カテゴリ:息子のはなし( 114 )

本日はようやく、中1の息子をターナー展に連れていけました。

若いころに描いた絵に感動してました。
特に、彼が11歳で描いたという絵には、やっぱりため息(笑)
それに比べて、年取ってからの絵は全く好きになれなかったらしい(苦笑)


中1の率直な感想。
イギリスを代表する国民的画家であるとともに、西洋絵画史における最初の本格的な風景画家の1人。
この肩書を持つ大画家に対して、賞賛以外の感想を持つのは
恐れ多いことかもしれないのだけれど。

確かに、ロイヤル・アカデミーに入る前の絵は、独学なので、
ピュアな情熱で絵ができていて、本当に気持ちがいい。
アカデミーに入ると、「売れる絵」を追求するようになっていくから・・・なんでしょうね。
イギリス人の好きな「情緒的な風景画」を描けば売れるから、描くようになるターナーがいて、
スペクタクルを表現することが望まれれば、そう描くターナーがいて。
脚光を浴び、パトロンがつき、彼らの望みを描くターナーがいて。
売れなくなってきて、より「売る」ための仕掛けを追求するターナーがいて。

抽象画的で未完成ではないかと言われている数々の晩年の作品については、
前回聞いた、ターナー研究をされてる学芸員の話では、
晩年の彼は、絵を売るためにわざと絵を完成させずに絵を飾り、隣近所の絵を見てから
差別化できるモチーフをその場で描き込んで、よりアピールしていたとか。
数日の展覧会の最終日、買い手が興味をもってくれたところで、好みのモチーフを
描き込んであげて、絵を売るのだと。
つまり、買い手が決まらないと完成しない。
それで多くの未完成な抽象画が晩年には多いのだとの話でした。

そんなことを、いかようにもできることが、天才の所以なのだとは思うけれど、
絵を売ることが最大の前提なんだなあと。
画家は絵を売るために描いているとはいえ。

なんだか、そんな印象を強く持ったのでした。

見終わってから電車の中で
「絵を描く仕事って、大変なんだねぇ・・・」と息子がしみじみ言っておりました。
「売れる絵を描いて、売れたターナーも大変そうだし、
生涯1枚しか売れなくて、弟が支えてたゴッホも大変だったし。
昔も大変そうだけど、でもきっと現代はもっと大変なんだろうね」って(苦笑)

そしてしばらく黙って考えてから、なにを言うのかと思ったら、
「でも、モネは幸せそうだよね。
だって、自分の好きな絵を描いてたのに、みんながそれが好き好きって買うんだもんね。
いいなあ~」って(爆)

色々頭の中でぐるぐるしてるみたいでしたが、
漏れ聞く言葉が面白くて、私は思わずくすくす笑っておりました(笑)



さて。
NYのお友達から、
メトロポリタン美術館で開かれてるウイリアム ケントリッジの展示公開が、京都に来るから、
是非息子を連れて行ってあげるといいよとのメールを受け取り、
行くつもりでいます。
なんか、面白そうです。
ウイリアム ケントリッジさん、私は知らないんですが。




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パパと息子の冬のお弁当は、
スープジャーで汁物を付けてあげるのがもう2年くらい定番になってます。
今日も明日も、極寒。
寒い寒い中をみんな頑張って出て行くので、
ジャーを2回温めてなるべく保温性を高めて、
熱々のお汁をジャーに入れて、お昼ご飯にスープを欠かさず付けるようにしてます。

家で作ったものが、保温されることでさらに美味しくなるらしくって、
パパもいつも「本当に本当に美味しい」と喜んでくれます。
息子も毎日持って行くのですが、たまに周囲に飲ませてあげてたら、
最近なんだか徐々にみんなも持ってくるようになってるらしい(笑)

明日は豚汁だよーっ。




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by africaj | 2014-02-07 00:57 | 息子のはなし

中1とデート。

受験シーズンなので、息子も学校がお休みになる日がポツポツ入ります。
いっぱい心配した去年の今頃を思い出すと、今年の子どもたちにエールを送りたくなります。

祭日じゃない学校のお休みの日は、絶対に空いているから、
「ターナー展」に行こうと約束していたのですが、
こっちに先に行きたいって、チラシを持ち帰ってきました。

自分から「ここに」行きたいって言うの、はじめてなので、うれしくて、
本日はこちらに。
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「失われた風景を求めて」(神戸ゆかりの美術館)
学校で見つけたチラシ、家に辿り着くまでにヨレヨレ(笑)
チラシの写真が、なにより格好いいなって思って、見てみたくなったんですって。

昨今1000円1500円ほど入場料するものが多い中、大人でも200円なので、
あまり期待していなかったのですが、なんだか良かったです。
神戸という土地柄だから、これほどに面白いんでしょうね。
NHK朝ドラ「カーネーション」の糸子のお祖母様の生活を思い出すような風景。
大型船の見送りに、和装に混じる可憐なワンピースのモガ、カンカン帽を振るモボが
詰めかける神戸港の埠頭のモノクロ写真。
外人居留地で人力車を降りた黒マントに山高帽の紳士のエキゾチックな写真。
コロニアル調の町並みに、英文字と漢字の当て字看板、日本じゃないみたいであり、
日本でもある世界が切り取られてました。
その時代の油絵、版画も時代の匂いがあって。

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居留地に昔あったらしいトンプソン商会。
その場所を、写真家も画家もいろいろな角度で描いていて、それも面白かったです。
見てみたかったなあ。
今でもあって、カフェにでもなっていたら、どんなに素敵でしょうね。


息子が、こんなにじっくりと絵を楽しむようになってるのにも感心しました。

そうそう、「モダンガール」って漢字だと「毛断女」と書くんですって!(衝撃)
着物に日本髪から、洋装にボブカット大流行はわかるけど、あんまりな当て字(苦笑)



さて、久しぶりに母子のデート。
お茶でも‥・って思ってたら、「じゃ、帰ろうか」ってあっさり。
ごちそうしてあげるよ~って言ったのに、
別にお茶飲みたい風景じゃないから、飲まなくていいって。
見たいもん見て終わりかいっ(しくしく)
さかさか駅へ直行するんで、寄り道なしで帰宅です。
ちぇっ。男と女の違い?
そんなんじゃ彼女できないぞーっ(ブツブツ)



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朝は晴れてて、気持ちのいい日差しでした。
ナスのミートグラタンの残りを乗っけたパンと、カフェオレの朝ごはん。
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by africaj | 2014-02-03 17:26 | 息子のはなし

長ぐつ愛 と 鯛茶漬け

今日はけっこうな雨が降ってます。

「今日は長ぐつ履いていこ~」
コーナンで買った釣り用の安い長ぐつ、嬉しそうに履いていきました(笑)

ほんと、長ぐつが好きな子です。
しかも、履きがいのある雨だと特にうれしそう。
中学生で男子で、長ぐつはく子、息子一人だそうですが気にしない。
私なんて、長い人生で何回履いたかなあってほど疎遠だったな。。。

普通の日は、クロックスのスリッポン。
雨が降ったら、長ぐつ。
とりあえず学生生活はこのままブレずにいくに違いない。
いや、会社員になっても。。。
あ、スーツで長ぐつは想像つくのに、会社員になってる姿が想像できない(汗)

我が息子ながら、面白いやつです。



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昨夜のごはんは「鯛茶漬け」。
鯛、すごい脂のってて美味しかった~。

胡麻ダレは、
擦った煎りゴマにごまペースト半々くらいで混ぜて、
卵黄、みりん、砂糖、酒、醤油で味付けたもの。
(いつも目分量なんで、こんど分量計っときます・・・)

鯛の刺身は、広く薄くなるよう刃先を寝かせて、引き切りに。
1膳目は、そのままご飯と。
2膳目は、青ネギ、きざみ海苔、わさびを添えて、アツアツのほうじ茶を注ぎます。
表面が白くなって、鯛のいい出汁も出て。
さらさらと何杯でもいけるから、危険(笑)

家族みんなの大好物ですっ。




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by africaj | 2014-01-30 15:45 | 息子のはなし

映画とぬか漬け。

昨日、ふと、息子が言いました。

d0180447_10151215.jpg映画「カリオストロの城」の最後のとこで、

「あの方は、なにも盗んでなどいませんわ。」

「いえ、奴は大変なものを盗んでいきました。
あなたの、心です。」


・・・って場面あったでしょ。


俺小さいころ、はぁ~~~?って、
ずーっとわかんなかったんだけど、
最近、やっとわかったわ。
(最後に見たの、小3くらい?セリフは全部覚えてたからすごい)

小さいことなんですが、微笑ましくて笑っちゃいました。
こういう成長を見るって、うれしい。


中学一年生で映画をこんなに見てる子はいないんじゃないかというほど、見てます。
最初は、興味が無いものを一緒に見るのを嫌がったのですが、
映画が面白いかどうかじゃなくて、「家族の時間」だからいるべきって、
わかってもわからなくても、一緒の空間にいようよと。
今わからなくても、絶対いつか「あれって・・・」と思うからって、ほぼ強制的(笑)
いつの間にか、借りたDVDを見る時は必ず全員で時間を合わせるようになってました。
少しづつ、映画の場面が断片的に、息子の会話にも出てくるようになって、
楽しいです。
映画に仕込まれた、昔の映画のパロディとかも、あ!ってわかるようになってきたし。
「映画の記憶」。これ、私達からの息子へのプレゼントのつもりです。


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「今朝はぬか漬けでご飯食べたいけど、ある?」
寝坊して時間ないくせに、突然のオーダー。
今晩用にと漬けてたきゅうりを慌てて取り出してあげました。

ちょっと前まで、どんなに「美味しいよ~」って言っても全く興味がなかったのに、
しょっちゅう「今日、ぬか漬けある?」って聞かれます。
夫婦二人分だったから冷蔵庫で管理していたけれど、外に出して
早く漬かるようにしなきゃいけないかな(笑)
お漬物の美味しさがわかるようになったのも、成長なのかなって思ってます。
あとは、佃煮の美味しさがわかってくれたら、
おかずがない時、ラクチンなのに(私が 笑)

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気がつくと、このぬか床も継ぎ足し継ぎ足し三年目。
野田琺瑯のつけもの容器、我が家の大きくない冷蔵庫にも場所を取らなくて、
便利だからかな。気温に左右されないから漬ける計画が立てやすいの。

子供の頃からずーっとぬか漬けを食べて育ってきた私。
たぶん台所で最初に任せられた役目が「ぬか床かき回すこと」。
この前、テレビのぬか漬け特集でのクイズ、全部知ってました。
母がやること、全部見てきたから。
こういうのが「知らずに身についてる」ってことなんですねえ。
親子で過ごした時間のおかげ、すごい。




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by africaj | 2014-01-24 11:05 | 息子のはなし