金曜の夜更かし。

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先週頭に読み始めたこの本、須賀しのぶさんの「革命前夜」。
初っ端から、言葉の上手さにドキドキ。
通り一遍じゃない言葉選びで書かれた一文一文に
まだ最初の1ページ2ページと読み進んだだけなのに超スピードで本の世界に引き込まれました。
うわ、この人好きかも。
と、親友になれそうって人物と出会った時のおっかなびっくり自分との相性を探り出す感覚に似た風で
胸いっぱいの期待と共に読み始めてしまいました。
こういう期待を持ってしまう時ほど、そうではなかった時のがっかり度もすごいので不安になるのです。

作者が自分の文章に酔ってるような、無駄に華美な文があると興ざめしてしまうし、
状況説明をやたらしたあと、取ってつけたような無駄な会話が入っているのもがっかりだし、
歴史ものは知識に底の浅さが透けて見えると興ざめするし、
ミステリーの風呂敷を広げるのが上手で後半ギリギリまで引っ張って、最後に魔法や超能力で解決されるのも
読後しばらくムカっ腹。
どうも漫画タッチで内容がスカスカしてると、マンガでは読みたいけど、本では許せなかったりで。
結局のところ、ほどほど「良かったな」と思える方が途中で本をぶん投げたくなることもなく読了できて、
本も映画もそのくらいを「良し」としている今日この頃。

結論を先に言うと、
読み進めるうちに好き度がどんどん上がって、最後の1ページに集約されて終わるすごい構成に
読後のぼせてしまってしばらく眠ることもできませんでした。
そして翌日、前作の「神の棘」をポチっていたというw

ってこんな感情過多なこと書くと、かえって読みたくなくなる人もいるかもしれないけれどw
いいのです。アフェリもやってない、私のblogでの個人的感想文だから(笑)


タイトルの「革命」がさしているのは、ベルリンの壁崩壊のこと。
始まりは、昭和天皇ご崩御で「平成」になったところからでした。

主人公は日本ではそれなりに賞歴のあるピアニストの若者で、バッハを求めて
ベルリンの壁で閉ざされていた東ドイツに留学する・・・
ところからのお話。
東ドイツの音楽学校に集まる音楽家達とのクラシック切磋琢磨の場面もなかなかにわくわく。
天才も出てくる。
その天才っぷりがどれほどすごいのか知りたくて、いちいちyoutubeで探しては
こんな曲かと流しながら読んでいたので、時間がかかるかかるw
音楽家たちの弾き方や曲の分析、思いの片鱗に触れられて楽しくて♪
でも、あまりクラシックの凄さを知らないので、
型破りだけど人を惹きつける即興性の高い演奏ってどんなだろうかと、自分の乏しい記憶から一生懸命想像したり。
例えばクラシックじゃないから重みに差がありますが、
即興で神がかるというと、キース・ジャレットの伝説のケルン・コンサートみたいな?あんな空気?
(クラシックでこの演奏がすごいから聞いてというのがあったら、教えてほしいです)

生活に慣れて来るとともに、徐々にわかってくる「その国の闇」を、
自由を脅かされたことなく育った平和ボケでお人好し日本人、自分も含め読み手が感覚を共有できる主人公が
必死で理解しようとするのだけど、それでもわからない。
彼の一般的日本人の思考回路と同じ私も、彼のわからなさが完全にわかるw
自分ならこうするけどな、バカだなってところが全くなくシンクロして「闇」にカモにされ、
誰を信じれば良いのかわからなくなり、一緒に歴史のうねりに翻弄されてしまいました。
心理描写が素晴らしく、フィクションとは思えない物語構成に舌を巻き、ある意味推理小説の面もあるのか。

初日は50ページ、翌日はyoutubeで音楽を聞きながら30ページ・・・と
ゆっくり読み進んでいたのですが、金曜日はもう抑えが効かず
後半200ページ一気に読まずにはいられなかったです。
土曜日はゆっくりだから翌日読めばいいのにとか、
夜中2時以降すぎると翌日使い物にならない自分なのにとか理性が何度も止めたけど、没頭(苦笑)
激流に翻弄され押し流されつつ浮かぶ一本の藁みたいな主人公と一緒に流されてしまいました。
滝もあった岩場もあった、淀み、濁流、でもちゃんと海に出た。そんな気分。。。もう空が白んでましたw

は~・・・もう一度読み返したいw(しかし息子に奪われる)


ということで、腑抜けのまま体が重く頭の回らない土曜日。

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お昼にパパが作ってくれたトマト入りボンゴレです。

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相変わらず、パパのボンゴレは美味しいなあ。
なぜか私が作るより美味しいのです。なんでだろう?

土曜日は「africaさんのお休みの日」宣言しているので、上げ膳据え膳大手を振ってしてもらえます。
午前中からゆっくり読めば、こんな二日酔いの朝みたいな土曜日を過ごさなくてもよかったものを・・・バカ。
ああでも余韻が長くて、まだ心にモノクロの文字がぎゅうぎゅう詰まってほんのり熱を発してる幸せ。
夜更かし含め、子供の頃はよくあった、すっかり懐かしい久しぶりの感覚です。



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by africaj | 2017-06-18 11:52 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)

ミルフィーユなラザニア

「ラザニア食べたいー!」とパパが言い出しました。
いいかもね~と流す。
パパは昨日すら見ない未来派の男なのでw一瞬で忘れるだろうと思ってたのに、
3週間3日に一度くらい思い出して言うので、あらま相当に食べたいのねw

ラザニアの私のイメージが悪すぎて、本当は興味がない。
ホテルの立食パーティーでよく登場するラザニアの、波々した板パスタに、
ボロボロの肉多めミートソース。パスタがぶよぶよで全体が固まってる感じ。
たぶん作り置きを温めてるからかもですが。

気が進まずもスーパーに買いに行くと、あっちもこっちもラザニアが置いてないの。
最近忘れられた存在なのだろうか?

でもね、イタリアに住む方のblogで「マンマのラザニアは
薄~くパスタを伸ばして何層にも重ねたもので、ものすごく美味しい」って言葉を
たまに見かける度に、それなら美味しいだろうなあと思ってたのです。

もう、どうせならパスタから作ったほうがやる気出るなって、
作りましたよー。

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薄さ1mmないかも。
セモリナ粉は破れないのでどんだけでも伸ばせて、好きです♪

(2~3人前)
セモリナ粉        50g
強力粉(今回リスドォル) 25g
塩            1g強
卵            40g強(小1個くらい)
オリーブオイル      大さじ1

合わせて5~10分捏ね、数時間置いて馴染ませて、伸ばすだけなので簡単です。
伸ばす前に少し捏ねて柔らかくしてから、まな板の上で体重かけて伸ばしていきます。
打ち粉しなくて大丈夫です。
7cm四方に切りそろえました。茹でると倍に伸びますw
   

ボロネーゼソースはいつも大量に作って冷凍してあるんです。
うちのは人参すごく多く使うのと、
ほぼ余計なものを入れないで野菜の旨味ベースだけで作るソース。
風味づけにちょっとだけオレンジマーマレードを入れます。
レシピはこちらを↓
今回のボロネーゼソースは、牛挽肉の代わりに鹿もも挽肉で作りましたが。

セモリナ粉を合わせて1時間以上馴染ませるために置いておく、
その間にベシャメルソースを作ります。
これもシンプルが好き。粉とバターとミルクだけで作るもの。

夏に収穫して置いておいたトランペットかぼちゃが、
実は手を付けずにかけてあったので(すごく長持ち)、ズッキーニと同じ使い方で、
薄く切り塩して浮いてきた水気を拭き取り、オイルに絡めてさっとグリルしておいて。

茹でたラザニア、ベシャメルソース、ラザニア、ボロネーゼソースとズッキーニ・・・
ラザニアは7層にしました。
上にチーズかけて、フツフツしてくるまで230度のオーブンで焼いて。

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パスタが薄いから、スプーンで切れます♪
あっつあつ♡

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わああ、これは絶対に美味しい。
だって、ベシャメルソースのグラタンも美味しくて、ボロネーゼのパスタも美味しいのに、
とろとろ全部合わさってオーブン焼きなんだものw

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おおおおおおいしいいいいいい(目が♡)
薄いラザニア最高!
これ、私も息子の「マンマの味」にしちゃおうかなー♪(北海道にいる彼は食べてないの。残念)

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うちらこの季節は猫缶が寒いよぉ。ブルブル。
だって、君ら猫舌ぢゃんw




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by africaj | 2017-02-10 12:03 | 西洋ごはん | Comments(4)