息子とターナー展 と スープジャー

本日はようやく、中1の息子をターナー展に連れていけました。

若いころに描いた絵に感動してました。
特に、彼が11歳で描いたという絵には、やっぱりため息(笑)
それに比べて、年取ってからの絵は全く好きになれなかったらしい(苦笑)


中1の率直な感想。
イギリスを代表する国民的画家であるとともに、西洋絵画史における最初の本格的な風景画家の1人。
この肩書を持つ大画家に対して、賞賛以外の感想を持つのは
恐れ多いことかもしれないのだけれど。

確かに、ロイヤル・アカデミーに入る前の絵は、独学なので、
ピュアな情熱で絵ができていて、本当に気持ちがいい。
アカデミーに入ると、「売れる絵」を追求するようになっていくから・・・なんでしょうね。
イギリス人の好きな「情緒的な風景画」を描けば売れるから、描くようになるターナーがいて、
スペクタクルを表現することが望まれれば、そう描くターナーがいて。
脚光を浴び、パトロンがつき、彼らの望みを描くターナーがいて。
売れなくなってきて、より「売る」ための仕掛けを追求するターナーがいて。

抽象画的で未完成ではないかと言われている数々の晩年の作品については、
前回聞いた、ターナー研究をされてる学芸員の話では、
晩年の彼は、絵を売るためにわざと絵を完成させずに絵を飾り、隣近所の絵を見てから
差別化できるモチーフをその場で描き込んで、よりアピールしていたとか。
数日の展覧会の最終日、買い手が興味をもってくれたところで、好みのモチーフを
描き込んであげて、絵を売るのだと。
つまり、買い手が決まらないと完成しない。
それで多くの未完成な抽象画が晩年には多いのだとの話でした。

そんなことを、いかようにもできることが、天才の所以なのだとは思うけれど、
絵を売ることが最大の前提なんだなあと。
画家は絵を売るために描いているとはいえ。

なんだか、そんな印象を強く持ったのでした。

見終わってから電車の中で
「絵を描く仕事って、大変なんだねぇ・・・」と息子がしみじみ言っておりました。
「売れる絵を描いて、売れたターナーも大変そうだし、
生涯1枚しか売れなくて、弟が支えてたゴッホも大変だったし。
昔も大変そうだけど、でもきっと現代はもっと大変なんだろうね」って(苦笑)

そしてしばらく黙って考えてから、なにを言うのかと思ったら、
「でも、モネは幸せそうだよね。
だって、自分の好きな絵を描いてたのに、みんながそれが好き好きって買うんだもんね。
いいなあ~」って(爆)

色々頭の中でぐるぐるしてるみたいでしたが、
漏れ聞く言葉が面白くて、私は思わずくすくす笑っておりました(笑)



さて。
NYのお友達から、
メトロポリタン美術館で開かれてるウイリアム ケントリッジの展示公開が、京都に来るから、
是非息子を連れて行ってあげるといいよとのメールを受け取り、
行くつもりでいます。
なんか、面白そうです。
ウイリアム ケントリッジさん、私は知らないんですが。




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パパと息子の冬のお弁当は、
スープジャーで汁物を付けてあげるのがもう2年くらい定番になってます。
今日も明日も、極寒。
寒い寒い中をみんな頑張って出て行くので、
ジャーを2回温めてなるべく保温性を高めて、
熱々のお汁をジャーに入れて、お昼ご飯にスープを欠かさず付けるようにしてます。

家で作ったものが、保温されることでさらに美味しくなるらしくって、
パパもいつも「本当に本当に美味しい」と喜んでくれます。
息子も毎日持って行くのですが、たまに周囲に飲ませてあげてたら、
最近なんだか徐々にみんなも持ってくるようになってるらしい(笑)

明日は豚汁だよーっ。




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by africaj | 2014-02-07 00:57 | 息子のはなし