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マムシグサを薬に変える。

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マムシグサの根っこはこんな球根で、
「天南星(テンナンショウ)」と漢方薬では言います。
痙攣を止めるのでひきつけに使えるため、熱性けいれんに用いたり、破傷風の手足の痙攣に応用できる。
肝経、肺経、胃経に作用する。

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毒草です。
引っ越したこの地にはマムシグサがあちこちに生えていたので、毒抜きを試してみたくてウズウズしておりましたw
トリカブトがこの時期まだまだ花をつけているのに対し、マムシグサは実を真っ赤にした後、茎から溶けちゃうみたい。
今根っこを掘り返さなければ、春まで場所がわからなくなってしまうので大急ぎで。
毒が抜けるまでゴム手袋を付けて取り扱わねばなりません。

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背の高いマムシグサでも、球根は小蕪ほど。
春の方が球根は大きいです。でも、古典では秋の球根がいいと書かれている。
これは皮をむいたところ。

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毒を抜く最初の段階で、球根と同じ大きさの生姜を使います。
生姜って、やっぱりすごい威力を持っているのです。

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3mm厚さのスライスにしたものを生姜液に一日漬けていると、粘りが溜まってドロドロなものが出てきます。

翌日から、ミョウバン液に変えて、3日ごとに取り替えながら一ヶ月。
その後、カラカラに日干しをする。

という工程。
毒草の根茎の毒抜きはだいたいこういう流れになるそうな。
抜けるかな、、、毒。

生薬、縁のない人にはまったく知らない世界と思いますが、市販されている薬の多くはこうした薬草由来のものが多いのです。古くは前漢(紀元前206年~)に編纂された本を元に研究が重ねられてきたもので、人間が自然と対峙してきた歴史でもあります。土の微生物に興味を持ったところから始まり、野草を食べることへ繋がった私の興味は、今や薬草に発展しておる今日このごろ。



Commented by ri at 2020-10-25 15:07 x
はじめまして!
こちらの記事とは関係ないのですが
小籠包について調べていたらブログを見つけて、今までの点心の記事すべて読ませて頂きました(^^)
もう、感動、感動、です。。
私も小籠包が大好きで、特に鼎泰豐のあの皮の薄さに憧れてまして…
どうにかこうにか自分で出来ないかなあと一度作った事はあるのですが、中々うまくいかず
リベンジしたくて色々検索してました!
ここまで勉強熱心に、お料理されて研究されてて、こんなブログに出会えて嬉しすぎて、、
思わずコメントしてしまいました(>_<)!!
もう、私の中で勝手に師匠だ!!と思ってしまいました。すみません(>_<)笑
突然のコメント失礼しました!
Commented by africaj at 2020-10-26 22:36
> riさん

はじめまして♪
あらま、小籠包のことですね。そんなに感動していただいてありがとうございます☆
大事なのは何度も作って自分の舌で何度も確かめて、、、作っていくのが楽しさでもあり。
鼎泰豊の薄い皮で、中身はもっと美味しいものが、熱意あれば必ず出来ますきっと。
頑張ってくださいね。
by africaj | 2020-10-25 07:53 | 薬草・漢方の勉強 | Comments(2)

ついに、都会から田舎へ引っ越してきました!皆で家を建てたら、森暮らしの始まりです♪


by africaj