カースト制度からの新しい発想 と これからの社会

今日は連投できそうなので、頑張ってみます。

まずは、インドのお話。

ハニービーネットワーク というのは、
インド各地のアーユルベーダなどで使われる植物の効果が、自分の研究より凌駕していると気づいたある男性が、
科学偏重の時代で風前の灯となっている伝統を、少しでも残さねばと、お金もない中インド中を歩いて
知の遺産集めをはじめたことに、少しずつ賛同者が集まり、
今ようやく国がバックアップを始めて、うねりを作って広がっている動きなのだとか。

一つは、資本主義的視点ではなく、誰でもが使えて低コストで維持できて、シンプルで有用な発明を「し直す」動き。
一つは、伝統や伝承で出来上がったものに注目して残していく動き。

その流れから出てきた発想が、
「ローカーストの人々のアイデアをハイカーストの人々が形にする」動きなのだとか。

インドがカースト制度のある国だというのは有名ですよね。
神官のバラモンを筆頭に王侯貴族のクシャトリア・二次三次産業のヴァイシャ・農・職人シュードラ
4つの階級に分かれていると教科書にはあるけれど、実際にはその下に不可触賎民も多々。
19世紀後半にカースト撤廃運動が起こって、今は都市部では曖昧とはいえ、農村部ではまだ根強いそうな。

貧富の差というのとは違い、それぞれに為すべきことを為す、長い習慣の中で分をわきまえその中で生きるのがカースト制度だと
息子が見聞きしてきた話から想像するに、江戸時代の「士農工商」と似ているのでしょうか。
結果的にお金を持っている商人、物々交換が主体だからお金は少ない農民だけれど、
資本主義社会のように、貧しいからと卑屈になることはないし、お金があるからと他者より偉ぶることもない。

農・職人に必要な勉強だけしかやらないで生きる人達、職につけていない人達も勉強に費やす時間は少ないわけで、
二次三次産業以上になると勉強に費やす時間も長くなる。

そこで彼らが気がついたことが面白くて、
「学校で勉強してきた人間はどうしても頭が固くなって、勉強してこなかった人間には敵わない」と言い切る。
それで、
ローカーストの人々からアイデアを募集して、彼らはアイデアの報酬を受取る。
ハイカーストの人々はそのアイデアを実現化することで、国をより良くしていく。
協力体制を作り上げて、今うまく回ってきているのですって。

面白いでしょう?
カースト制度だったから出来たことですもんね!


息子の参加する大学のプロジェクトは、「不登校であること」が条件なのです。
これも面白い発想なのですがw

創始者のおじいさんに、僕たち、みんな不登校なんですって告げたら、「ファンタスティック!」って
立ち上がって思い切り賞賛してくれたそうで、
「すごい素敵な笑顔で言ってくれてさ、俺らみんなとても誇らしくなったよ」と、
思い出すたびに自分も笑顔になって息子が話してくれます。
不登校がファンタスティックって言われる時代が来るなんて、ねえw


資本主義の進むこの先は頭打ちにしか見えないし、だからって共産主義が成功してるように見えない「今」に
なにか新しい風が吹き始めてるのだろうかと、私はなんだか不思議な希望を見た気がしましたよ。

そんな矢先、
私、彼の字がとても好きなのですが、武田双雲さんの



この講義を見ていて、すごく重なることを言っていたので、皆様も是非見てみてくださいませ。

「人間社会は行き詰りました。
産業革命なんかがあってどんどん豊かになってきた。洗濯機が出来て、今ルンバが出来て、ロボットが出来て、
みんなは、便利になってこれから豊かになっていく気がして、豊かになったけど自殺が減らない。
なんか幸せに働いている人が少ないってことに、最初にアメリカやヨーロッパが気づいて、ようやく日本も気づいてきた。
これから会社が利益を出したとしても、幸せになるかって言うと皆疲れ切っている。
社長さんはこの先どうしたらいいか誰も答えを知らない。
江戸時代のお母さんたちはルンバもない、皿洗い機もない、コンビニもAmazonもメルカリもないでしょう?
でも、今のお母さんたちの方が忙しい。人間の代わりがいっぱいあるのに、お母さんたちの心が豊かになってないって
そもそもどこかに矛盾があるんだけれど、今までの常識で生きてきた人達が新しい発想で変えられるわけがない。
頭はいいけど革命は起こせない。
こんな時に出番になるのが、遊んでたアリたちよ!
常識ではまったく想像できない子達が時代を作っていく時代が、やっときました」

って言っていたのです。
あ!インドと同じ話だっ!!ってわくわくしてしまいました。

遊んでたアリたちって(爆)
息子、はいはーいって手を挙げそうw
ああ、もしかしたら、息子を通して新しい動きを見ているのでしょうか。それなら楽しいなあ。


おまけ。
この双雲さんの講義、素敵な子育てのヒントも語ってくれてます。
朝起きてこない息子に、双雲さんの言葉通りにしてみました。
大好物のちまきを蒸して、「あと5分で蒸し上がるよー」
「そば茶入ったよー」
「ちまき、もうすぐー」
ぷっ。食べに起きてきましたw

どうしよう。
いつも朝は各自勝手に食べるルールの我が家ですが、彼のために朝ご飯作ってみようかな?
朝起きてこない悩み、解消されるかしらw


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Commented by umitoramarine at 2017-10-29 23:46
へえ〜。
カースト制度って時代遅れの悪習としか思っていませんでしたが、そういう側面もあるんですね。
みんな不登校なんですよって言われて、fantastic!!と言える懐の大きさはすごいなぁ。わたしなんか、息子がどんな風になっても受け入れるようになりたいと思いつつ、つい「とりあえず普通に育ってくれたら」って思ってしまいますもん。その普通が如何に難しく、また人を型に押し込むようなものだってよくよく知ってるはずなのに。わたしも心から、息子がどんな風になっても「いいね!」と言えるようになりたいものです。
Commented by vinge at 2017-10-30 09:51
くーま君、無事にお帰りなさい~
またいい旅だったようだねー。 3000円にわらったーww

わたしもねー、子どもが不登校になって、親も目も耳も開かれた思いがしたの。
それに生きるのが楽になった気がする。
学校へ行かない子たちへの世間の目も、ここ10数年でもずいぶん変わって来てると思う。もちろん、まだまだ悩みもあるし、迷う人もいるだろうけど、これからもどんどん変わっていくとおもうよ。


Commented by africaj at 2017-10-31 15:44
> umiさん

私も、学生時代に学んだ時、自分がカースト制度の国に生まれなくてよかったーって思ったものですが、違う側面もあるのだなって新しい発見でしたよ。
んー、懐が大きいのとは違うのです。「学校に行っていない」頭の柔軟さが、実際にインドを動かしているのを知っているから出た言葉だと思うの。互いにないものを補い合って機能し始めたから、リスペクトしているのだと。

私も「普通に育ってくれたら」って小さなくーまに思ってたのだけど、学校が始まって、「普通」の中に順位があって、上下があるんだーって気がついた時、そして普通の中で彼は「下」を強いられると知った時、「下」じゃない自分でいられる場所ならなんだっていいやって思ったのですよー。
「上」にいる子だったらきっと、今も「普通に」って願ってると思う。

あとちょっとで17年の子育てだけれど、まったく平坦ではなくて、いっぱい悩んで、今の私へと変わってきたのだけれど、「息子が笑って楽しく過ごせる人生」ファーストできたら、こうなったって感じですw目指したわけではなくて。
でも、普通の世界しか知らない私は、息子のその先を心配してもいたけれど、案外と社会には居場所があって、勉強しないことのメリットまでもあると言う国が出てきて・・・そんな記事です。

誰ものガイドラインになる「正しい子育て」ってないんだと思う。
umiさんは、今、未来を想像して「いいね」を考える必要なんてなくて、今息子くんが笑ってるならOKだし、明日笑わなくなった時、一生懸命考える・・・を繰り返していけば、振り返った時に一つの道ができてるので良いのです♪
Commented by africaj at 2017-10-31 16:07
>くまたろうさん

ねー!3000円はない。。。(汗)
でも、短い旅だったけれど、たぶん今までで一番彼を大きく揺さぶったみたい。すごいなインド。

くまたろうさんも、だね!!知ってたw
blog読んでるとわかった♪
Pちゃんの地に足付けた進み様が物語ってたもの。
あれは、余計な所に体力気力を削がれなかったおかげの、「まっすぐさ」だわ。
そして、私も、いつも子供が元気で、余計な嫌な噂とかに体力奪われなくて、子供のペースで進められるって単純化されたおかげで、すっごくラクになった!!

最近やたらとTVで特集してて、FBで不登校の親子が対談するって告知してると何百人も集まってるし、ちょっと逆にブーム?って不安になるほどに、なんだか変わってきてるよー。
学校が楽しい子もいるし、学校で伸びていく子は伸びていくべきだし、
ナチュラルに多様化していってくれることを、ひたすら願ってたりするのでしたw
by africaj | 2017-10-29 12:55 | 息子のはなし | Comments(4)