マイナースポーツ最高っ♡ と 戦利品

今週は4日間通しで、息子の日本選手権でした。

息子がやっているのは、2006年に開発された艇種で、
日本に2008年に入ってきて2009年からレースが始まった海上スポーツなので、
日本選手権と言っても、遠方からも来てるけど、メインは関東と関西で、
集まってもまだまだすごく小規模。

だからだと思うのですが、雰囲気がいいのです。
子どもたちがとにかく楽しそうにやってる。
親は蚊帳の外、主役は子供って感じの世界。
親は付き添ってもいいけど、場を外してお茶してのんびりでいいのです。


息子が小学生の時にやっていたのは、
もっと古くからある艇種のもっと大規模なレースだったのだけど、
子供よりも親たちが熱過ぎて、すごいことになってたんです。
勝つためにと、大学体育会のような精神論を取り入れはじめ、
遊びを排除して、子供はまじめに練習しなきゃ怒られて、
親も、子供を頑張らせるためには練習中に遊びに行ってはいけないルールができ。
大会は全員が同じ宿に泊まって、お母さんが早朝から体調管理や雑用に走り回り、
お父さんは子供を一日中海上でサポートし、遅くまでミーティングをし。
遠征で観光もグルメも許されず。
大所帯で動くほどに嵩む必要経費に経済的な文句を言ってはならない。

それだけ足並みそろえて、毎週のように会って、
仲がいいかと言えばそうではなく、表面的で政略的で。

4年間頑張ったけれど、親のほうが挫折したんです。
息子はこのスポーツが大好きで、成績もかなり良かったので、
やめさせるのは悩んだけれど、ごめんネと言って家族で撤退したのです。


スペインにいた時、息子のスイミング教室がゆるすぎて、これでいいのか!?
という記事を書いたとき、
日本は厳しすぎて、好きだったはずが嫌いになってしまった。
だからスペインが羨ましいってコメントをものすごくいっぱいいただいたのを覚えてます。
スペインの場合は、コーチはあまりアドバイスもしないので、
センスのある子しか上手くならず、日本みたいに段階踏んでくれたらなあって
思ってたものなのですが。
思い知ったというか。。。
いや、やぱり大人が子供本人より熱くなっちゃったら、どこかが歪むと思うな。


スペインで、パパは空のスポーツをやってて、ワールドカップでスペイン代表だったんです。
そのスポーツも、まだまだ新しい部類だったから、
サッカーや野球や水泳よりも、ずっと世界が近いスポーツでした。
若者スポーツだから、みんなできるだけ余計なところにお金を使いたくなくて、
国内リーグ開催ってなると、キャンプ場にそれぞれがテント張って、
大会に挑む選手が多かった。
夜はがんがん遊んでた。
もちろん遊ぶ遊ばないも自由の個人主義。
朝ヨレヨレで大会参加(笑)
もちろん勝ちたい気持ちも強いけど、「大会は祭だからさー」って。
すごくいいなあって思ったんです。ナチュラルで明るくて。

それが、私やパパのスポーツへの関わり方の基本になってます。
私なんて、ずーっと日本の所謂スポーツ界できゅうきゅう苦しんでやってて。
社会に出て、学生時代やってたスポーツ全部足を洗ってほっとしたのですが、
スペインに行って、スポーツに対する考え方が大きく変わりました。


立ち返って。
息子は辞めて4年のブランク後、
このあたらしい艇種をやらないかって声かけてもらって。

当時、一回の練習を休むと、2倍練習しないと元に戻らないと言われて、
信じて毎週精進してたのが嘘のように、
3月の大会で6位に入賞して。
それから練習らしいことはほとんどできていないけど、
4日間の大会そのものが、息子にとっては最高の練習で、
日を追うごとに調子を上げて、
先週の大会では、総合3位、チームレース2位で表彰されてました。

な~んて順位を書くと、すっごく見えますが、
わずか20艇前後での戦いで、高校生もいるけど小3の小さな子もいるレースなんです(笑)
もちろん、12歳以下、16歳以下、それ以上って表彰は別れるのですが。
これで、日本選手権(てへっ)ですねっ。

メジャースポーツと違って、マイナースポーツだからこその、
「楽しんで、どんどん自分で上達していける」のどかな環境で
そういう仲間と出会えて、遊ぶようにレースして、世界大会までいけちゃう♪

ようやく、息子がそんなスポーツに巡り会えたことが、親子共に嬉しいです。
行列にわざわざ並ぶより、空いてるところを楽しむように、
エベレストを目指すのもカッコいいけど、もっとずっと低い山で
出会いを楽しんだり景色を楽しむような、息子にはそんな世界にいて欲しかったから。

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でも、大活躍だったらしくて、息子のために急遽作ったという「敢闘賞」をもらい。
特別に、一線で活躍のワールドセ―ラー2人と息子とでチームを組むという余興で、
優勝チームとの対決戦をやらせてくれるという、ご褒美が最終日に贈られて。
ちっちゃい子達が日を追うごとに息子の舎弟になっていき(ちびっこキラーなんです 笑)
同年代のライバルからは「秋に江ノ島の大会に来いよ」って誘いを受け。
いっぱしのスポーツ青春ドラマのような展開だった今年の夏休み。
私は送迎だけでノータッチだったから、その活躍はあとで話を聞くばかりだったけど、
直接見るよりもすごく幸せな気持ちになりました。

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さらに、もらってきた戦利品もいいもんばかりっ♪
パディントン帽みたいなのも欲しかったけど遠慮して、
可愛いけど高すぎて買えないJIBのトートバック!!は早速母が横取りしました。
「子育てご苦労様で賞」ありがとーっ(爆)
えへへ。
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by africaj | 2015-08-08 17:50 | 息子のはなし