30年後に見た「ニュー・シネマ・パラダイス」。

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 今年初の家族で見た映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。
 もちろん私達は昔見た映画で、息子は初めて。

 調べると、もう1988年(日本公開1989年)ということは、
 この映画を見た時から30年経ったことになります。
 30年間この映画のイメージは、小さな映画館を舞台に映画今昔的バックボーン。
 それから、映写技師のアルフレッドと、ちっちゃなトトとの友情物語。
 記憶に焼き付いているのはトトの可愛さ。
 シチリアの村のやんちゃで素朴な昔懐かしさ。
 









別の意味でも懐かしい我が家。
一部、海に面した野外映画場のシーンは、我らが沖に船を停泊させて探検に行ったチェファルー!
風まかせだから調べず旅してて、散策してる時は気が付かなかったんですがw
でも、色々旅した中でもその入江のフォトジェニックさは思い出深かった場所。

息子は昨日は大大大感動して、今日もやっぱり「良かったなぁぁ」と
つぶやくくらい感動していて、たぶんそれは当時の私と同じような気持ち。

30年後に久しぶりに観た私にとっては、当時気が付かなかった
「巣立つ子を送り出す親の思い」がすごく強く表現されてることに初めて気がつきました。

戦後から映画は始まり、映写技師のアルフレッドにまとわり付いて映写技術を覚えたトトも
映写技師になるけれど、徴兵制で3年間服役。
時代の流れに世の中が少しずつ変わっていく中、村に戻ってきた青年トトにアルフレッドが言うのですよね。
我らの言いたい、でも言えない(いや言ってるけど)言葉を。

この場所から出ろ。
ここに居ると自分が世界の中心だと感じる。
何もかも不変だと感じる。
だが2、3年も他にいると、何もかもが変わってる。
頼りの糸も切れる。会いたい人もいなくなってしまう。
一度ここを出たら、長い年月帰るな。
年月を経て帰郷すれば、友達や懐かしい土地と再開できる。

今のお前は私より盲目だ。
人生はお前が観てきた映画とは違う。
人生はもっと困難なものだ。
行くんだ。お前は若い。
もうお前と話したくない。
お前の噂が聞きたい。

帰ってくるな。
私達を忘れろ。
手紙を書くな。
ノスタルジーに惑わされるな。
自分のすることを愛せ。
子供の時、映写室を愛したように。

「村を出てローマへ行け」って言うの。

ううう。涙ボロボロw
息子にもちょっと伝わった気がします(願望)
私達もそう思う。30年会えなくてもいいから、頑張ってるうさわを聞きたい。


いい映画って、何度観ても見るべきところがありますね。
自分の成長とともに、感情移入するところが違ってくるから面白いです。


ところで、改めて見ると
青年になったトト君、格好いい♡

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 ということでマルコ・レオナルディ君を改めて検索したら、
 アントニオ・バンデラスの、ギターケースで有名な
 マリアッチ映画「デスペラード」に出てるんですね!
 改めて、観なきゃっ♪






野外映画場とか、小さな映画館とか、息を吹き返すことはないのかなあ。
もうDVDがレンタルされる時代から、そのTSUTAYAがAmazonプラムに苦しんでる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」と共に、忘れ去られていく運命を描いたものとして
私の頭の引き出しに一緒に入ってるのが、この歌。

Video Killed the Radio Star」


しくしく。ラジオだって新たに復活する余地はたくさんありそうなのに。

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 ってことで、こっちも観たくなってきました。
 三谷幸喜脚本・監督作品「ラヂオの時間」。




   
 
やばいです。
忙しいのに、どんどん観たい映画が増えていくw


Commented at 2019-01-10 00:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by la_mia_coccolina at 2019-01-10 01:22
あぁ~♡大好き~!
好きな映画は?と聞かれてすぐに思い浮かぶのがこの映画かな。
どのシーンも心に残るけれど、アルフレードの葬儀の後にローマに戻って、昔集めたフィルムを繋げた映像を観るシーンがすごく好き。
うんうん、ローマに送り出したアルフレードの思いは本当にズシンと胸にくるものね。
わぁ、あのシーンの場所に行ったのね?!いいなぁ。
そういえば子供の頃のトト少年のサルヴァトーレ・カシオ君は現在B&Bか何かをしているのだったよね?
ん~、私も観たくなってきました!
Commented by africaj at 2019-01-15 10:48
>R**ちゃん

海外だと、早々帰らないから自分にとっても良いのかもね。

末っ子って甘えっ子でなかなか巣立たない印象があるけれど、成功例だよね。
モラトリアム・・・そう言われると私もだったのかなあ。
でも、くーまよりはマシっていつも思う(苦笑)
お母さまはさ、早く出て行けって感じだったの?あなたは女の子だし末っ子だから
ずっと好きなことして家にいていいのよって感じだった?
私、いつも、お母様の心境ってのを伺いたく思うよ。
そ~いえば、会ったらそういう家族のこと聞きたいって思ってたのに、
ほんとに会うと、おしゃべりに花が咲いてそこまでたどり着かないね(爆)
Commented by africaj at 2019-01-15 10:56
> la_mia_coccolinaさん

うんうん。最後のあのシーン、あったかい涙流れちゃうよね。
もちろんすごく好き!
でも、あのシーンに繋げるまでの伏線の仕込み方が、ほんとにほんとに上手い!!
すべてを袋に詰め終わって、最後に紐でキュって縛るようにあのシーンを見せてくれるんだもん。
観終わって時間経っても、昨日も「ああいい映画だったなー」って言ってる。
はああ。。観て観て~思春期の子供を持つお母さんとして感動するよ♡

シチリアは色々と寄港したけど、シラクーサと共にチェファルー好き度がイタリアの旅の中でも群を抜くわ♪

トトくん、B&Bやってるの!?
今の彼を見たいような見たくないようなww
Commented by syun368 at 2019-01-16 22:41
う〜ん 今回は ちょっと頭の中 整理できない。
Commented by africaj at 2019-01-18 11:56
> syun368さん

ん?ニュー・シネマ・パラダイス見てないとわからないかもしれないですかね。
ま、つぶやきですのであしからずですー。
by africaj | 2019-01-09 16:38 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)

都会のはじっこ、山のはじまりの手作りな暮らし。畑のこと、日々のパンとお料理、発酵の実験、パパの狩り、子育てを綴ります。


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