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島根いろいろ。

夏に島根に行ってから、それほど経っていない気がするのにもう師走。
考えてみると、年明けから夏は8ヶ月かけて進むけど、夏から暮れは4ヶ月できちゃうんですね。
実際、暑くて40度を軽く超える日々が、4ヶ月で35度ほど一気に下るわけだし、
夏から後がめまぐるしく感じるのは、本当にそうだからなんですねえ(しみじみ)

って、夏から秋の島根記事が、ほけほけしてるうちに暮れなので大急ぎでUPします。

子供が大きくなったら、街を離れて暮らすのが私と相方の抱く夢なのですが、
相方の永遠の夢は「パンツ一丁で南の島」で、私はとりあえず南スペインから移って「北スペインで田舎暮らし」が・・・と互いに主張が咬み合わない中、日本の田舎案もあって、見て回っておるのです。
古民家を可愛く改築して住んでる島根のお友達家族に会いに行ったので、その記録。

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ここは、お友達のアトリエ。
鮮やかだった緑が黄金色になって、今はもう刈り取られて風景は土色と干し藁でしょうか。
田舎家に、今風の大きな窓をはめるのはオシャレであった。

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田舎の人は、天井をぶち抜き梁を見せるのを恥ずかしいと思うらしく、かなり反対されたそうですが、取り払った分天井が高くなり、木のあばらが素敵です。
台所もですが、恥ずかしい場所に仕切りをつける考え方が時代とともに変わってます。
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廃校からもらってきた机やイス。
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ここは古民家ではなく、農家のおうちを改築。
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お次は古民家を改築した友人宅。
壁を黒板にしてたり、ソファーにこだわったり。
扉にステンドグラスをはめたり。
職人さんの家具でオリジナリティを持たせたり、天井から木の動物が覗いてたり、
もとからある梁や柱や天井の段差を上手に使って、採光の違いを楽しんでました。
黒光りの柱や壁は暗めで怖くなっちゃうからと、北欧家具やカントリーをあしらったり。

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2階は山小屋風。
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2階から降りる階段は忍者屋敷のようで、さすが古民家な作りっ。

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新米の季節にいただいた、奥出雲のコシヒカリ「仁多米」。
しかも、この「えっちゃん」が作るものは、除草剤を一度散布しただけで、後は自然堆肥と手作業による草取りを何度も行う、それはそれは愛情と手をかけたお米。
ツヤツヤの新米、ほんとうに美味しかったです(ぺこり)

奥出雲は不思議なところだなあと思います。
だって、出雲のさらに奥だし。しかも、日本広しといえど島根にある。
ものすごく行きにくい引っ込んだ所なのに、なんだか趣あるレトロモダンな店があって。
あちこちに、グローバル化に負けず島根の伝統的農法や養蜂を守り続ける人々もいて。
自然がいっぱい残っていて。

島根は本当に居心地が良くて、いいなあと思うほどに、
今まで深く考えたことがなかった「山陰」「山陽」という名前を実感するわけで。
日照時間が岡山とまったく違うんですねえ。
だから、人も少なく、ここまで昔のものが失われず残っているのかとも納得。

見て回れば回るほど、納得することが多いです。
どうしてここに街ができたのか。なぜこんなに発展しているのか。なぜ人が少ないのか。
なぜ自然が美しく残っているのか。
なにを優先するかで選ぶしかないと、見れば見るほど痛感しちゃう。

極めると、最後はアラスカに住みたくなる・・・と本に書いてたのは写真家の故星野道夫さん。
・・・その心境だけは想像できないわ(-35度のフェアバンクスで鼻が凍傷になった私)
Commented by cyobihakessekida at 2012-12-06 14:04
こんにちは
はじめまして。
仁多米美味しいですよね・・・私には外食の時ぐらいしか口に入りませんけど(笑)
私は山陰に住んでいますが、地元の良さがあまり実感できないんですよ。
自然豊かなところだとは思いますが、(何も無い所がいいのかな?)
車がないと、生活でいないし、
原発もあるし、夏は暑いし、雨多いし、冬は寒くて雪もよく降りますから。
せいぜい、野菜も魚も美味しいぐらいでしょうか?

Commented by みゆさか at 2012-12-06 17:48 x
どこの国でも長年人が暮らしていた歴史を感じさせる住居は素敵ですね。我が家もいつかは古い田舎のコテージに住みたいです。

本当に「何を優先するか」ですよね。45年間東京とロンドンでしか暮らしたことのなかった私が、例えばこの季節は足元さえも見えないほど真っ暗な夜道を懐中電灯を照らして歩く暮らしに馴染んだのも、これが本来の人の暮らしなのかもしれないと思えたから。でもその一方で、都会の文化的刺激も大好きです。

ところで4つめの写真に写っている本の一番右側の、イギリス人デザイナーさん。昨日お仕事でお会いしてきました。この方も頑固なまでに自分のスタイルを貫き、暮らしている方。私の憧れの女性です。
Commented by africaj at 2012-12-08 10:38
cyobihakessekidaさん、はじめましてっ。
覗かせていただいたら、チョビちゃんの鼻チョビ加減がかかかかわいいですねぇぇぇ(ラブ)
私、南スペインに10年近く住んでいたら最後の方はその良さが「普通」と化してました。いや、粗が目立ってしまうというか。日本にもどると、「良さ」ばかりを思い出しちゃう。
20年30年前はたぶん日本によくある田舎だったのだと思うのですが、島根はうまく取り残されたんだなって思います。今は「何もないところ」から「昭和が残るところ」ですよ。それはきっと「未来的ではない」「便利ではない」感じに捉えられがちですが、未来化に失敗した中途半端な田舎とは一線を画す「美しい田舎」です。皆がもっと島根の存在に気がつくべきで、島根の人はもっと誇りに思っていいくらい。
原発だけは・・・残念です~。
Commented by africaj at 2012-12-08 11:04
みゆさかさん、おはよーです。
イギリスは、上手に皆が田舎の古いコテージに住んでいそう。過疎化とか日本のような問題は・・・どうなんでしょう。なんか、イギリスで田舎の古民家生活って、素敵な響きしか想像つきません~。

足元さえも見えないくらいの暗闇って、今の私の生活にはなくなってしまった部分。ヨット生活は暗闇と共に暮らしてたので、日の出までの数時間の暗闇のグラデーションの美しさにいつもシビれてましたが。イギリスなんかに住んでたら、まさしくその時間帯に人でないものがひょっこり現れても信じられますね。文化的刺激を電車に乗れば1時間で・・・というのは、幸せな立地です~。ある意味、中栄@築地のあいがけみたい(笑)

自分のスタイルを頑固に貫く生活は、日本だけじゃなくイギリスでも憧れなんですね。実際に会うことができるみゆさかさんのポストも、恵まれてますよ。活字のみでは感じ得ない空気を受け取ることができるって。
by africaj | 2012-12-06 11:49 | おでかけ | Comments(4)

都会のはじっこ、山のはじまりの手作りな暮らし。畑のこと、日々のパンとお料理、発酵の実験、パパの狩り、子育てを綴ります。


by africaj