入ったのですが、
一番危険な時に駅に到着は避けてー。
どっちかというと新幹線一泊して台風やり過ごしてから帰ってきて欲しい。
はー、まだどうなるかわからないで連絡待ちしてるので記事書いて気を紛らわしてます。。。


今日はこんな絵を。

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可愛い絵を見つけたので、参考にして描いてみました♪



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by africaj | 2017-10-23 01:02 | 息子のはなし | Comments(4)

色々と初の体験。

本日、息子はアルバイトで、社員の上司の人が会社を辞めるそうで、夜に「送別会」なんだとか。
すごいな。
高校生で、大人社会の「送別会」&夜の飲み会を体験するなんてw
朝アルバイトに行く前、「やっぱりきちんとした格好した方がいいよね」ってちょっとキレイな格好に着替えて、
「なにかプレゼントとか渡すべき?」とか気にしてるようで(そういうのはみんなでお金出しあったりするから、
新人なんだし周囲に合わせなさいなと言いましたが)、ほんと、
ちょっと前はお風呂も言わなきゃ入らなかったし、周囲のことを気遣うこともなかったのに、
すごい変わりよう!感動もんですわ。
ビバ!社会勉強っ♪

インド行き、
VISA申請は親がやったし、サインをさせる時は大使館名を伏せて念入りに行き先を隠し、
子供達がやったのは、戸籍謄本と住民票をとることと、VISA用の写真を送ることだけだったのに。。。
子供達のほうが一枚上手だったようで、VISA用の写真のサイズから「この寸法はインド」って
行き先に当たりをつけた子がいて、薄々みんな感づいてるのだとか。すごい。その聡明さが怖い(汗)

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10日間の旅ですが、
「全員3日分の洋服。軽装。バッグは背負えるもの。機内持ち込みできるサイズ」って指定が届きました。
あと数日で出発って時に今これが届くとは(汗)
と焦ってポチってもううちにあるのだから、こういう時はAmazonさまさま(拝)

こんな日に、朝の情報番組で、旅先でジップロックで洗濯する方法をやっていて2人でガン見しましたよw
すごい!
大きなジップロックにセスキ炭酸ソーダを少量入れて、水入れた中に下着なんかを入れて、
ちょっとモミモミしてから1時間放置→水ですすいで乾かせばOKですって♡
洗剤を使わないからすすぎも簡単だというし、
ひどい汚れは無理でも、皮脂汚れならこれで十分って。
3日分貯めては洗ったら、なんとか10日いけるんではない?

彼の地は最高気温33度ですって。最低気温でも20度。
確かに冬服着てるイメージがない。
ホテルにバッグパック置いてるとスられそうなイメージもあるな。
と、急いで南京錠を買ってきたり。
なんだか、色々探してあたふたしてる今日です。

私は自分で初めて海外旅行したのが大学1年の時で、中国だったのですが、
西安に行った時、インドから戻ってくる人が通るようで皆口々にインドの話しをしてくれてね。
当時の私には怖い話をいっぱいされて恐れおののいたのですよー。
以後、色々辺境に行ったのに、インドだけはトラウマあって行けていません。

パパはムンバイに行ったことがあって、笑っちゃうようなあり得ない光景ばかりだったって
今思い出話してくれても、ええ~とか、うっそーってことばかり。

インドって、ハマる人は帰ってこなくなるか、ダメな人はとことん駄目って有名な国ですもんね。
あーきっと全部が驚きの連続なんだろうなー私のほうがわくわくしてますw
私はいつか行く機会あるのかしら。パパとなら行ってみたいなあ。


私も、自分にとって初の試みしてるんですよ。

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かいちゃん。下書きして床も描いてみたw

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もいちゃん。下書き無しで描いてみた。
色遊び、楽しい♪


さて。
私は明日から実家へ。
息子の見送りもできないし、更新もできません。
また来週!

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by africaj | 2017-10-10 22:12 | 息子のはなし | Comments(10)

息子はこの冬、90才近い炭焼き職人さんのもと
厳冬の北海道で一ヶ月近く炭の焼き方と炭と自然の関わりを学んできました。
職人になるために修行を積んでいたのではなくて、
壊れた釜を直す為にまず「どんな風に焼けるのが最高に良い炭なのか」を学びに。
そして、職人さんも焼き方だけではなく、炭と北海道と人間の生活と地球との関係すべてを
炭が焼けるまでの長い長い待ち時間に伝承してくださったそうで。

帰ってきたばかりの時は、見てきた風景や感動体験を語ってくれたのですが、
職人のおじいさんの語る「世界観」が時間をかけてようやく腑に落ちたのか、今改めて語ってくれました。
それが、とても面白く、そしてすごい話だったので書き記そうと思います。

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地球っていうのはすごいもので、46億年かけて少しづつつサイクルをつなげて広げて来て今に繋がってきているのだよね。
今って『ものは消費したら戻ってこない』ように感じている人は多いけれど、
それって消費者は自分しか見ていないからそう思える。
お金が出ていく。そうやって食材を買って食べ、うんちとなって出ていく。

でも、
食べ物も、買うってことで上から降ってくるように感じるけれど、必ず作っている人がそこにいる。
うんちは土を肥やし、それがやがて植物を実らせ、
社会として俯瞰すると、作る人と食べる人、その排泄物が土を肥やしまた食べ物を育て、消滅ではなく、
一つのサイクルとして循環している。

使ったら減り続けると思っているエネルギーだって、ロスしていると思っているけれど、分散してどこかに繋がるサイクルを作って、
ちゃんと循環するようにできるのが、この地球上の現象なのだよね。エネルギー保存の法則だから。
昔は自然の中で暮らしてきたおかげで、そのサイクルは日常で当たり前だったから
勉強って形じゃなく知らず知らず頭に入ってきたことが、
今は書物に頼りすぎて体験と切り離されて、ただわかったつもりになってる。
でも、本当には感じてないからその大事さがわからなくなっちゃったって。

アイヌの思考って、自然の中でどう生きていくべきかの知識の蓄積で、
科学的なものはないけれど、自然が小さなサイクル同士で絡み合い、大きなサイクルを作って
世界を作っていることを理解していたし、その中で人間はどう生きればいいのかも知っていたのだって。
その自分たちの理解している部分を説明するのに、不可解な部分を「分かりやすくするために」神に置き換えたのだって。

それが、今はわかりやすい「神話」だけが着目されて、そればかり強調されちゃって、
アイヌ文化の本当に伝えたかった部分は消えてしまったけれど、大事なのは
「自然のサイクルの中でどう過ごすと世界はうまく回るか」という経験を伝えることだったんだって。

例えば、オレが理解するに、
恐竜の時代は暑くて二酸化炭素が濃かったし、地面はまだ痩せていたんだよね。
そこに生えてきた植物はただ馬鹿でかいけど原始的単細胞で、成長がすっげー早いけどすぐ倒れて、細胞が粗いから
すぐ分解されるんだよね。
そんなものが繰り返されていくうちに土が肥えて、はえていくうちに植物はだんだんと細胞が密度を増して、
強靭で背も低くなって今のようなものになった。
つまり、今 CO2削減を叫ばれているけれど、地球がうまく循環さえしていれば、
別に大きな問題じゃなく、木が大きくなるかなんかして循環の中で正常な方向に戻すようにバランスを取るはずだと思う。

でも今って、
自然を潰して社会だけをデカくする方向に進んでいるから、いずれ循環は止まってしまうよね。
一度潰したらもう人の力で自然は戻せないし、以後は住みよくするのに人力とお金を莫大に使わなきゃいけなくなる。
社会を、自然の無数のサイクルの一つとして組み込むように考えたほうが、結局効率よくうまくいくし、
科学か自然かどちらかって、互いを敵対視する人が多いけど、
科学の力で自然の循環の中に入ることは今の技術で簡単にできるのだから、やればいいんだって言ってた。


人間が作ったものじゃ、自然の代わりにはならないのだよね。

でもね、炭は違うんだ。
人が作ったとは言え、それは自然のものを使い自然が作るものを真似たから、これは「自然」なんだよね。
だから、人と自然を繋げる緩衝材になるものなんだってさ。

そんなことを言っていたよ。

オレが理解するに、
地球上のエネルギーは大半が太陽の光が降り注ぐのが大元になっていて、
それを安定させて地球にとどめているのが重力で。
自然はその光を受け続けて成長してきたし、覆い尽くした後はどんどん洗練されていってる。
余って使い切れないエネルギーが地下資源となって蓄積されたんだと思うんだ。
その、自然でさえ使い切れなかったものを、人間は火ってもので地球の循環に組み込むことができたんじゃないかなあ。
つまりさ、人間はサイクルを壊して暴走もできるけど、やりよう次第でいくらでも循環に貢献する役割も担える存在なんだろうね。


・・・なるほど。
炭がそんなすごい役割をしているって、
そして息子がいつの間にか大きな大きな視点を学んでいたこと、初めて知りました。
周りに育てられてます(感謝)



さて。
子供達はまだ旅先を知らされぬままですが、息子が来週から行くのは、実はインド。
またどんな体験をしてきますやら。



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by africaj | 2017-10-08 11:02 | 息子のはなし | Comments(2)