芋がらの炊いたん と なすの田楽

私が関西から東京に引っ越したのは、小5の頃。
越した家の周囲は畑に囲まれてました。

初めての年の秋、関西育ちの母がソワソワと前の畑を気にしていると思ったら、
掘った後の芋がらが、ずーっとほったらかされていることでした。
「あの芋がら、どうするのかしら。捨てちゃうのかしら。もったいないわ」
恥ずかしさもあって、迷い迷って、もし捨てるなら・・・と頼んでもらってきました。

どうするのかと見ていたら、せっせと葉っぱを落として茎だけにして、
物干し竿にどんどん干してカラカラにして。
それを水で戻して、野菜の炊合せに。
この年の秋から冬にかけて、芋がらが毎週食卓にのぼったのでした。

芋がら、
初めて食べた時の食感のシャクッとした不思議な歯ごたえが大好きになり、
喜んで食べたのを覚えてます。
母が干してるのを見たのだろう、お百姓さんは、
翌年からは自分の家でもやるからと、分けてくれなくなって、
残念にも手に入らず、後にも先にも芋がらを食べたのは、その年の秋だけだったのですが。

私は芋がらのことが忘れられずに、
ずっと「芋がら食べたいなー」って思ってた気がします(笑)
先日、道の駅で見つけた時は、思わず即買いですっ。

昨日は、芋がらの炊いたん。
前日から芋がらを戻し、
朝から干ししいたけを、冷蔵庫でゆっくり戻して。
春に水煮の瓶詰めにしといた竹の子、それと人参で。
芋がらはお出汁をいっぱい吸うので、味付けは薄めで、
炊いてから、冷まして味を含ませるので、簡単だけど時間がかかります。

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私の好きな芋がらの炊いたんを、みんなにも美味しいって言ってもらいたくて。
肉食の男衆に喜んで野菜を食べてもらうのに、
飽きない取り合わせを少量ずつなら、喜ぶかなあって
芋がらの炊いたんと被らないよう、焼き物蒸し物酢の物・・・組み合わせてったら、
1汁5菜も作ってました(出来上がってから数えた 笑)

舞茸の合わせ味噌の味噌汁。
芋がらの炊いたん。
アボカドの梅和え。
緑なすの田楽。
くきむらさきのナムル。
鶏の酒蒸しのわさび醤油添え。

先日買った内側がホウロウ引きの鉄瓶は、冷酒を入れるのにもってこい。
ちびちびやりながら、秋の夜長を楽しみました♪


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なすの田楽。
私は素揚げしてから、田楽にするのが断然好きなのだけれど。
油を思い切り吸ってるナスもいかがなものかと。
フライパン焼きで、素揚げに匹敵する方法を何度も試しては、納得できず。
今回は、さいの目に切り目を入れて、ある程度ごま油を染ませて、
フライパンで蓋して表と皮目を5分ずつほど焼いて。
田楽みそを乗せてから、アルミフォイルを器にガスコンロで弱火9分。
とろとろになりました~。
緑なすは田楽に美味しいとのこと。それもある気がします。

なすの田楽、好きなんです。
この秋は、もっと田楽の美味しい焼き具合を追求したいなあ。
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by africaj | 2014-09-13 14:55 | うちごはん