カテゴリ:本と映画と美術展と演劇と( 22 )

11月からずっと見に行きたかった映画「この世界の片隅に」。
単館上映から始まってあれよあれよ注目を浴びて、
キネマ旬報の「日本映画ベストテン」で1位になってました。
アニメ部門じゃなくって日本映画全体の1位はすごいな。



独特の面白さ「ぼおるぺん古事記」の、こうの史代さんだったから観たかったのですが、
映画を観終わってから、この漫画を読んだ記憶はないのに、
最後の、被爆した妹がアザのある手をかざすシーンにそっくりな場面の漫画を
昔読んだなと思い出してみたら、
広島のお話「夕凪の街 桜の国」も、こうの史代さんでした。
どちらも淡々とほのぼのした日常が描かれていて、ただ住んでいたのが広島や呉だったというお話。
間接的にじわじわと、「なにがあったのか」を考えさせてくれる。

のんちゃんの声がとにかく良くて、やっぱりこの子天才だなとつくづく。
音楽の「コトリンゴ」さんの澄んだ声も優しく心に寄り添って染みました。

でも、玉音放送を聞き終わった時に
「最後まで戦うんじゃなかったのか!」ってすずちゃんが怒って号泣してた時、
どっちかというとぼーっとしてて感情的にならないほんわり優しいすずちゃんが、
本当はこんなに戦う決意をしてたんだって、私は違和感があった。
その違和感が、当時に生きるってことをまだ理解しきれてないってことか。

サギが飛んできた時に、「お前はここにいちゃいけない。」って
必死で広島へ逃がそうと見送るシーンが、今思い出しても泣けてしょうがない。
あの時呉に住んでいた人たちは狙われて大変だっただろうなとつくづく思うし。
呉から安全な広島にって思いが出てくる度に、観てる方は泣けてしまった。

小学低学年の時に、映画鑑賞会で観た「はだしのゲン」と、
読書感想文指定図書「かわいそうなぞう」ですっかりトラウマになって以来、
嫌悪で長いこと戦争から目を背けて生きてきた私。
こんなに怖いこんなに可愛そうって押し付けてくるような描写が強すぎて拒絶しちゃったら、
反省もできない。
結局「戦争」を冷静に考えられるようになるまで相当な時間がかかったのですよ。
もしも子供時代に観たのが、この「この世界の片隅に」だったら、
その年齢の頭で受け止められるものだけを素直に受け入れて、
当時の色々に興味も持ってちゃんと考えられたかもなあと思ったのでした。

前回見た「スノーデン」が今の戦争なのに対して、
「この世界の片隅に」は第二次世界大戦で、
どちらもある家族のドキュメンタリーって所が偶然にも似てる気がしました。
小さな幸せを願って日々暮らしてるのに、
いつの間にか「国家」の国益や覇権の争いに飲み込まれていくって描かれ方が似てる。

それぞれの国が、みんな自分の国の中で収まっていたら平和だったのに、
もっと広い領土、もっと強大な国にって「欲」が強すぎるのがいけない。
国民のためのはずが一部の人間の為に結局みんなが犠牲になるわけで。
もう国際関係のもつれは収拾つかないとこまできちゃったけど。
ほとほと人間の強欲ってのがイヤになるなってパパに愚痴ったら、
「そう。それで森に住み自然に帰ろうって70年代のヒッピーが出てきたんだよね」と。
LOVE&PEACE 最高の理想だからもっと広まってくれたら良かったのに。

でも、私達、
欲とかうんざりで、競争とか富や名誉とかもうどうでもよくなってるのだけど、
自分たちでできるだけ自給自足して静かに生きていこうって人たちが結構増えてる気がする。
ヒッピーみたいなもんだろうか
などと、つらつら考えながらため息ばかりの夜でした。


世界中の人が観てくれたらいいなあと思いました。





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by africaj | 2017-02-23 08:26 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(12)

ふと気に留めるニュースの多くが、結末まで報道されることなく、
日々の新たなニュースにかき消されていく気がするのです。
何故その後の報道がないのかと不思議に思っていたこともあったけれど、
事件にいちいち責任を持ってくれてるわけではないし、
ニュースも視聴率合戦なので、すでに忘れられて風化したものは扱わないか扱いが小さいのですよね。
小さなところで、韓国の大会でカメラを盗んだかどうかで争っていた
日本チームの水泳選手はどうなったんだろうとか。
国際的なところで、アメリカ最大の機密「世界中を盗聴盗撮して牛耳る計画」を
世界にリークしたスノーデン君はどうなったんだろうなどなど。

特にスノーデン君の内部告発でオバマさんがメルケルさんに
「もう携帯の盗聴しないから」って謝ってたのが印象的で、
「アメリカが陰で悪いことしてた」らしいという理解だったのに、
彼がいつの間にか国際的犯罪者として指名手配されていた。
亡命してロシアに身を寄せたのに、軍人上がりのプーチンさんは
「リークする」行為が売国行為で許せない人だから、
亡命先でも結構大変そうって話をパパが見つけてきて。
わからないなりに同情しつつ、アメリカは被害者でスノーデン君は犯罪者だったの??と、
なにがなにやら?マークばかりでした。

なので、
映画観て、すごくすっきり。

アメリカがどういう悪いことをしてたのか。
私が彼の顔を知るに至った「世界中にニュースが駆け巡った、あの日」、何があったのか真相がわかって、
全て説明してくれるドキュメンタリーでした。
そういう点でとっても面白かったです。

ストーリー的には、スノーデン君という「人物」と日々のささやかな幸せが、
「国家」によって壊されていく臨場感ある構成で、
もうね映画みたいな設定(映画だけどw)なのに本当の話だから怖かったです。
国益じゃなく世界中の人間の尊厳を優先させて、若者の正義感と勇気で
「国家」の罪をリークして・・・一石を投じちゃう。
これが成功したから私も知ってるニュースになったんだけど、見ててわくわく。
すっごい頭良いし。
裏をかいて全てが成功した時点で、
ネズミがネコに立ち向かっちゃいけない的暗黙のルールを破った「罪」を強いられ、
その場に居られなくなるって、ワールドワイドな半沢直樹のような話だなと思いました。
「世界的犯罪者」として今後も不自由なまま生きなきゃいけないって、
なんでやねん!?って言いたくなる、まったく正しくない結末。事実だからイヤになる。

主軸の話以外では、
私が知ってるより遥かに
世の中は「見えている部分」より「見えない部分」の奥行きが深ーく、
思っているより数万倍気持ち悪い世界になっていることを知って、ため息。
スマホやノートブックなんかの「パーソナル」と思っているものが、
簡単に持ち主を欺いて、ハッカーの思い通りになることを痛感。
携帯電話のIPアドレスを手がかりに、テロリストをピンポイント爆撃できるシステムが、
本人確認せず抹殺してるとかも、スノーデン君を通して観てるこちらも愕然。
ボタン押してる方は涼しいハワイの一室でアラブ世界の基地にいることすらなくて、
殺人も誤爆したとしても罪の意識なにもなくゲーム感覚というチグハグさとか。

日本も出てくるのですよ。
知らぬうちに国中がハッキングされ監視システムの中にあったのですって。
もし日本がアメリカに逆らったら、電気系統全部ダウンさせて都市機能を麻痺させる
こともできるように。
って、ここら辺、長野・上田の全ての交通機関がストップして大変なことが起こる
映画「サマーウォーズ」のワンシーンを思い出したのですが、
こっちはアニメじゃなくて本当の話かと思うと、やっぱり腹が立ったり。

とりあえず帰ってきてから、
パソコンにあるカメラ部分にビニールテープ貼っちゃいました。


まあ、映画の骨組み的なことは、
こちらを読むとほとんど書いてあるので、興味ある方はどうぞ。
もちろん目を背けていれば、問題なく変わらず暮らせるものだけれど、
関係ないと思ってる「庶民」でも、
今やスマホやパソコン持って、ポイント貯まるからって買う度にポイントカード出して、
気がつくと「あなたにオススメな商品」って分析されてるような世の中。
悪用しようと思ったらいくらでもされる中にすでに絡め取られてるんですよね。
例えばトランプさんに政権交代となった現実を思うと、
確実にエグい方に現在進行形。

「今」がどんな世の中になっているのか、この先さらに奥深い闇が広がっていきそうなことを
なんとなく知っておいていいと思うから、観てよかったですよー。





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by africaj | 2017-02-21 08:09 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)

昨年末、黒オリーブをハーブで漬けたものとは別に、
たっぷりの塩でアク抜きしシワシワになったものを、水で塩抜きしました。
時間はかかるけれど、独特の風味が出ます。
それを刻んで、老麺なちゃのカンパーニュに混ぜて焼きました。

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クープがばっくり入りました~♪

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うーん、美味し~♪(自画自賛)
塩気のある黒オリーブが入ると、赤ワインと合わせたくなる味ですっ。



ジビエの記事に追われて後回しにしてましたが、
「スターウォーズ・ローグワン」を年明けに家族3人で見てきました。

一昨年の「フォースの覚醒」はびっくりするほど話題だったのに、
今回の「ローグワン」は静かなもので、ダメなのかと不安になりましたが。
まあ、今年は続きが見られるんだ!ルークがなんであんなとこに1人でいるのー?って、
解明されたり主人公の女の子がぶんぶんフォースを使いこなしちゃうのが楽しみだったので、
「続きじゃないのか。な~んだ」って気持ちと、時間稼ぎスピンオフ?って怪訝さあったかも。
でも、「さっすが!すっごい面白い」って噂もあったから、一応見てきました。
スターウォーズって、私の(パパも)人生とともにあるような映画なのでw

だって、エピソード4が公開された時まだ小学生ですよ!
久々エピソード1が公開された時は、スペインに渡って初めて見るスペイン語の映画で。パパと見た。
エピソード2は、息子が1才ちょっとでこれだけは映画館で見てないのだけど、
DVDを一緒に死ぬほど見たから、

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洗濯ばさみでXウイング作るくらいに頭の中がスターウォーズで育ちw
エピソード3で、ついに息子と家族3人で観たんです!・・・行くしかないね「ローグワン」w

まずは感想から書くと、
「いやあああああ、シリーズ最高傑作じゃない?(大興奮)」って、
エンドロール見終わって館内明るくなって顔を突き合わせた瞬間、
3人で同じこと叫んだくらい♪

登場人物はほとんど新キャラだから、話のテンポも早いし着いていくの必死(汗)
座頭市みたいなの出て来るしw
デス・スターという恐ろしく無敵な宇宙要塞がスターウォーズには出てくるのです。
地球規模の星を一撃で破壊しちゃうほどの最終兵器。
なのに40年前の、最初のストーリー・エピソード4では映画後半に
主人公ルークがひょいっと飛んでって、あっという間に爆破しちゃう。
観てる方は、え~いくら主人公の見せ場だからって、鳴り物入りのわりに
ちょっと弱すぎやろ~って思う部分なのだけれど、40年後「ローグワン」にて、
実はぁ、どうしてあんなにあっという間に爆発しちゃったかって言うとぉ
って補足してくれるのが今回のストーリーwそういうスピンオフでした。
「ローグワン」の最後と「エピソード4」の最初が同じシチュエーションで繋がる糊代があって、
映画同士がちゃんとくっつく仕掛け。
ええ!これがあれに繋がるんだー(驚)って、エピソード4までほとんど時間経たないで
繋がってる感は感動ものでねっ!!
スターウォーズ知ってる人には堪らないほど面白いはず♡

ちゃんとダースベイダー出てきて、ライトサーベルぶんぶん振り回してくれるのも嬉しいし♡
でも、40年の時を経て時間をくっつけてるから、
我が家的に一番面白かったのは、「ローグワン」のダースベイダーが重厚感とオーラに満ちて
圧倒的なのに、その直後に繋がるはずの「エピソード4」で出てくる40年前のダースベイダーが、
結構気さくによく喋るマスクした変なおっさんって感じに、おなか抱えて笑っちゃうw

40年、ダースベイダーほどキャラに一貫性ない奴なかったなーって気づかせてくれました(爆)


あと、今回メインキャラがどんどん死んでいくのも驚いた~。
本筋と関係ない後付けスピンオフだから、キャラが生きてちゃいけないんだろうけれど、
メインキャラすぐ殺す作家だな~といつも思う宮部みゆきも真っ青なほど
メインキャラがどんどん死んでくw
すごく情のわくキャラがいっぱい出てくるのに(しくしく)
「映画だから許してね」って甘さなく見逃されることなく死んでいくお陰で、
今回の映画でキャラたちが必死にやろうとしてるミッションが
どれだけ難しく小さな希望かって伝わってきます。
だんだん居たたまれなくなるほど、儚い希望に命をかけていく様子はもうね(滝涙)
後半息つく間もなくハラハラで、え?うそ、え、まさか!の連続で
身体起こしたまま背もたれに戻れないで終盤迎えちゃいました。

大画面で観て大正解~♡って映画でした。


で、観終わって心に残ったのが・・・いつも弱すぎるトゥルーパーだけど、
今回もう仮面ライダーのショッカーみたいだったなーって感想w
一時期「bokete」で話題だったショッカーのこれを思い出してしまいました。

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ショッカーの哀愁漂う姿に見る人は涙したわけですがw
帝国軍側からしたら、反乱軍が悪なのにーって、トゥルーパーもきっとこんな感じよね。
雑魚キャラにしても、これだけ役に立たずにやられる一方だと、
気の毒すぎw

でもやっぱり、最後の5分の感動的シーン連続に完全ノックアウトされて
観終わって数日はスターウォーズの話ばかり。
今も、思い出しては「面白かったね~」って互いにうなずき合ってしまうのでした。

まだな人は、是非♪





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by africaj | 2017-01-28 00:52 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(2)

先週、どんだけいろんなことがあったか(汗)
書き留めたこと書いときたい事いっぱいで今週のことが書けないので、とにかく時間見つけて全部吐き出しますよっ(鼻息)
(それまでちょっとコメント欄閉じてます~)

東京から帰った翌日は、展覧会のお手伝いに行ってましたー。

「神戸市立博物館」にて、
東京で好評だったらしい歌川国芳と歌川国貞の浮世絵展が日曜日から始まりましたよ~♪
例によってお手伝いしたご褒美に、学芸員の先生に絵の解説をしていただいたので、
一生懸命書き留めたもの、復習も兼ねて記事で整理。
面白かったこと皆さまにもおすそ分けっ。
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歌川国芳は、

←こんな感じの
ニャンコの絵でものすごく有名な人なので、
もんのすごく楽しみにしてたんですが、今回はにゃんこ絵なし(しょぼん)

や、モデルに抱っこされてるのがネコとか、雪だるまがネコとかはあったw


あ、2枚ありました!!化け猫と、にゃんこが髑髏の形をして集まってる絵。
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←こんなの。
 
 ちなみに、絵が見つからなかったから、
 売られてる根付けの写真をば(笑)





國貞は、私は知らなかった人ですが、美人画が絶品の人でした。
しかも家柄が良くて親がお金持ち、歌舞伎界に精通してて、後の七代目団十郎と幼なじみって、
強運にも恵まれて、早くから有名な絵師で名を馳せた方とかで。

國貞が兄弟子、国芳が弟弟子ってことで、役者絵で一世を風靡していた歌川豊国を師として学んだわけですが、
国芳の方はお金がなくて居候で細々食いつないで絵を勉強した人。
しかも、広重と同い年。
大先輩の北斎やら美人画の喜多川歌磨もいるし。
デビュー後もなかなかパッとしなくて(涙)

ようやく注目を浴びたのが、
展示場で最初に飾られてる「水滸伝」。国芳の出世作なのですって。
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 国芳の苦労話を、博物館学芸員の先生に聞いていると、
 この漫画を思い出しました。   
 国芳が出世して、弟子をとっての生活が描かれてる漫画「ひらひら」。
 江戸のあの時代に、猫好きで猫の葬式やってた逸話のある国芳は、
 弟子たちにも男気あって優しくて。
 若い時苦労したからなんだなあと、妙に頷いてしまいました(笑)
 この漫画、なかなか面白かった♪


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 最初は国芳。

 7枚目に展示されてる「野ざらし伍助」。
 一休禅師に弟子入りしてたのに破門され、月前半はぷらぷら、
 月後半は世直しで大暴れする伍助さん
 を描いた作品だそうな。
 その発想が変よね?
 2日に一度とか隔週で世直しするとかじゃなくて、月の前半と後半w
 この話をパパに家でしたら、
 「『人斬りは、お月さんが太るまで』って月の満ち欠けで
  決めてたんじゃね?」って。太陽暦になったの明治からだからって。
  そっか、江戸時代って月が満ちて欠けると「ひと月」って太陰暦だ!
 パパ、すごいいいい(尊敬)  

 国芳は、誇張で格好よさを強調するのが得意っ。
 劇画タッチな少年マンガの元になりそうな絵だなといつも思うのですっ。
 



これは、国芳による柴田勝家の活躍を描く武者絵。
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敵陣切り込み~!!
槍で敵が吹き飛ばされてるしw
やっぱり漫画だわ。効果線入れたくなりますなっ(笑)
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これ、鰐鮫に襲われてるんだとばかり思ってた絵ですが、
清盛を打とうと海に出て暴風にあった源為朝に、白縫姫が人柱として海に入ろうとするとこ。
為朝が悲観して切腹しようとすると、あら不思議
烏天狗も鰐鮫もみんなして助けようとするではないか!?って絵。
烏天狗を遣わしたのは、日本三大怨霊wで有名な崇徳上皇らしくて、ドラマチックな絵でした♪
ちなみに、大物浦(だいもつのうら)って尼崎の沖合なんだって。

今気がついた。白縫姫も誰か助けてあげてよぉ←わき役扱い(同情)

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ああこれこれw
ネコの雪だるまっ(笑)

ここから、国貞の作品っ♪
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 この美人画、
 どなたかはっきり書かれていないけれど、
 手に蝶を持っていて、うちわには菊が描かれてることで、
 女形、五代目瀬川菊之丞だということがわかるのだとか。
 











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で、この隅田川の花火で、真ん中にいるカップルが、歌舞伎役者の二人で、
女性(に見えるの)が、前出の五代目瀬川菊之丞だとかなんだとか。

江戸時代って・・・今よりはるかに性別に感して先進的な世界だったんだなあ(しみじみ)
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 これは、八百屋お七の話を描いたらしい。
 江戸十大火災の一つ、3500人を死に至らしめた大火災を起こした女性の話。

 主人から受け取った刀を無くした吉三郎、翌朝にそのことがバレたら
 死は免れられなかったので、恋人のお七は必死で探し、
 ようやく見つけ出したはいいけれど。
 江戸の街はもう夜で、木戸が閉まって入れなくなってしまった。
 (各町に夜10時に閉まる木戸があって、木戸番が見張ってたんですよ~)
 今夜見つけた刀を渡さないと、吉三郎が死んでしまうのに!どうしよう。
 木戸を開けさせる唯一の手段は、火事を起こすこと。
 そうだ、火事を起こそう。

 ってそんな話(もらい泣き)


 単なる役者絵より、物語背景がある方がイメージわくので、好きっ。

 とはいえ、これも歌舞伎役者を描いてるらしく。
 お七は四代目市川小團次なのだそうですよ。
 

















ってことで、単なる絵ではなく、お顔が全部歌舞伎役者一人ひとりの似顔絵なので、
三階の役者の顔絵と説明をよーく読んで、撮るなどして回ると、
あ、この絵ってあの人かも?
なんて楽しめるのではないかと♪

個人的に、なんだか印象に残った3枚をば。
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この方は、八代目団十郎で、江戸歌舞伎界きってのスター。
人気絶頂で、今なお原因不明の自殺をしちゃったのだそうな。
江戸の街は大騒ぎ。
忍んで国芳が書いた「団十郎死絵」。

学芸員の先生の「絵に喪失感がとてもよく出てますね」って説明聞いて、
若者二人の「とても喪失感出てるて」「へー出てるんや・・・」って率直な会話がおっかしくておかしくてw
でもなんか、草と文字いっぱいの空間は尋常じゃない気はする。喪失感まではわかんなかったけど。

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 これも、国芳。
 
 なんか真ん中にニャロメがいるぞ!(爆)
 などど笑えちゃう脱力系の絵に見えるのですが、
 実は「天保の改革」の倹約令で庶民の娯楽が弾圧を受け、
 役者絵や遊女、美人画を描くのに規制がかかっちゃって。
 じゃあこれはどうだ!美人じゃないぞ!って反旗を翻した絵なんだそうなw
 かなりお上に楯突いて、投獄されたり始末書欠かされて目をつけられたらしい。

 この時代に、役者を誰だかわからなく描いて、
 江戸独特の絵文字で察しをつけるようにしたのだって。
 鎌の絵に、輪っかの絵、「ない」って書いて「かまわない」とか、あれですっ。
 
 天保の改革による規制は2~3年で終わったらしいのだけど、
 その間はこんな滑稽画や、
 自分の出世作・水滸伝の絵のスピンオフ版描いて食いつないでたのだとかとか。

 
 



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ちょっと異色ですごく綺麗だったのが、この絵。
国貞の美人画ですが、ちょうどインディゴブルーを使うのが大流行した時の絵。
5人の吉原の花魁のブロマイドなんだって。


役者絵って・・・
誰と誰が三角関係だとか仲が悪いとかを、下世話なことをちょっとおちょくったり仄めかして描かれて、
手にした人がピンときてニヤつくって、芸能雑誌みたいなものというか。
だから、この展覧会も実は、当時のゴシップなんかを知って初めてぐぐっと面白いのかも。
なので展覧会に行く方は、音声ガイドとか事前知識があると、楽しめ方違いそうですよ♪

ちなみにね、展覧会で来るかと期待してたのに、なくって残念だった、
私が国芳で一番好きな絵はこれ。
「宮本武蔵の鯨退治」
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これ、天保の改革が終わって、その鬱憤をぶつけた絵なのだって。
この人は、ガマガエルも猪も、ヒーローと戦わせるためにすごい強調して描くわけですが、
とにかく迫力あって格好いいのを描くのが上手いなああ♡

いつか本物見てみたいよ~。


お・し・まいっ!

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by africaj | 2016-06-22 10:00 | 本と映画と美術展と演劇と

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「ルイ・ヴィトン展、良かったよ」

面白かった映画や展覧会を薦めてくれる友人の超おすすめだったので、行ってきました。
子供の頃に「家紋みたい」って思ったイメージが強くて、興味ないブランドでしたが。

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ルイ・ヴィトン。
最初の仕事が、荷造りするための木箱を作ることだった彼。
初期のものは、頑丈な木箱の展示からはじまってました。

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製品の模造を防ぐためにファブリックや模様を使いはじめたのだとか。
無駄なく細工された縦型ワードローブ・トランク。
これが、快適な旅への初期の提案だったらしい。おもしろ~い!

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全てが納まるよう設計されているのに感心してしまいました。
IKEAもびっくりw

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かばん類はもちろんですが、店の見せ方へのルイのこだわりが感じられるのが興味深くて♪
悩んでる悩んでる(笑)

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単なるお手紙も、いちいち格好いい!
ペンだものね~。

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初期からすでに市松模様だったのですねー。

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車が流行をはじめると、馬鹿でかい宝箱のような’箱’は、
快適な車の旅にあうように変わっていき・・・

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オープンカーにゴーグルって当時のイデタチやアイテムがいっぱい♪

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モノクロ写真がまた、いいのですよー♡

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カップが割れないコーヒー用のバッグw
可愛い♡ほしいっ

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このメイク、この髪型♪
ご婦人の素敵なことったら。

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The lightest Lady's hand bag ってこの頃にようやく、軽量重視の旅行かばんになってきたらしい。
とにかく今まで展示されてたものが、でかい木箱だもの。
旅する上流階級は指示するだけだけど、荷物運びはさあ・・・って考えずにいられなかったので、
要らぬお世話だけどほっとしたりして(苦笑)


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とは言え、まだまだピクニックケースに銀食器ぎっちり詰めてドライブの時代。
さりげなく食器にLVって入ってるの格好いいの。

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航空機が活躍し始める時代でカバンもさらに軽量化したらしい。


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くー、素敵すぎる♡このかばんが欲しい!!

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はて。
見る限り全然軽量化されてないし~。
マダム、荷物おおすぎ(苦笑)

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この時代のモード?
この市松模様と、へそ出しがめちゃくちゃ可愛い♡


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お次は列車の旅が定着の時代らしい。
いちいち展示の部屋が凝ってるから面白いのです。
車窓から見える景色をモノクロで流してるし。


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靴磨き専用バッグ?
アイデアいっぱいで使いやすそう~♪

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列車の旅の写真がこれまた素敵でねえ♪
ここまでが前半戦。
後半戦は徐々に今の時代に近づいてくるのです。

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見事なお茶道具入れ。
かゆいとこまで手の届く設計がさすがっ!!

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白洲次郎のかばんも有名だけど、並んでたのは
板垣退助のルイ・ヴィトンのカバン。
あの時代に!退助おしゃれよねっ。

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見せたかったのは解説・・・ではなく、畳の縁が可愛い♡

ルイのお父さんが日本の家紋好きだったのですって。
あのモノグラム・キャンバスを見て家紋みたいって思うのは当然でした。

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入場料無料。
写真撮り放題。
内装にも力入ってて楽しめましたっ。
こうして私のように記事を書いて話題が広まる効果を計算してだと思うと、ちょっと悔しいけど。
時代とともに欲しい形を作り出してきた、その歴史の重みを感じたら
ルイ・ヴィトンが好きになりました♪



赤坂だったので、「維新號」に。
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飲茶のホリデーランチ、なかなか嬉しいメニュー♪

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ここの小籠包、お尻に高菜のような葉っぱをくっつけてるの。
破れ対策。あったまいい~(感心)
そして、美味しかったよー。
水から捏ねた皮でした。

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赤坂からちょっと移動して、原宿の「太田美術館」へ♪
歌川広重展でした。
写真はダメなので、こちらの写真はなし。

本当はここの所蔵、北斎の娘・応為の「吉原格子先の図」が見られないかなーってふらり。
今年の展示予定はないって聞いてがっくり。

こんな、友人と一日ぶらぶら楽しんだ日曜日♡
原宿、インドかってくらい人が多くてびっくりでした。



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by africaj | 2016-06-17 09:02 | 本と映画と美術展と演劇と

「家族のルール」なんてものを明確に文字にしたことはなかったけれど、
振り返ってみて、3人ともがずっと大切に思ってきたのは、「家族で食べること」「家族で映画を見ること」。
住む国や家が何度か変わって、息子がどんどん大きくなって、
状況は刻々と変わる中、変わらないのはこの2つかもしれない。

3人で観る映画となると、
悩みどころだったのが、ホラー映画をいつのタイミングで見るか。
最初のホラー映画は彼が小6の時で、


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ヒッチコックの「鳥」
続いてスピルバーグの「Duel(激突)」
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だったなあと。
わざわざ見なくてもいいものだけど、映画を見る上で確実にパロディとして出てきて、
その都度お茶の間の話題で盛り上がるので、
私達としてはどうしても早く観て話しに入ってきて欲しくって。
いつ見せるかいつ見せるか、まだうなされるかな、これならいいかなって
結構気を使って選んでたわけでした(笑)

大好きで、家族で何度も観ている「シュレック2」。


長靴をはいた猫がシュレックの腹あたりから登場するシーン、あれはエイリアンなの、エイリアン!
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早く「エイリアン」観てみて~!って、
中1ならもううなされないかと思ったら、その後2週間悪夢にうなされてた。まだ早かった(苦笑)

映画史上外せない重要な名作って、パパ的に観るべきと思ってるものはあと2つで、
キューブリックの「シャイニング」とジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」。

でも私は小6で「ゾンビ」観て1週間寝られなくなった記憶があったので・・・。

1週間毎夜うなされて、最後に出した結論が「そうか、ゾンビになっちゃえばいいんだ!
ゾンビも悪くないかもしれない。そうかそうか、人間にこだわる必要ないのかもしれない!」なんて。
その夜から眠れるようになったのですが。




これを、会社に入ってから飲みながらその話をしたら、
「そこ、超えちゃいけない一線でしょう」って言い放たれて、「人間とは」って深い討論になったりして(笑)
「ゾンビ」もやっぱり面白い。

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4月から息子が高校生になったからか、
「シャイニング」観るぞ!って突然みんなでTSUTAYAへゴー。
行くとあれもこれも借りたいものがあって、
借りると観なきゃいけなくて、目下12月以来の映画ウイークに突入してます。

「シャイニング」、私は今回で4回目かなあ。
いつも怖い怖いと思って観るからか、怖いシーンばかり記憶にあるのだけれど、
今回は怖いシーンの怖く見せる工夫とか、カメラワークとか、キューブリックのなにがすごいか
パパが解説してくれたので、正しく冷静に怖がって観ることができたような・・・?(笑)

そのおかげか、息子もうなされることなかったって♪

改めて観ると、この映画って一番怖いの、ジャック・ニコルソンの顔かもって思ったりして(苦笑)


息子のお薦めDVDは去年公開の「マッドマックス」。
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年末オーストラリアの世界大会参加で乗った飛行機の中で
字幕なし映画しか選べない状況で、やたらとバカバカしくてストーリー関係無い
でもなんだかカッコイイって映画だったとか。
今回みんなで観るのに改めて選んできました。

とにかく設定も展開もなにもかもメチャクチャで唖然としながらもバカバカしく面白くて
頭何も使わないで観て、ツッコミ入れて、爆笑して爽快っての。

振り切ってるとこが、中途半端より断然いいw




で、私の選んだのはこれ「キングスマン」。
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息子がクレイメーションを作っていたあの頃、
音楽で悩んでるみたいよって相談したら、友人が、
最近だと「キングスマン」が音と音楽の付け方秀逸だったって薦めてくれた映画。

いやあもうね、ほんっとに面白かった!!
映画見終わって、あのシーンってって色々再生して見なおしたほどの映画久しぶりっ。
バカバカしく、楽しく、かっこ良く、
細かい設定、映画のパロディやオマージュふんだんで、
見せ方も筋書きもジェットコースターで息つく間もなく最後まで持って行ってくれた~(興奮)



息子がやたらと詳しい「アーサー王伝説」。
そのネーミングをベースにしてるから彼も大喜び。
もろなのは007のパロディ。
で、先日観たばかりの「シャイニング」のパロディに、息子は大喜び。
やっぱり、観れば観るほど映画ってさらに面白くなるのですよね♪
「キル・ビル」とか「マーズ・アタック」も入ってて。
お正月にルークを久しぶりに観たのに、まさか「キングスマン」に出てたとは気が付かなかったのもサプライズ。

私の耳じゃ聞き取れなかったけれど、「マイ・フェア・レディ」要素も入れて、
ブリティッシュイングリッシュの階級の違いにこだわってるとかとか。
主人公の少年ゲリーは、基本は「出が貧しいのがわかる英語」で、出自がわかって虐められるとか、
スーツを着ると「上流階級英語」になるとか。
悪役アメリカンのヴァレンタインはもちろん砕けたアメリカン・イングリッシュで、
新人スパイ教育役のマーリンはスコットランド英語で、実は主人公に親しみ持たれる存在出してるとか。
で、彼なくしては語れないスーツの似合うベテラン・エージェントのハリーは美しいキングス・イングリッシュ・・・
なんだとか。
聞き分けてみたい!頑張って何度も観ようそうしよう。

コリン・ファースがとにかくとにかく格好いい~♡

私、でもこの映画、通してみたら大好きになったのだけど、
友人に薦められて名場面ってネットにアップされてるものだけ観た時は、衝撃バイオレンスか?ってショック受けたので、
さらっと格好良く見せてるけど部分的に強烈で、観る人を選ぶかもしれませんね。


その次に観たのが、うちの男衆が案外観たがる007の、「スカイフォール」。
でも「キングスマン」が面白すぎて、翻ってご本家だけど、
格好いいけど筋書きおかしいし~って、つい寝てしまった(汗)
んー・・・。


ってとこで、
これから連休明けまでにストックとして控えてるのが

新しいところでずっと観てみたかった「ミケランジェロ・プロジェクト」は
ヒトラーがかき集めた世界の名画を頑張って奪還する話らしい。
知らなかったけどウッディ・アレンだし~って借りてきた「ミッドナイト・イン・パリ」、
タイムスリップしてダリとかヘミングウェイとか巨匠に会う夢のようなお話だとか。
久々格好いいジャン・レノが懐かしくて「レオン」、
どんなだったか思い出せなくて借りたヒッチコックの「北北西に進路を取れ」、
息子がタイトルだけパロディの「東のエデン」を先に見てしまったんで、
本物をとジェームス・ディーンの「エデンの東」忘れたからもう一度観てみようか。
息子が見たいからって借りてきたキューブリックの「博士の異常な愛情」、
私が映画館で観て大好きになったインド映画「きっと、うまくいく」。

ゴールデンウイークは家の片付けして、夜は映画三昧です。
うーん、幸せだ♪




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by africaj | 2016-04-27 14:20 | 本と映画と美術展と演劇と

息子と、いつまでデートできるんでしょう。
とりあえず、今年も無事、展覧会へデートに行ってくれました(笑)

中1とデート。
中2とデート♪
ああでも、去年「尾形乾山」展にも一緒に行ってきたっけな。


神戸ゆかりの美術館で開催中「猫まみれ展」。

行ってきたー行ってきたーとあちこちに言うと一様に同じ言葉が返ってくる。
「めっちゃ、ヒト入ってないんやて?」

うーん、言われると確かに、
すっごくゆっくりと鑑賞後ソファーで休憩して、も一回好きなのだけじっくり見れたかな(笑)
でも、なかなか充実してて良かったですよ?

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真ん中の。
歌川広重のこの絵、絵葉書を持っていたので、本物が見られて嬉しかったです。
左は 歌川国利 「しんぱんねこ尽」
右は 生田宏司 2002年

ネコ好きで有名な歌川国芳の作品も多めにコレクションされてました。
や、国芳で言うなら、もっと国芳まみれになりたい私にはもうちょっと欲しいとこでしたが。
竹下夢二もあった♪

レオナール・フジタも7枚もあったよ。
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実はレオナール・フジタを知らなかったのだけど、

くまたろうさんの
猫なんか呼んでないのに来るが、呼べば来ない」って記事で、これの再現写真があんまりで
吹き出したから、本家を認識した(笑)

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ついでに、画家があまりに印象的個性的ですっかり検索。
こんな濃い人だしパリで活動って言うから、ハーフかと思ったのに純日本人。
大正2年に渡仏。
トレードマークのおかっぱ頭は、お金がない時代に自分で切ってたのを忘れないためだとか。
オダギリ・ジョー主演で映画化されて、目下公開中なのね。
見たいなー。

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で、レオナール・フジタの猫の絵、ふわふわで、顔の線がピシッ。魅力的だったー。

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斎藤清 この方も猫のデフォルメが素敵で、何度も見にもどっちゃった。

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小松均 ほっこり♪

これこれ、絵としては別に~と思ったのですが、
言われを読んだら面白くって。
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今は群馬県太田市、昔は上野国新田郡下田嶋村の殿様、
4代150年以上に渡り、「ネズミよけの猫」として下々の者に売ってた絵らしい。

群馬県は昔から養蚕が盛んで、蚕を食べるネズミが悩みの種だったので、
退治する猫は重宝がられ、殿様の描く猫は特に効き目があると人気で、
殿の収入源となっていた・・・らしい。

たった120万石で、猫絵で小遣い稼ぎしてる殿様だったのに、
新田家、足利家という武家の二大名門の末裔ってことで、やたら尊敬されてるわ、
最後の絵かき殿さま俊純は、幕末の争乱では「新田官軍」を指揮して武勲をたてるわ、
娘が偉い人に嫁いだおかげで、明治には男爵に叙爵されるわ。

で、「猫男爵」と言われてたらしい。
ネズミで困るのは、蚕だけじゃなくて、輸出品のある船底でも、
殿様の絵はネズミ除けのお札と化してたので、海外からも「バロン・キャット」と
呼ばれたんだとかとか(笑)

こんな話が転がってるから、展覧会にふらっと入るのは楽しいな♪

まだ好きなものあったけど、とりあえず最後にこの絵。
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永島春暁 「猫の温泉遊び」
明治もまだまだ猫が幸せそうな絵で、嬉しい(笑)

猫にまみれました~♡


あ、息子ですか?一枚一枚、一緒に見ました。
親と一緒に歩くのも座るのも、そこを恥ずかしいと思う感覚がないのかもしれない。
さらに、帰りが下校時間と重なったから、知り合いに会うのとか
嫌がるかなあと私のほうが心配したんですが、
そういう感覚もないらしく。
のんびりまったり、一緒に歩いて帰りました(笑)


彼は本日またまた東京へ。
パッキングもなにもかも、気がついたら全部やってました。
大学スタッフのお迎えを頼むこともできるのだけど、
もう全部一人で勝手に行くつもりのようで。
JRの駅までは遠いから送っていくつもりの母にも
「送ってくれなくてもいいよ。
スーツケースころころして自分で駅まで歩いて行くから」って。
時間あったから送ってあげましたが。

前回は呆れるほど連絡がなかったので、今回は東京着いたら連絡してねと頼むと、
了解っ!(キリッ)
と、車を降りる姿は、もう170cm超えてすっかりお兄さん。

そのまま行ってしまった。

って、
おーい!おお~いっ!!スーツケース車に忘れちゃってるよー!(焦)

だから怖いのさ(苦笑)
雰囲気がすごくちゃんとしてるのに、大事な部分をすっかり忘れてること多すぎ(不安)

今回はお財布もちゃんと買って持たせましたよ。
スーツケース持って帰ってきてね~。
2月の授業も面白そうです。



昨日、パパが真鴨を獲って帰ってきました~。
そして今日は朝から仕事に行ってしまい、
私が羽毛むしり係です。
「鴨のオレンジソース」を食べたいっ!って思うことは、
まずこういうことをせねばならないってことですよね。
がんばろ。
そして、感謝していただきますね。
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by africaj | 2016-02-07 15:08 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(4)

先日借りたDVDで、息子と見ててとっても楽しくなった映画
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」



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「プリシラ」を思い出す親子ロードムービーだけど、
父でおかまって男の悲哀が、子供が見るには
ヘビーだったらしい(苦笑)「プリシラ」と違い、

エネルギッシュにポジティブで軽い感じは、
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大好きな「クール・ランニング」級に見てて楽しいっ♪
笑って泣いて見終わって爽快映画。
息子が、「ここ最近でオレの一番のお気に入り!」って
言ってましたから(笑)


ファミリー映画として、超おすすめっ♪


映画を一緒に見ること、美術館博物館に一緒に行くこと、夕ごはんを一緒に食べること。
この3つは息子が巣立つまで続けられますよう、母の密かな願いごと。


先日、この方が「はもと実山椒の佃煮」なるものを作られていて、
ものすっごく美味しそうだったので、
3人が揃う先週土曜日のお昼ごはんに、私も作ってみましたっ。
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仕上がりの色が私のほうが濃いのはなぜだろう(悩)
しかしこのはもの佃煮の上品なこと。
さっぱりした脂の乗ったはもに、味醂だけで甘みを加える味付け具合。
春に作って冷凍しておいた実山椒も、良い仕事してます♪
お弁当にちょっと添えるのも素敵。

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取り分けた頭と骨を煮だした、出汁と刻み海苔&山葵でさらさら頂きました。
おいし~っ♡
お出汁がなくなっちゃって、二膳目はほうじ茶でさらさら。
あらら、不思議にもお茶と合わせる方がより好評♪

はもは夏は落としで梅肉のせて、秋は出会いと名残りに松茸の土瓶蒸しに
そんな風でしたが、佃煮もまた粋で気に入りました!!
これは定番になる予感♡
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by africaj | 2015-10-22 13:43 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)

ロゼッタストーンのことを書いたのは4月のことでした。

あの日の写真を見ると、進度はレベル2の6。
現在は・・・
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って、この写真を撮って記事にしようと思った矢先
息子問題でめっぽう忙しくなって時間が経ってるので、
今現在の進度は、来週からレベル5に入るんです~!!
よくここまでがんばった!エライっあたしっ♡
なんとか年末前に少し余裕を持って終わらせられそう(ふ~)

ところで、
ロゼッタストーンって、日本語の解説なくて、
現地の赤ちゃんが耳で覚えるように言葉を覚えよう的教材なのに、
感覚でわかる前にどんどん進めないと1年で終わりきらないです。
喋れたのに忘れてきたって私と違って、
ゼロからの人はどうしてるんだろう?と不思議でした。
ロゼッタストーンやりながら、
納得出来ないことは文法書や辞書引きまくってるんだろうか?

ライブセッションは、私は週1回に曜日と時間に「ここでやる」って決めて
継続してきたのですが、
夏以降から一緒になるメンツが決まってきたのが面白いの。
それが、オレグ。
アメリカ西海岸に住んでるらしい、もう孫がいるおじさん。
私が朝だと、彼は仕事を終えてちょうど夜。
先生はいつも、「africa、今日の予定は?オレグ、今日は何したの?」となる(笑)
夜はだいたい夕食を済ませ、犬の散歩をして、スペイン語をやって寝る日課。
週末は庭いじりが多いらしい。

スペイン語を始めたきっかけを話すセッションの時、
「スペインが好きで、会話して通じたいから」なんて言いながら、
普通に話せてるので、上に書いた疑問
「ロゼッタストーンだけでそこまでになったの?」を聞いてみたくてうずうず。
でも、ある時のセッションで、
彼はドイツ語とフランス語が話せて、ロシア語も少々できると
言っていたので、そうなると感覚の習得も早いのかもなあと納得。

どんな顔かもわからないのに、妙に詳しくなっていくというのは、
本を読み進めていくような感覚で、面白いのでしたっ♪



言葉繋がりで、
先日見た映画の話を。
インド映画「マダム・イン・ニューヨーク」です。


階級社会のインドで、英語が話せる話せないは、直に階級を物語るわけです。
旦那さんは英語がペラペラ。
奥さんは英語が話せない・・・は、奥さんの家柄が低いということに。
子どもたちも英語の話せないお母さんを恥ずかしがって隠そうとするし、
バカにされる対象で。

ひょんなことでNYに4週間?ほどいることになった
主人公のシャシは、劣等感を払拭すべく、語学学校に通うことにする。
生徒は世界中から集まった、一風変わった英語に悩む社会人。
毎日彼らと過ごすうちに、
どんどん自分への自信を回復していくってお話。
これがねえ、すっごく元気のでる映画なのですっ。
それに、海外に出たことのある人には特に「あるある!」って
懐かしい、はじめてのおつかい的戸惑い満載で、他人事に思えないの(笑)

うちの息子は、この冬にオーストラリアの大会に行くので、
英語勉強しとけよ~って言ってるのに、どうも真剣味に欠ける。
だから、英語話せないとこんな辛い目に遭うって、
たっぷり疑似体験で冷汗かいてたのも、素晴らしかった~(爆)

大好きなインド映画「きっと、うまくいく」も、
ベースにあるのは学歴社会へのアンチテーゼでした。
「マダム・イン・ニューヨーク」は、家でお母さんを頑張るすべての女性の
葛藤がベースになっていて、どちらも
カースト制の名残りやヒンズー教の異文化インドなのに、
なぜか日本の教育問題やお母さんの悩みそのもの。
心のなかに直球投げてくる映画です。

よくあるアトラクションや踊り満載のインド映画と違う、
ちょっとオシャレで可愛らしいインド映画。
言葉の勉強してる人すべてに、それから
家の中の「お母さん」の立場に悩む人にも、心が青空になりますよ~っ!!
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by africaj | 2015-10-10 23:05 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(8)

ラグビーW杯で日本が南アに勝ったことを、パパがなによリ喜んでいました。

私はラグビーを見たことがないのです。
だからYoutubeで試合を見て、わからないながらすごいとは思ったけれど、
それがどのくらいの偉業なのかがピンとこなくて。

各国紙の「W杯史上最大の番狂わせ」の文字に
南アが優勝候補でかなり強いんだろうことがわかり、
「ラグビーはもはや一部のエリート国が支配する時代ではなくなった」との論評に、
オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・イングランド・フランス・スコットランド
6強が支配してきたことを知りました。

映画ウイークが続いている我が家。
一昨年12月に亡くなったネルソン・マンデラ南ア大統領の
葬儀の中継が、驚くほどに国際的で世界中が泣いていたのを見て、
マンデラ大統領関連の映画をずーっと見ようと思っていて。
クリント・イーストウッド監督の「インビクタス/負けざる者たち」を
ちょうど借りていたのだけど、偶然にも、南アのラグビーのお話でした。

南アのアパルトヘイトを終わらせ、黒人大統領が初選出され、
マンデラ大統領になり。
それまで弱かったラグビーチームは、
W杯の南ア初開催、初出場で奇跡の勝利を納めた。
その影にマンデラ大統領がいたという、
20年前の実話を元にした映画。

マンデラ大統領は言葉しかかけないし、
南アのラグビーチームも、特別なにかを始めたわけでもなく、
でもどんどん強くなっていくんです。
実話でなかったら、
こんな都合よく勝つわけないじゃない!って言いたくなるようなお話。
でも抗いようのない事実なのですよねぇ。

ただ、全編通してマンデラ大統領の
黒人と白人の融合する新しい国作りへの思いの強さと、
腰の低さ懐の広さ、その言葉の重みに皆が動かされていく感じ、
ゆっくりと国が変わっていく感じ、
チームの変わっていく気持ちが、違和感なくて描かれていました。

なでしこだって、東北の震災に結果を持ち帰って恩返ししようって思いが
W杯初優勝に繋がったというし。
人間って自分達に天命を感じると、馬鹿力が出るみたい。
スポーツの感動の番狂わせは、
いつも、なにかしら裏にそんなものがあったりするなと思う。

そうそう。
映画の会話の中に
20年前のW杯での日本の黒歴史が出てきました。
ニュージーランドに対して17-145って悪夢のような負けかただったのですねえ(汗)
「一試合にそんなに取れるものなのか!?」って、
映画の中でマンデラ大統領が言うのがまた、見てる日本人としてはとほほ。

ニュージーランドのオールブラックスに、南アのチームが勝つお話。
その枕詞に「日本が128点差で負けたオールブラックスに」が付くと、
ラグビー音痴の私も、映画になるような偉業だったとしっかり納得。


この南アフリカの「インビクタス/負けざる者たち」チームに、
20年後の、私ら高野山にいた時の日曜日に!!
日本が勝ったというわけで。
パパの喜んだのが分かりましたっ(笑)
なにが奇蹟かって(納得)


先日はスコットランドに負けちゃったけど、次は頑張ってほしいなあ。
心から応援したくなりました。

日本で中継もされない時。
錦織くんがテニス界の王者フェデラーを下した時も、
その後負けちゃったから、あれはフェデラーが調子悪かったとか、
偶然とか言われたけれど、
その後やっぱり世界舞台に出てきたものね。

今回勝つか負けるか以上に
日本ラグビーチームがこの先世界に出てくる兆しかなって、
今後を期待したくなりましたよぉ。



・・・ということで、南アに対しての日本の勝利。


頑張って頑張ってトライしてる姿が泣けました。
バレーボールのW杯も感動しまくったけど、日本のチーム強くなりましたよねえ(じーん)


ちなみに映画「インビクタス/負けざる者たち」、心が暖かくなる話でした。
よかったー。
大好きなモーガン・フリーマンのマンデラ大統領がまたぴったりでねえ。
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by africaj | 2015-09-29 09:30 | 本と映画と美術展と演劇と | Comments(6)