ミツバチの危機から見えてくる、我らの生活の今と未来。

遺伝子組換えと、品種改良ってどう違うの?とか言ってた私ですが、
真面目に勉強する気になった出来事がありました。
で、よくわかりました、その大きな違い(汗)

あのね、2週間前のことですが・・・
7月末に、日本でこんな遺伝子組換えが承認されたのです。
「除草剤グリホサート誘発性雄性不稔、チョウ目及びコウチュウ目害虫抵抗性並びに
除草剤アリルオキシアルカノエート系耐性トウモロコシ」。

これがどういうトウモロコシかと言うと、

除草剤グリホサートを撒いても枯れないで、
さらに何度もグリホサートを撒かれて耐性が出てきた雑草にもっと強い
ベトナム戦争で使った枯葉剤、除草剤アリルオキシアルカノエートを撒いても枯れないように
遺伝子を操作しよう・・・つまり、除草剤を一面に撒いてもとうもろこしだけ畑で生き残れる。
ついでに、蝶や昆虫が食べたら死ぬ毒性を持てば、
虫に食われることなくて、「無農薬」で育てられるトウモロコシになる遺伝子組換えをする。
さらに、普通は一本で雄穂と雌穂を付けて受粉ですが、他から人工的に交配させる方が
一本で受粉するより収穫が増えるため、花粉を作らないトウモロコシにしちゃえ!
って、育てるのに楽チンでたくさん収穫できるよう遺伝子デザインされたトウモロコシを、
日本の農家さんが助かるからと、日本政府は輸入を許可したというわけです。

※最新承認案件 (←クリックで表に飛びます)


かなり気持ち悪いものが作られていて、日本に入ってくることが決まったわけです。
すごいな~。もう近未来映画より近未来w
これらの多くは、人間用ではなく家畜のエサだからと説明されますが、
表示義務の甘い日本で「価格破壊」で安さ追求型商売の、コスト削減の頼みの綱になってるとか。

トウモロコシ。大豆。小麦…すでに176品目の農作物の許可が降りちゃって。
例えば30年前のトウモロコシとはすでに違う、でも見た目に全く同じものが生活に入り込んでる、
日本の野菜の「今」なわけです。


牛乳も同じことが言えて、
最近やたらと短絡的「牛乳=悪」説を聞くし、その流れで牛乳飲まない豆乳を飲むって人も増えてますが、
牛乳が悪いわけではなくて、その育てられ方が大きく変わってきていることが問題で。
50年前、せめて30年前の牛乳にしても、今の牛乳と見た目一緒なのに、かなり違うわけです。
生産量を増やすために、研究され開発され、休みなく常に出産スイッチが入ってるようにして
極限まで搾乳されて短命で使い捨てられるように社会が変わってしまった。
牛が病気にならないようホルモン剤を打って、お乳が腫れないように抗生剤を飲ませ無理やり絞ってる牛乳が、「悪い」。
でも、そういう酪農に疑問を持ち、牛のキャパを考えてミルクを搾り売っている酪農家もいるわけです。
ちなみに低温殺菌に出来る牛乳は味を偽れないので、酪農家への信頼に通じます。
カルシウムや健康のために飲むんじゃなくて、美味しいから、好きだから飲むくらいが良いわけで。


私は日本ミツバチを飼いたくて調べたり、人に会いに行ったりしているのですが、
無肥料農法の勉強を始めたのも、ミツバチからです。
日本ミツバチがアカリンダニの猛威で絶滅しかけていることは何度も記事にしてきましたが、
これは世界的にミツバチが危機に陥っていることの原因や現状のレポ。



1時間のレポなので長い~(汗)、でも内容が濃かったです。

アメリカ人の暴力的な大規模単一栽培での西洋ミツバチの家畜化で、単一の花粉では
微量栄養素が偏り、蜜を集めながら餓死する現状と、その対策にたんぱく質とビタミン栄養剤と
抗菌薬を与えて、無理やり元気にさせてきたことで新たなダニ害と短命の負のスパイラルを生んでることがわかります。
ミツバチがもし絶滅したら収穫量がぐんと減る危惧に、ミツバチロボットの開発を考えるという、
振り返って改める気はない思考のおかしさも含め、
ミツバチの現状レポを見ているのに、癌やアレルギー、新種の病原菌が次々出てくる人間界の「今」
が重なってきます。
雑草、野草を育てることから始まった「農業」が、長い年月で徐々に研究されてきた、
誰にも簡単で苦労少ない「慣行農法」が広められ、多くの人が実践するようになったわけですが、
収穫量を増やす目的で使われるようになった「肥料」と「農薬」・・・と思うでしょう?
実は、肥料と農薬がないと育てられなくするって、ビジネスに牛耳られておるわけです。
っていう、今のエゴイスティックな農業のやり方がわかりやすいです。

ご興味ある方は是非どうぞ。
ちなみに私はスコットランドの養蜂に感動と希望を持ちましたよ~。
岡本よりたかさんの農法を知った時みたい♪



家庭を守る主婦としては、
値段だけで選べるほど単純じゃなくて、とっても面倒くさい世の中になったものだとため息。
たぶん世界の仕組がもう健全な昔に戻れはしないのだとしても、癌やアレルギーや知らない脅威を
回避するのに、個人的に努力ができるとしたら、
せめて日常的に食べているようなものは大量生産されたんじゃないものを探すか、
もしくは自分で作る。
この二択になってきたなとつくづく思うのでした。

それと、単一栽培の花から採蜜して餓死するミツバチの話から感じたのですが、
飛び交う情報に恐れすぎて、残されたクリーンで良いものだけを摂るってことよりも、
毒性だ残留農薬と騒がれるとしても、幅広く多くのものを摂る方が
ほどほどに相互で解毒になったり、悪いものの量も満遍なく少なく済むわけだし、
どんぶり勘定でバランスとるのが、より自然で結局は身体以上に精神的に健全だな~と思ったのでした。

などと、個人的な感想文、書いてみましたw

ってことで、売ってるもの以外もなんでも食材にしようと思います。
ジビエに野草、発酵、私がまだ手を出してないのがキノコだな。
来年はキノコの勉強もするぞーって、暗澹たるものも360度回るとポジティブになる不思議w


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Commented by cyobihakessekida at 2017-08-11 14:06
自給自足は出来ないので、
なるべく、減農薬の野菜を買って食べるぐらいしかできないですね~~。
もう十分生きたなあ~と思えるので、どうでもいいやと思う自分もいますが(笑)
Commented by daikatoti at 2017-08-11 18:29
いろいろ考えると、もうなるたけ食べないのが健康に一番いいのではないかという結論に達しております。
お若い方育ち盛りの方はそうもいかないですね。
「秋刀魚の味」とかの監督なんていったっけ、ああいう時代の映画に出てくる食生活が、ずいぶんシンプルなんですよ。
別にあれでもいいんだって思いますよ。
みんな生きてたんだから。
ひと昔前の小説の中に出てくる食事も面白いです。例えば細雪とか、あの辺の。
Commented by jasmine-boo at 2017-08-11 21:36
東北の震災の後、当時は妊婦でしたから食の安全にすごく気を使っていました。
でも、もっとすごいことが、もう後には戻れないことが人間の操作によって行われているのですね。
私は人生後半戦ですが、子供たちの将来を考えるととても心配です。
食育でもこういうことを教えてほしいと思いました。
でも、生きるためには食べなければいけないので、私も丼勘定で精神的に健全な方を選ぶと思います(^-^)
Commented by vinge at 2017-08-12 11:42
「緑の世界史」の後編が怖くていまだに読めない私です。苦笑
まー、そうやって歴史をたどってくると、足し算しか考えない人間に自然界が大きな引き算をする繰り返しのような気もしてきます。でも、逆に考えることもできて、大きな引き算があるから、それに立ち向かってきたのが人間とも言えるんですよね。

それはともかく、じゃあ、自分や子どもらの身の安全は?ってことになると、なんにせよ、何かに徹底することが苦手でストレスになってしまうので、やっぱり「ほどほど」で手を打つとこに落ち着いてますね。
あと、徹底したら破産してしまうしー 爆
それと、絶滅危惧種って言われてるものも食べない我が家ですww (あ?ただのビンボー??)

暗澹たるものも360度回ってポジティブ! 
おーー。それはいいよね。私も同類よ。(笑)

Commented by africaj at 2017-08-12 16:30
> cyobihakessekidaさん

私も人生半分を健康で楽しく生きたので、自分に関してはどうでも良いかなw
息子ですね・・・子供の世代は、ここから始まるなんて可哀想すぎて(涙)
ほとんど、逃げ場なくゾンビに追い詰められるのに似てますね。

Commented by africaj at 2017-08-12 16:42
> totiさん

あはは、確かになるたけ食べないのがいいかもw
「秋刀魚の味」小津安二郎監督ですね!
あの時代前は、魚か鶏肉しか食べてなかった日本ですし、基本は野菜か米だし。。。アワヒエの時代もあるし。。。
モンゴルの秘境で一緒に過ごさせてもらっていた部族は、トナカイを飼っていたのですが、
肉にするとそれで終わるでしょう?だから、ずっとミルクのために飼っていて、
食べ物はトナカイミルク(高脂肪で世界最高に甘くて美味しい!)とミルクで作るチーズと、
物々交換で手に入れた小麦で焼くパン、バター茶・・・だけで生きてるんです。
年に何度かトナカイの干し肉を作ってご馳走にするけれど。
今思い出してもやっぱりすごいかも。来る日も来る日もそれだけで生きてるのだから。
私もしばらくそれで生きてた(体重減らなかったしw)
みんな痩せてるけど、山を歩いて一年中移動して暮らせる体力もあって、栄養失調ではないな。
人間って、もしかしたら大丈夫なのかもですねえ。
Commented by africaj at 2017-08-12 16:54
> jasmine-booさん

東北の震災の時は食の安全って騒がれてたのに、今マスコミが騒がないのが不思議ですよね。
内部告発、地域の風用被害、それは安全なものがあるから暴けるのかもしれないですね。
世界が(実際はアメリカが始めて今アメリカ影響圏が、で、ヨーロッパはまだ規制が強いですが)もう逃げ場がないものは混乱させないよう触れないのかなあ?
そうなのです、子どもたちの将来にもろに影響されてくるので、考えないわけにいかなくて。
食育でこれを教えると、拒食症増えそうですがw
一番は精神的な健全ですよねっ。是非どんぶり勘定の中に買ったものと同時に、野草を食卓に取り入れることをおすすめしますよー。野草が一番無害です♪
Commented by africaj at 2017-08-12 17:07
> くまたろうさん

「緑の世界史」ってこんな風なことも含めて書いてあるの?じゃ、読もうかなw
なるほどね、足し算、今は掛け算。
立ち向かてた時代は気概あったけど、今ってついに自然を制した気になってるのがやばい。

そう、大きな流れは変えられないとして、激流の泡沫のよな存在だけど現代を生きてる「我が家族」の安全は?これに尽きます。
子供が病気になったら悲しいから、なんとか守らなきゃ!
って考えて360度回ったんですが、
やぱし、ほどほどっすよね(笑)
いやほんと、徹して身体が大丈夫かもしらんが、精神を病んでは。懐も病むし。

ところで、食べるチャンスある絶滅危惧種ってなあに?
Commented by cyobihakessekida at 2017-08-12 20:14

もしかして うなぎ?
Commented by africaj at 2017-08-12 20:41
> cyobihakessekidaさん >くまたろうさん

なるほどおおおおお(ポンと膝を打つとはこの事!)



Commented at 2017-08-12 21:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 小梅 at 2017-08-13 16:30 x
大企業の儲けしか考えてない、環境一切無視の利益追求にはがっかりしますよね…なるべく無農薬で安全な物を食べるようにはしてるけど中々手に入らない物もあったりですよね。

ミツバチと生活できる日がくるといいですよね〜うちの母の知り合いのお家の屋根裏にミツバチが巣を作り柱をつたって蜜が流れてくるそうですwいいなぁwスズメバチじゃなくてミツバチの巣なら歓迎ですね

くーま君頑張ってますね!!応援してます
by africaj | 2017-08-11 10:51 | 世の中のお勉強 | Comments(12)